テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

古典を奏でる古強魂!

2010-09-14 23:25:28 | ブックス
「えいえいィッ! やあッ!」
「がるっ!」(←訳:とうっ!)

 やあやあ、遠からんものは音にも聞けいっ!
 ……っと、失礼いたしました。
 こんにちは、ネーさです。
 いきなり何の騒ぎかと申しますと――

「こんにちわッ、テディちゃでござるでス!」
「がるるるっ!」(←虎でござるっ!)
「きぶんはァ、おさむらいィ~!」

 はい、騒ぎのもとは、こちら!!なんです~♪


 
                  ―― クラシック侍 ――



 著者は『杉ちゃん&鉄平』なる二人の音楽家さん、 ’10年7月に発行されました。
 御覧のように、本日ご紹介いたしますのはCD、
 それも、とびきりヘンテコでユニークな楽曲粒揃い♪の新譜CDです!
 
「じゃんるゥ、ふめいィ!」
「がるるるぐるる!」(←訳:洋楽で邦楽でPOPS!)

 そうなんです、この作品、どのジャンルに置くべきなのか、
 迷ってしまうほどファンタスティック!
 ピアノ・編曲を担当された杉浦哲郎さん、
 ヴァイオリン担当の岡田鉄平さんの御二方が奏でる楽の音は……

 《クラシック侍 十四ヵ条》

  一、仏よ人の望みの喜びよ
  二、北辰一刀流の舞
  三、序曲暴れん坊将軍(ロッシーニに捧ぐ)

「ぷふふッ♪」
「がるるっ♪」

 カンのよろしい御方は、はい、ここらでピン!と来ましたね?
 これって……クラシックの名曲なのかも?
 それをもしかしたら……《和》のテイストでアレンジ?

「そォでスゥ!」
「ぐるる!」(←訳:そうなんです!)

 ピアノ、ヴァイオリン、チェンバロ、
 津軽三味線、尺八、笙、篳篥、筝、
 鳴り物、組太鼓、大太鼓、
 室内楽に、ドラムやギター、と
 『杉ちゃん&鉄平』さんは和洋の《音》を操り、
 温故知新なクラシックを聴かせてくれます。

 全14曲のうち、
 失礼ながらいちばん笑えちゃうのは、
 
  四、指竹鍵盤切捨御免(タイプライター侍)

 いや、こっちの方がいいぞ!と言う御方も多そうなのが、

  十三、墓礼路

 ねえねえ、ボレロってさあ、
 あの有名なTVドラマのオープニングテーマにそっくりだよね!
 そうそう知ってる! 水戸○門よね!
 と以前からクラシック通さんの間で囁かれていた噂が、
 ついにここで日の目を見ました。
 ラヴェルさん、ごめんなさい、悪気はないんです!

「ないィんでスゥ!」
「ぐるがるるー!」(←訳:嘘じゃないよー!)

 笑っちゃうけど、ホントは真面目な、
 フザケてるようでテクニックは超一流な、
 和魂を背負ったオットコマエな音楽を、
 どうぞお聴きあれ!

「なるほどォ!とォ、かんしんしまスゥ!」
「がるぐるがるる!」(←訳:よくやった!と誉めたくなります!)

 簡単にダウンロードしちゃうのもよいのですが、
 CDのブックレットにまた、ニヤリ!とさせられます。
 先ずはCDショップさんで現物を手に取ってみてくださいね~♪
 
コメント
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