20年前の本でも会話の内容はほとんど問題無しですが、さすがにこれは古いというのがありました。
いくよー。はいチーズ。あっ、フィルムを巻かなきゃ。
Ready? OK, say, "Cheese!"... Oop! Hold on while I rewind it.
最近フィルムカメラの人気が再燃しているという話を聞いたので、もしかするとこの表現もまだ使えるかも。
それから、インターネットの使い過ぎで今月の電話代がすごい!
なんていうのも、そう言えば、そんなこともあったなあ、なんて思い出しました。
こんなのは言えそうで言えない、、、じゃなくて、全く出て来ない例。
上の子が高校受験なんだよ。
その割には本人はいたってのんびりしてるんだけどね。
淡々とマイペースでやってるよ。
あんな調子で大丈夫なんだろうか。
時々こっちが心配になるよ。
High school entrance exams are coming up for our oldest child.
He doesn't seem to let the pressure ruffle him, though.
With his calm approach, he doesn't get flustered.
I sometimes wonder if he's on the right track.
It seems I'm the one who does all the worrying.
ふー、やっぱりこれは読むだけで終わりそう。
思ったのですが、記事に書かれているモノローグのようにネイティブが言うことが多いかというと、必ずしもそうではないかも。
これはノンネイティブに少しでも多くネイティブっぽい言い回しを教えるためのもので、私がレッスンで使っている句動詞の本もそうですが「これでもかと詰め込んでいる」と先生が言ったことがあります。私は岩村先生の講座は大好きでしたし、このとおりに言えたらいいな~と思いますが、言い換えは可能ですしネイティブも意外ともっとシンプルに言っているかもしれないと思ったりします。
私はイディオムが好きですし、他に使う機会がないのでメッセージでいくつか使ってみたりします。先日「1メッセージにつき5つイディオムを入れてくるよね」と言われました。5つというのは先生が大げさに言っただけで、せいぜい2つくらいですが、先生がそれほど私が意識的に使っていると指摘したのです。「親友の日本人もイディオムをできるだけ入れてくるんだよね。練習のためにいいと思うし勉強熱心だなと思う」とは言っていました。
突っ込んで聞きませんでしたが、これでもかと短い中に使うと不自然なのかなとふと考えました。逆に外国人がこの記事で取り上げられた5行の中に四字熟語や日本独特の言い回しを1行ごと(あるいは1行おきに)使ったらちょっと窮屈に聞こえるかもしれません。
少なくてもこの岩村先生の本は1つでも多く初級レベルから抜け出すための便利表現をという意図だとすると、私のレベルで使いこなせなくても仕方ないかなと思いました。でも自分がこんな風に言えたら知的に聞こえるだろうな~と憧れもあります。岩村先生の講座が復活しそうにないのが残念です。
確かに岩村先生とブレーブン・スマイリーさんの名前はよく一緒に見かけるような気がします。
この本で紹介されているのは、会話ではなくて一人の人がつぶやいているという感じなので、英語の日記を書くときに参考になりそうです。
実際の会話では、きっともっと簡単な言い方をしそうですよね。
岩村先生の、スパルタ式の講座やってほしい!
私もイディオム好きなので、ちょっと「浮いて」いてもノンネイティブの特権で、使いたい。
イディオムは若い世代は使わなくなっているそうですね。何人かの先生にそう言われました。20代後半と思われる先生でさえそういって残念なことだと嘆いていました。日本の若者が「楽あれば苦ありだ」なんて言わないとの同じでしょうか。
このあいだ、Shock and Aweという映画のレビューを読んでぴんと来なかったので一緒に読んでもらったのですが「わからなくても仕方ないよ。自分でも何を言わんとしているのかわからない部分があったから」となぐさめられました。私がわからないのは当然としてもネイティブの先生がわからないのはどうしてなのかと思いましたが「もっと簡素に書けるものをあえて難解な言い回しを使っていて、自分はこういうスタイルは嫌だ」と。ネイティブだと「わざわざわかりにくい表現を使って自分の文章力・ボキャブラリーを誇示している」ように見えるんだとか。なるほど、日本語でもそういうことはあるかもしれません。人何かを伝えるとなるとわかりやすい表現を使うことも必要なのかも。そう考えるとノンネイティブの私たちへの「できるだけ基本的な単語を使って簡潔に」というアドバイスも納得です。
でもイディオムを使うとうまく言い表せないこともそれを使うことで表現できてびしっと決まると思うので、「外国人が必死に覚えたものを使って喜んでいるな」と思われてもいいので使いたいです(〃▽〃)
映画のレビューはいつも難しいなと思います。ボキャブラリーの誇示って絶対ありですよ!
他の人と違うことばを使いたいんだろうなと思います。ただ、映画のレビューは「面白い、面白い」だけじゃなくて自分なりの「誉め言葉」を探さないといけないですからね(けなすときもそうですが)。
英単語1000語で、会話はほとんどできてしまうらしいですから、イディオムや難しい単語はいらないはず。でも、やっぱり色々使ってみたい、、、
ああ、ジレンマ。