ラジオ放送で、惡七兵衞景清をシテとする謠曲二番を、觀世流銕仙會の出演で聴く。平家方の武将であった惡七兵衞景清は、平家滅亡後も生き延び、落ちぶれてもなほ源氏打倒の闘志を燃やす忠将で、初めの「大佛供養」では奈良東大寺の大佛再建法會に臨席する源頼朝を狙ふが果せず、手にした刀の靈威を借りてひとまず姿をくらます壮年期の有様、續く「景清」では、つひに日向國へ流罪となり盲目の老人と成り果てたかつての忠将の、娘と . . . 本文を読む
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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