二川宿の先で合流した現道の国道1号線は、点在する物流倉庫や中小工場に沿って源吾坂、三ッ坂と緩やかな坂を上って行きますが、かつてはあたりに人家のない松並木で、
“女を口説き落として連れ込むには究竟の場所である”
と記した道中記もあったほどだとか。
沿道にまだ残る広々としたキャベツ畑を見ると、なるほど、と思わなくもありません……。
さて、国道を行くこと約45分、一里山信号で左に分岐する県道1 . . . 本文を読む
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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