テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

愛と偽装と笑いのマジック?

2010-09-09 23:28:17 | ブックス
 少しだけ涼しい朝にうっとり~♪な東京・多摩地方から、
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「ぐるる!がるるるー!」(←訳:虎です!ってか今までが暑すぎー!)
「むぽぽッ♪
 すずしいィとォ、しょくよくゥ、わいてきまスゥ!」

 はいはい、食欲も読書欲も湧いてくるのが秋というものですよ。
 本日かき立てられたのは、ミステリ欲!
 活字マニアの皆さま、
 こちらを、どうぞ~!


 
                ―― QED 鏡家の薬屋探偵 ――


 
 編者はメフィスト編集部の皆さん、’10年8月に発行されました。
 む?
 ミステリ好きさんの、何なのっこの題名はっ??という奇声が
 聞こえるような気がいたしますが……。

「ふァいッ! なんだかァ、へんッ!でスゥ~」
「ぐるるがるるるる?」(←訳:聞いたことあるような無いような?)

 『QED』『薬屋探偵妖綺談』『鏡家サーガ』といえば、
 講談社さんのメフィスト賞から生まれた
 人気のミステリシリーズ、ですね。
 この御本は、その人気作品と、
 ミステリや小説など他分野でも人気の作家さんたちが
 《奇跡のコラボレーション》しちゃったトリビュート作品集、
 なのだそうです。

「ややこしィけどォ~」
「ぐるるがるっ♪」(←訳:面白そうっ♪)

 設定やキャラクターさんを拝借して、
 創り出すのはまったく別な、五つの物語……

 むむ?
 それって何かに似てるわ!
 えーと、何に似てるかって……そう!
 同人誌!!
 コミケで販売されてる同人誌のノリに、
 とっても近いような気がいたしますよ。

 とはいえ、
 プロの作家の方々が描くトリビュート作品であれば、
 言葉のパワーが違いますね♪
 《遊び》の幅が大きく、
 そのぶん《技》が要求されます。
 《笑い》あり、《ひねり》あり、
 いえ、まず初めに、
 《原作への愛》あり……。

「ひょうしもォ、こッてるのでス!」
「がるがるるる!」(←訳:ヘンテコ度は倍増だけど!)

 ネーさが爆笑いたしましたのは、
 西澤保彦さんによる『外嶋一郎主義』――
 『QED』ファンさんならばよく御存知の、
 脇キャラ・外嶋さんがこの作品では、
 ……むむむ?
 ネタばれになってしまうので、これ以上は説明できませんが、
 えーと、とにかくその、
 《らしさ》を満喫できる一編です!

「よんだらァ、きッとォ~」
「ぐるるるっ♪」(←訳:ぷふふふっ♪)

 原作を愛する方々も、
 ミステリを愛する方々も、ぜひ!な御本です。
 筆達者無類な、
 竹本建治さん、西澤保彦さん、
 ふし野道流さん(ふしは木に甚という字です)、
 令丈ヒロ子さん、時村尚さんの、
 トリビュートマジックにハマっちゃってくださいな♪
 
コメント
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