迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

救ひは閃き。

2018-09-24 23:32:43 | 浮世見聞記
文化の日に再演する「日傘娘」の稽古を始める。


神奈川県三浦市の民俗芸能「菊名飴屋踊り」の“子守”から想を得、“狂言踊り”として初演したのが、今年の二月。



それから半年以上も無沙汰にしてゐたが、幸ひ身体(からだ)はしっかりと、型を憶へてゐてくれた。

今度は“現代手猿楽”で統一して上演するが、持ち時間の都合で一部を省略せねばならず、また型も一部変へなければならなゐ。

が、稽古扇を手にした途端、パッと良い代替が思ひ浮かぶ。

──この瞬間が、稽古をしてゐて、最も楽しいときなのだ。
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