若宮町で二十七曲の最後─江戸からでは一番目の曲がり角─を右折して岡崎城下を後にすると、緩い坂を下って国道1号線と並行しながら、筋違橋を渡ります。
このあたりは幹線道路が騒々しく交差する場所でありながら、昔ながらの松並木が、少しばかり遺されています(上段写真)。
東名高速道路の岡崎ICを地下道でくぐり抜けて大平町に出、しばらくしてから左に分かれる旧道へ入って行くと、
住宅地のなかに「大平 . . . 本文を読む
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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