桜の参道を楽しみながらゆっくり歩きました。
ヒヨドリでしょうか、桜の花をつついています。
咲いた桜が、茎と一緒に木の下に落ちていつのは、彼らのいたずらでしょう。
青空だったらいいのになぁと、何度も思いました。
鮮やかな朱色は、ボケの花です。
ムスカリの青い色も、桜の木の下で映えています。
紅詩垂れがあるのですが、これはもう既に、花の盛りが過ぎてしまっています。
ひっそりと十三重の石塔が建っているのも、趣きがあります。
一番奥に建立されている、御廟です。
何人かの信者さんがお詣りをしていました。
桜の花の咲く中で、花に守られるように、眠っていらっしゃる、宗祖様には、
この季節だけでなく絶えず信者さんが、お詣りなさっているのだろうと、
いろいろ思い巡らしながら、私はこの町の桜を今年もしっかり愛でながら
スロープを下りて行きました。