数年前のブログにこう書いたことがあります。
長編1作目に登場するミス・マープルは他の作品に比べると「詮索好きの老婦人」という印象が強かった気がします。
今回読み直してみて、「詮索好きの老婦人」という印象は、まわりの人がミス・マープルのことをこんな風に言っているので、影響を受けてしまったんでしょうね。
She’s the worst cat in the village.
Nasty old cat.
That kind of old cat is always right.
「牧師館の殺人」にはミス・マープル以外にあと3人の老婦人 が登場しますが、ミス・マープルの実力を知らない村の人たちには全員ただの"old cats" です。
A pair of boots very down at heel and battered came next.
"down at heel" は文字通りにには「かかとがつぶれた、すり減った」という意味ですが、靴だけでなく外見が「みすぼらしい」という意味でも使われるようです。
そういえば「金持ちの」という意味で"well-heeled" という表現がありました。
金持ちはいい靴を履いているってことなんでしょうか。
When he arrived it was in his most cantankerous mood.
cantankerous は「気難しい、怒りっぽい」という意味。
一度聞いたら絶対忘れないというタイプのことば。
To stride through the village, suitcase in hand, would be to court a probably undesirable publicity.
スーツケースを手に、村を堂々と歩けば好ましくない注目を「~する」ということは、このcourtは何となく想像はつきますが、
「災難などを自ら招く」という意味でした。
図書館にリクエストしていたスティーブン・キングの"The Dead Zone" が届きました。
できればハードカバーをとお願いしてみましたが、県内の図書館にはペーパーバックしかなかったそうです。
紙の本だと昼間限定の読書になりそうだけど、2週間の期限付きだからがんばって読みます。
そんなわけで、読みかけの"The Stand" はまたちょっと後回し。
知らない事を ありがとうございます