迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

今までに経験したことのないあらたま。

2021-01-01 19:06:00 | 浮世見聞記


令和三年の正月一日の、しずかな夜明け。


ミカドの御言葉も偽政者代表のゴタクも、しょせん當たり障りのないところでまとめてゐるにすぎぬ。


口先(コトバ)より實行が、この國難下では一番の信用材料となる。


今年はまず、初詣を控へて様子見することから始まる。



昨年十二月から讀んでゐた一冊を讀み終へ、初謠を吟じ、



昼過ぎから散歩に出る。



澄んだ空は、自分にとってさう惡い一年にはならぬであらう予感を與へ、足取りはいと輕し。


令和三年も、とにかく無事に生きること──


ほかになにがあらう。




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