久しぶりの雨、いえ、大雨!
天から水が降るという事実に、なんだかビックリしちゃったネーさです。
皆さま、ご無事でしょうか?
「こんにちわゥ、テディちゃでス!」
「ぐるる!がるっ!」(←約:虎です!雨すごっ!)
風雨も過ぎ去り、庭では秋の虫さんたちが
ルリルリと鳴いている本日は、
こちらも久々!
重厚な小説を御紹介いたしましょう。
こちらを、どうぞ~!
―― 西巷説百物語(にしのこうせつひゃくものがたり) ――
著者は京極夏彦さん、’10年7月に発行されました。
あの《巷説百物語》が、
西国――上方を舞台に、新たに開始されましたよ♪
ファンにとっては嬉しい事件ですね!
「わほほゥ!
にしのォ、おくにィでもォ、じけんがァ、てんこもりィッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:怪しい事件だね!)
東国は武州生まれの又市さんが《軍師》をあいつとめましたのが
『巷説百物語』。
では、こちらの『西』版はと申しますと、
軍師の役どころを背負うのは、
帳屋(ちょうや)の林蔵(りんぞう)さんでございます。
紙、帳面、筆などの、書き物道具一式を商うお店を営んでいるのが
林蔵さん――
林蔵さん、靄船(もやぶね)の林蔵とも呼ばれております。
帳屋の主人さんをそう呼ぶのは、
……ちょっとワケありの方々、なのでした。
困っていたり、
迷っていたり、
不思議を抱えていたり、の御方たち。
林蔵さんが、彼らに施す《仕掛け》、とは……
「むほッ!
りんぞうおにィさんはァ、もしやッ?」
「がるがるぐるっ?」(←訳:又市おにいさんの親戚っ?)
親戚というよりは、同類さん、でしょうか。
さっぱりと垢抜けた外見の、
顔つきも整った佳い男。
すっと通った鼻筋だけれど、
風貌を自慢もせず、
林蔵さんのお店の大福帳はげんがいい、と評判です。
でも、彼の本当の顔は。
「だれもォ、しらないィ~♪」
「がるがるるる~♪」(←訳:知られちゃいけない~♪)
この御本には7つのお話が収録されておりますが、
ネーさのおすすめは
『夜楽屋(よるのがくや)』。
とある人形浄瑠璃の一座で、事件は起こりました。
だぁれもいないはず深夜の楽屋で、
夜な夜な、かたこと、こつこつ、さわさわ……と音がするのです。
楽屋にいるのは、いえ、あるのは、
お人形だけ。
なのに、なぜ音が……?
「ひえェッ!
ほらーでスかッ!」
「ががががるるるっ?」(←訳:たたた単なるホラーじゃないよねっ?)
おそろしくも艶やかな騙りの語り!
夏の宵に、秋の真夜中に、
京極さんファンの方々はぜひ!
次作は『南巷説百物語』(←八丈島あたりが舞台!)、
『北巷説百物語』(←蝦夷の交易地あたりが舞台?)
なんてのはアリかしら?と、
ついつい空想してしまいます!
「ないないィッ!!」
「がるるるるー!」(←訳:絶対にないー!)
天から水が降るという事実に、なんだかビックリしちゃったネーさです。
皆さま、ご無事でしょうか?
「こんにちわゥ、テディちゃでス!」
「ぐるる!がるっ!」(←約:虎です!雨すごっ!)
風雨も過ぎ去り、庭では秋の虫さんたちが
ルリルリと鳴いている本日は、
こちらも久々!
重厚な小説を御紹介いたしましょう。
こちらを、どうぞ~!
―― 西巷説百物語(にしのこうせつひゃくものがたり) ――
著者は京極夏彦さん、’10年7月に発行されました。
あの《巷説百物語》が、
西国――上方を舞台に、新たに開始されましたよ♪
ファンにとっては嬉しい事件ですね!
「わほほゥ!
にしのォ、おくにィでもォ、じけんがァ、てんこもりィッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:怪しい事件だね!)
東国は武州生まれの又市さんが《軍師》をあいつとめましたのが
『巷説百物語』。
では、こちらの『西』版はと申しますと、
軍師の役どころを背負うのは、
帳屋(ちょうや)の林蔵(りんぞう)さんでございます。
紙、帳面、筆などの、書き物道具一式を商うお店を営んでいるのが
林蔵さん――
林蔵さん、靄船(もやぶね)の林蔵とも呼ばれております。
帳屋の主人さんをそう呼ぶのは、
……ちょっとワケありの方々、なのでした。
困っていたり、
迷っていたり、
不思議を抱えていたり、の御方たち。
林蔵さんが、彼らに施す《仕掛け》、とは……
「むほッ!
りんぞうおにィさんはァ、もしやッ?」
「がるがるぐるっ?」(←訳:又市おにいさんの親戚っ?)
親戚というよりは、同類さん、でしょうか。
さっぱりと垢抜けた外見の、
顔つきも整った佳い男。
すっと通った鼻筋だけれど、
風貌を自慢もせず、
林蔵さんのお店の大福帳はげんがいい、と評判です。
でも、彼の本当の顔は。
「だれもォ、しらないィ~♪」
「がるがるるる~♪」(←訳:知られちゃいけない~♪)
この御本には7つのお話が収録されておりますが、
ネーさのおすすめは
『夜楽屋(よるのがくや)』。
とある人形浄瑠璃の一座で、事件は起こりました。
だぁれもいないはず深夜の楽屋で、
夜な夜な、かたこと、こつこつ、さわさわ……と音がするのです。
楽屋にいるのは、いえ、あるのは、
お人形だけ。
なのに、なぜ音が……?
「ひえェッ!
ほらーでスかッ!」
「ががががるるるっ?」(←訳:たたた単なるホラーじゃないよねっ?)
おそろしくも艶やかな騙りの語り!
夏の宵に、秋の真夜中に、
京極さんファンの方々はぜひ!
次作は『南巷説百物語』(←八丈島あたりが舞台!)、
『北巷説百物語』(←蝦夷の交易地あたりが舞台?)
なんてのはアリかしら?と、
ついつい空想してしまいます!
「ないないィッ!!」
「がるるるるー!」(←訳:絶対にないー!)