代々木體育館の散策路に初夏いらい訪れ、ぼんやりと空を見上げる。次のことを考へるために、いまはぼんやりとする。四ケ月ほど前、なにも考へないためにここに佇み、あれから本當になにも考へずに時を過ごし、またここに佇む。見上げる先には、羽田への着地を目指して次々に飛行機が通り過ぎる。それらの影がいくつも舞ふさまは、まるでカラスの群れでも見るやうだ。ヒトが造ったこんな場所を彷徨ってゐても、しょせんヒトに踊らさ . . . 本文を読む
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プロフィール
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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