暑さは今日まで、明日からは秋の気候がやってくるのだそうですね。
嬉しいような、名残り惜しいような……こんにちは、ネーさです。
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるるっ!」(←訳:虎ですっ!)
夏が去るのと時を同じくして、
私たちは、敬愛してやまない或る御方を失いました。
谷啓さん――
本日は、谷さんを偲ぶささやかな読書会を催したいと思います。
どうか活字マニアの皆さま、
最後までお付き合い下さいませ。
「よろしくおねがいィいたしまスゥ!」
「がるがるるー!」(訳:お願いしますー!)
20世紀後半の日本エンタ界のスーパースター
『クレイジーキャッツ』の一員として世に出た谷さん。
お仕事の中心は当然ながら、
音楽であり、ステージでのライブであり、
映画であり、TVでのショーであったわけですが、
谷さんの存在なくしてはこの御本もなかった!
と言うべき書物もあるのです。
↑画像右側は、そんな御本の一例、
『NHK 美の壺』シリーズの一冊です。
「たにさんがァ、しゅつえんしていたァ、ばんぐみィでスッ!」
「がるぐるぐるるる!」(←訳:長寿番組になったんだもんね!)
拙ブログでも、たびたび御紹介しております『美の壺』の御本……
初代『美の壺ナビゲーター』谷さんの出演が光ったがゆえに、
現在も続くほどの人気を博したのだと信じております。
そして、もう一冊!
《谷さんだとしか思えない》!
そんなキャラクターさんが登場するのが、こちらです。
小林信彦さん著の『ちはやふる奥の細道』!!
「ぱちぱちぱちィ! けッさくゥなのでスよッ!」
「がるがるぐるる!」(←訳:快作で怪作だよね!)
以前に御紹介いたしました『ちはやふる奥の細道』――
芭蕉さんは忍者の末裔、いえ、現役ニンジャなのだ!
と誤解?した米国人の日本研究家さんが
言語の壁もなんのその、
奇々怪々な俳聖・芭蕉一代記を書き上げる……?
という、仰天の一冊です。
その第十五章『幻住(ジ・アンリアル)』で
ニンジャ芭蕉さんの心の師?となるのが。
我嘲(がちょう)禅師さま。
「がちょん?」
「がるるるー!」(←訳:我嘲だよー!)
野に『我嘲!』と叫べば飛ぶ鳥が落ち、
『眉崙(びろ~ん)!』と挨拶すれば客人も凍りつく――
こんな偉業を成し遂げる禅師さまは、
そう、谷啓さん、でしょう!
著者の小林さんは、クレイジーキャッツの映画脚本にも関わった、
谷さんをよく知る《身内》の一員さん。
そんな事実を噛みしめて読み直せば、
『波羅法侶秘令(はらほろひれ)』とステップを踏む禅師さまは、
もう、谷さん以外の何者でもありません。
「かちょいィでスゥ、ぜんじさまッ!」
「がるがるる!」(←訳:アンコール!)
谷さんが旅立った世界へ、
アンコールを乞う私たちの声は届くでしょうか。
楽しげに、アッハッハッ、と笑うあのお顔を、
もう一度見せてくださいと願う想いは……?
谷さん、どうか安らかに。
映画の中に、
音楽、TV、そして書物の中でも、
あなたは永遠の星です。
嬉しいような、名残り惜しいような……こんにちは、ネーさです。
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるるっ!」(←訳:虎ですっ!)
夏が去るのと時を同じくして、
私たちは、敬愛してやまない或る御方を失いました。
谷啓さん――
本日は、谷さんを偲ぶささやかな読書会を催したいと思います。
どうか活字マニアの皆さま、
最後までお付き合い下さいませ。
「よろしくおねがいィいたしまスゥ!」
「がるがるるー!」(訳:お願いしますー!)
20世紀後半の日本エンタ界のスーパースター
『クレイジーキャッツ』の一員として世に出た谷さん。
お仕事の中心は当然ながら、
音楽であり、ステージでのライブであり、
映画であり、TVでのショーであったわけですが、
谷さんの存在なくしてはこの御本もなかった!
と言うべき書物もあるのです。
↑画像右側は、そんな御本の一例、
『NHK 美の壺』シリーズの一冊です。
「たにさんがァ、しゅつえんしていたァ、ばんぐみィでスッ!」
「がるぐるぐるるる!」(←訳:長寿番組になったんだもんね!)
拙ブログでも、たびたび御紹介しております『美の壺』の御本……
初代『美の壺ナビゲーター』谷さんの出演が光ったがゆえに、
現在も続くほどの人気を博したのだと信じております。
そして、もう一冊!
《谷さんだとしか思えない》!
そんなキャラクターさんが登場するのが、こちらです。
小林信彦さん著の『ちはやふる奥の細道』!!
「ぱちぱちぱちィ! けッさくゥなのでスよッ!」
「がるがるぐるる!」(←訳:快作で怪作だよね!)
以前に御紹介いたしました『ちはやふる奥の細道』――
芭蕉さんは忍者の末裔、いえ、現役ニンジャなのだ!
と誤解?した米国人の日本研究家さんが
言語の壁もなんのその、
奇々怪々な俳聖・芭蕉一代記を書き上げる……?
という、仰天の一冊です。
その第十五章『幻住(ジ・アンリアル)』で
ニンジャ芭蕉さんの心の師?となるのが。
我嘲(がちょう)禅師さま。
「がちょん?」
「がるるるー!」(←訳:我嘲だよー!)
野に『我嘲!』と叫べば飛ぶ鳥が落ち、
『眉崙(びろ~ん)!』と挨拶すれば客人も凍りつく――
こんな偉業を成し遂げる禅師さまは、
そう、谷啓さん、でしょう!
著者の小林さんは、クレイジーキャッツの映画脚本にも関わった、
谷さんをよく知る《身内》の一員さん。
そんな事実を噛みしめて読み直せば、
『波羅法侶秘令(はらほろひれ)』とステップを踏む禅師さまは、
もう、谷さん以外の何者でもありません。
「かちょいィでスゥ、ぜんじさまッ!」
「がるがるる!」(←訳:アンコール!)
谷さんが旅立った世界へ、
アンコールを乞う私たちの声は届くでしょうか。
楽しげに、アッハッハッ、と笑うあのお顔を、
もう一度見せてくださいと願う想いは……?
谷さん、どうか安らかに。
映画の中に、
音楽、TV、そして書物の中でも、
あなたは永遠の星です。