迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

じゅうさんや。

2012-10-28 08:35:18 | 浮世見聞記
東京都狛江市の「むいから民家園」にて、若手能楽師たちによる和の調べをたのしむ。


“読み人しらず”とされた平忠度の無念。


紅葉に包まれて扇を翻す美しい女の、媚態を湛えた唇の奥底に隠した凶心。






それらの情念が、囃子の音色とシテの謡にいざなわれ、仄かな灯りのなかに、くっきりと浮かび上がる。
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