こんにちは、ネーさです。
……おや?
見慣れないバスが走っていますね?
車体に大きくプリントされているのは……んまーっ!
「こんにちわッ、テディちゃでス!
わほッ♪ あれはァ、ふぁんきーもんきーべいびーずゥ!」
「がるる!ぐるがるるるるるぐるがるるー!」(←訳:虎です!DJケミカルの顔が迫ってくるー!)
はー、びっくりしました。
私たちの地元・八王子の星『ファンキーモンキーベイビーズ』のおにいさんたちと
ラッピングバス車両でお会いしようとは!
「おどろきィ、もんきーのきィ!」
「がるがるる!」(←訳:派手派手だ!)
笑っちゃうしかない?愉快なバスを見送ったら、
さあ、読書タイムでも
くすり♪ふふっ♪となっていただきましょう。
本日は、こちらを、どうぞ~!
―― 笑う子規 ――
著者は正岡子規さん、編者は天野祐吉さん、絵は南伸坊さん、2011年9月に発行されました。
広告批評誌発行人、コラムニスト、童話作家として知られる天野さんは、
松山市立子規記念博物館名誉館長さんであり、
子規さんの俳句について、
御本の冒頭でこう述べておられます。
『ぼくの中にいる子規さんは、《明るい子規さん》《笑う子規さん》なんですね』
「あかるいィ??」
「ぐるるがるがる?」(←訳:笑う子規さん?)
正岡子規さんは、1867(慶応3)年、伊予国に生まれました。
肺の病気に罹ったのは二十一歳……
のちに脊椎カリエスと診断され、
1902(明治35)年、三十四歳で没します。
その後半生、あまりにも短い後半生は、
ただもう、痛みとの闘いでした。
激痛にに叫び、呻き、
幾度となく喀血し、
寝返りも打てぬほど病状が悪化して、
しかし、それでも子規さんは、
病魔に魂のすべてを明け渡すことをしませんでした。
苦痛に喘ぎながら、
子規さんは、仰ぎ見ます。
天野さんの言う《明るい》方を。
『内のチョマが隣のタマを待つ夜かな』(29年)
「にゃんこのォ、うたッ??」
「ぐるがるる!」(←訳:春の句だね!)
『桃太郎は桃金太郎は何からぞ』(35年)
『明月ヤ枝豆ノ林酒ノ池』(34年)
『冬の部に河豚の句多き句集哉』(33年)
明治――
ろくな鎮痛剤はなく、抗生物質もなかった時代です。
治る見込みはないのだと、子規さん自身も悟っていたでしょうか。
けれど、
絶望的なはずの病床に、
光はふりそそぐのです。
明るい、
子規さんの精神を奮い立たせるひかりが。
『弘法は何と書きしぞ筆始(ふではじめ)』(25年)
「むむゥ~、さりげなくゥ、へんてこッ!」
「がるぐるるるがる!」(←訳:うんヘンテコかも!)
子規さんの句に、
天野さんの解説?文、
南さんののびやかな絵。
最強の三人組による
“おかしみ”たっぷりの、
そしてまた何ものにも矯められない美しさを湛えたコラボ句集、
活字マニアさんのみならず、
アート好きさんもどうか一読を!
「ではァ、さいごにィ、いッくゥ!」
「がるる~!」(←訳:どうぞ~!)
『のどかさや娘が眠る猫が鳴く』(29年)
……おや?
見慣れないバスが走っていますね?
車体に大きくプリントされているのは……んまーっ!
「こんにちわッ、テディちゃでス!
わほッ♪ あれはァ、ふぁんきーもんきーべいびーずゥ!」
「がるる!ぐるがるるるるるぐるがるるー!」(←訳:虎です!DJケミカルの顔が迫ってくるー!)
はー、びっくりしました。
私たちの地元・八王子の星『ファンキーモンキーベイビーズ』のおにいさんたちと
ラッピングバス車両でお会いしようとは!
「おどろきィ、もんきーのきィ!」
「がるがるる!」(←訳:派手派手だ!)
笑っちゃうしかない?愉快なバスを見送ったら、
さあ、読書タイムでも
くすり♪ふふっ♪となっていただきましょう。
本日は、こちらを、どうぞ~!
―― 笑う子規 ――
著者は正岡子規さん、編者は天野祐吉さん、絵は南伸坊さん、2011年9月に発行されました。
広告批評誌発行人、コラムニスト、童話作家として知られる天野さんは、
松山市立子規記念博物館名誉館長さんであり、
子規さんの俳句について、
御本の冒頭でこう述べておられます。
『ぼくの中にいる子規さんは、《明るい子規さん》《笑う子規さん》なんですね』
「あかるいィ??」
「ぐるるがるがる?」(←訳:笑う子規さん?)
正岡子規さんは、1867(慶応3)年、伊予国に生まれました。
肺の病気に罹ったのは二十一歳……
のちに脊椎カリエスと診断され、
1902(明治35)年、三十四歳で没します。
その後半生、あまりにも短い後半生は、
ただもう、痛みとの闘いでした。
激痛にに叫び、呻き、
幾度となく喀血し、
寝返りも打てぬほど病状が悪化して、
しかし、それでも子規さんは、
病魔に魂のすべてを明け渡すことをしませんでした。
苦痛に喘ぎながら、
子規さんは、仰ぎ見ます。
天野さんの言う《明るい》方を。
『内のチョマが隣のタマを待つ夜かな』(29年)
「にゃんこのォ、うたッ??」
「ぐるがるる!」(←訳:春の句だね!)
『桃太郎は桃金太郎は何からぞ』(35年)
『明月ヤ枝豆ノ林酒ノ池』(34年)
『冬の部に河豚の句多き句集哉』(33年)
明治――
ろくな鎮痛剤はなく、抗生物質もなかった時代です。
治る見込みはないのだと、子規さん自身も悟っていたでしょうか。
けれど、
絶望的なはずの病床に、
光はふりそそぐのです。
明るい、
子規さんの精神を奮い立たせるひかりが。
『弘法は何と書きしぞ筆始(ふではじめ)』(25年)
「むむゥ~、さりげなくゥ、へんてこッ!」
「がるぐるるるがる!」(←訳:うんヘンテコかも!)
子規さんの句に、
天野さんの解説?文、
南さんののびやかな絵。
最強の三人組による
“おかしみ”たっぷりの、
そしてまた何ものにも矯められない美しさを湛えたコラボ句集、
活字マニアさんのみならず、
アート好きさんもどうか一読を!
「ではァ、さいごにィ、いッくゥ!」
「がるる~!」(←訳:どうぞ~!)
『のどかさや娘が眠る猫が鳴く』(29年)