迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

東急近景。

2021-10-14 08:22:00 | 鐵路
今日は「鐵道の日」とのことゆゑ、これまでに東急線内で偶然に撮らえた二景を見せびらかさばやと、存じ候。



池上線の五反田驛にて。



地方鐵道へだいぶ賣り飛ばされて、いまやすっかり少數派となってしまった赤帯1000系。

その赤帯同士が並ぶ光景を目にしたのはこの時が初めてだったので、發車しないうちにと急いで撮ったもの。

池上線、または“目蒲線”を利用するときには、同形1500番臺と同じく待ってでも乗りたい、登場時から大好きな車両。


東橫線の菊名驛にて。



他社線車両が他社線驛を席巻する、相互直通運転を始めてからすっかり価値感が下がった東橫線の現在を象徴する一景。

現在、と云ってもここに冩る東京メトロ7000系は、後繼車の登場によりさう遠くないうちに姿を消すことになってゐるので、やがては懐かしの一景に。

副都心線を走ってゐる頃はさうでもなかったが、東橫線に入るやうになった途端に好きではなくなった車両なれど、すでに記録冩真は充分撮影済み。



いざ無くなるとなってから俄かに有り難がってカメラを手に手に線路や驛に押しかける、アレは嫌ひじゃによって。







コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 色の秋、味の冬。 | トップ | 令和にまだ春は無し。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。