明け方に寒さで目を覺まされ、上着を羽織って再び寝床に潜り込む。いよいよ一年の締めとなるかういふ寒さがつひに訪れたか、私は待ち侘びてゐたぞよ、と。昼には町内を灯油の移動販賣車が巡回してゐた。ああ待ち侘びてゐたぞよ、この季節!精米の品薄と亂痴氣便乗値上げに腹を立て、ひと夏を即席御飯でやり過ごしてゐたが、今日より先日にいくらか安く手に入った精米を開封し、炊飯米に戻す。あくまでも假に、だが。 . . . 本文を読む
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プロフィール
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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