今日お昼のニュースで、漫画家の楳図かずおさんの訃報を見ました。
高校で1学年下の人だったので、この町で生まれ育った人かと思っていましたが、生まれたのは和歌山県だったということを初めて知りました。
小 中 高校もこの町で過ごしたことを、9時のニュースで報じていました。
赤と白の服装がトレードマークの楳図さんを、何年か前にこの町で見かけたことがありました。
10月31日のディサービスの帰りの車がJRの踏切で、遮断機が下りて電車の通行待ちの時のことです。
後部座席の左側に乗っていた私の目に入ったのは、お好み焼き屋さんと線路の間にある、小さな祠でした。
その右側には、お地蔵さんをお祀りしてある祠があるのですが、それに並んで可愛い漫画チックな祠でした。
しかも赤と白のペンキで塗られています。
「まことちゃんを拝むと、お寝小がなおる」と立札に書いてありました。
その祠の中には、幼稚園くらいの坊やが手をあげて立っているので、慌ててカメラを取り出して
2枚写しました。
その間に電車は通過して慌てなかったら、写真を撮れなかったのだとラッキーだったのかもしれません。
中の人形は、漫画の主人公のまことちゃんだったのです。
ニュースで楳図さんの訃報を知らなければ、この画像も私のフォルダーに入ったっままだったのかもしれません。
二ユースを見てから、お好み焼き屋さんに電話をして、あの人形のことを尋ねました。
お地蔵さんのようにしているけれど、お性根は入っていなくて、まあ記念碑みたいなものだと、
楳図さんのことなどいろいろ話してくれました。
まったくの偶然の撮影の3日前に、楳図さんは彼岸の人になってしまわれたのです。