こんにちは、ネーさです。
祝!斉藤和義さんの新曲『やさしくなりたい』大ヒット~!!
……え? ドラマですか?
ドラマは……斉藤さんの曲が流れるエンディングパートだけ、拝見しております♪
「こんにちわッ、テディちゃでス!
♪やさしくゥなりィたァいィ~♪」
「がるる♪ぐるるがるがるる~♪」(←訳:虎です!強くなり~たい~♪)
ビートルズの武道館公演をリメイク?したようなPVも素敵なんです!
機会があれば、活字マニアの皆さまも御覧になってくださいね♪
では、斉藤さんの曲をBGMに、
本日の読書タイムは、こちらを、どうぞ~!
―― 東京ロンダリング ――
著者は原田ひ香さん、2011年7月に発行されました。
表紙には、小さな文字で……『Tokyo Laundering』と英題名が記されています。
いま話題の御本ですね!
「ふむむゥ? ろんだりんゥ??」
「ぐるがるるるがるるぐる~?」(←訳:聞いたことある言葉だね~?)
ロンダリング、と耳にして、
多くの御方は、マネーロンダリング、という言葉を思い浮かべることでしょう。
ロンダリング、だけでも、
辞書検索で『(不浄な金の)洗浄』と出てくるほどです。
この御本でのロンダリングは、でも、
出所の怪しい金銭をマトモなお金に見せかける違法手段、ではありません。
連想していただきたいのは、
ランドリー、の方ですね。
そう、コインランドリーのランドリーです。
洗濯、清掃、清めること。
「おせんたくゥ、でスかッ」
「ぐるるがるがるる~?」(←訳:東京をお洗濯ぅ~?)
東京のいったい何をお洗濯しちゃうのか?
ものがたりの主人公・りさ子さんの行動を観察すれば、
答えは分かる、のでしょうか?
失礼ながら、
りさ子さんの日常をじ~っと観察させていただいちゃいますと……
何もありません、ね。
「ふァ? なにィもォ?」
「ぐるがるるっ?」(←訳:何も無しぃ?)
日がなアパートにこもって外出もせず、
何をしているわけでもない――ように見えはしますが、
実は、それがりさ子さんのお仕事、
りさ子さんにしかできないお仕事、なのでした。
事故や事件があった不動産賃貸物件に入居し、
“ここで何かがあった”痕跡、記憶を消すこと。
まっさらに清め、
部屋をニュートラルな状態へ回復させること。
それが、りさ子さんの仕事、『ロンダリング』です。
「じじじッ、じけんッ?」
「がるっ?」(←訳:事故っ?)
ええ、そうなんですよね。
事件、事故が起こった部屋……
あんまり気持ちの良いものじゃありません、
短時間そこを訪れるだけならまだしも、
住まなくちゃならない、
そこで暮らさなくちゃならない、なんて。
りさ子さんのお仕事は、ですから、
傍で見るよりも難しく、
誰にでも可能な仕事ではないんです。
しかも、りさ子さん、優秀です。
彼女が暮らした部屋はすぐ入居の申し込みが来る。
新しい入居者が苦情を言い立てることもない。
「ふァうゥ~! かんぺきィ!」
「ぐるるがるぐるるー!」(←訳:すごい仕事ぶりだー!)
物件から物件へ、
りさ子さんの旅にも似たロンダリングは続きます。
けれど、或る部屋のロンダイングを始めたりさ子さんを待っていたのは、
想定外の、
いえ、想定していなくもなかった事態でした。
さて、どうしたものか……?
りさ子さんの心は、おおいに騒ぎます。
ミステリとも、
文芸作品とも受け止められる風合いの
《東京》の現代を描いたものがたり、
一度でも、
都庁の展望台から、
東京タワーの展望フロアから、
眼下に広がる首都のパノラマを眺めた経験がある御方なら、
りさ子さんの思いに共感できるかもしれません。
東京に住む、
日本に住むすべての活字マニアさんに、
おすすめです!
「とうきょうッぐらしのォ、あなたにィ!」
「ぐるるがるがるがるるるー♪」(←訳:読んでほしい一冊ですよー♪)
祝!斉藤和義さんの新曲『やさしくなりたい』大ヒット~!!
……え? ドラマですか?
ドラマは……斉藤さんの曲が流れるエンディングパートだけ、拝見しております♪
「こんにちわッ、テディちゃでス!
♪やさしくゥなりィたァいィ~♪」
「がるる♪ぐるるがるがるる~♪」(←訳:虎です!強くなり~たい~♪)
ビートルズの武道館公演をリメイク?したようなPVも素敵なんです!
機会があれば、活字マニアの皆さまも御覧になってくださいね♪
では、斉藤さんの曲をBGMに、
本日の読書タイムは、こちらを、どうぞ~!
―― 東京ロンダリング ――
著者は原田ひ香さん、2011年7月に発行されました。
表紙には、小さな文字で……『Tokyo Laundering』と英題名が記されています。
いま話題の御本ですね!
「ふむむゥ? ろんだりんゥ??」
「ぐるがるるるがるるぐる~?」(←訳:聞いたことある言葉だね~?)
ロンダリング、と耳にして、
多くの御方は、マネーロンダリング、という言葉を思い浮かべることでしょう。
ロンダリング、だけでも、
辞書検索で『(不浄な金の)洗浄』と出てくるほどです。
この御本でのロンダリングは、でも、
出所の怪しい金銭をマトモなお金に見せかける違法手段、ではありません。
連想していただきたいのは、
ランドリー、の方ですね。
そう、コインランドリーのランドリーです。
洗濯、清掃、清めること。
「おせんたくゥ、でスかッ」
「ぐるるがるがるる~?」(←訳:東京をお洗濯ぅ~?)
東京のいったい何をお洗濯しちゃうのか?
ものがたりの主人公・りさ子さんの行動を観察すれば、
答えは分かる、のでしょうか?
失礼ながら、
りさ子さんの日常をじ~っと観察させていただいちゃいますと……
何もありません、ね。
「ふァ? なにィもォ?」
「ぐるがるるっ?」(←訳:何も無しぃ?)
日がなアパートにこもって外出もせず、
何をしているわけでもない――ように見えはしますが、
実は、それがりさ子さんのお仕事、
りさ子さんにしかできないお仕事、なのでした。
事故や事件があった不動産賃貸物件に入居し、
“ここで何かがあった”痕跡、記憶を消すこと。
まっさらに清め、
部屋をニュートラルな状態へ回復させること。
それが、りさ子さんの仕事、『ロンダリング』です。
「じじじッ、じけんッ?」
「がるっ?」(←訳:事故っ?)
ええ、そうなんですよね。
事件、事故が起こった部屋……
あんまり気持ちの良いものじゃありません、
短時間そこを訪れるだけならまだしも、
住まなくちゃならない、
そこで暮らさなくちゃならない、なんて。
りさ子さんのお仕事は、ですから、
傍で見るよりも難しく、
誰にでも可能な仕事ではないんです。
しかも、りさ子さん、優秀です。
彼女が暮らした部屋はすぐ入居の申し込みが来る。
新しい入居者が苦情を言い立てることもない。
「ふァうゥ~! かんぺきィ!」
「ぐるるがるぐるるー!」(←訳:すごい仕事ぶりだー!)
物件から物件へ、
りさ子さんの旅にも似たロンダリングは続きます。
けれど、或る部屋のロンダイングを始めたりさ子さんを待っていたのは、
想定外の、
いえ、想定していなくもなかった事態でした。
さて、どうしたものか……?
りさ子さんの心は、おおいに騒ぎます。
ミステリとも、
文芸作品とも受け止められる風合いの
《東京》の現代を描いたものがたり、
一度でも、
都庁の展望台から、
東京タワーの展望フロアから、
眼下に広がる首都のパノラマを眺めた経験がある御方なら、
りさ子さんの思いに共感できるかもしれません。
東京に住む、
日本に住むすべての活字マニアさんに、
おすすめです!
「とうきょうッぐらしのォ、あなたにィ!」
「ぐるるがるがるがるるるー♪」(←訳:読んでほしい一冊ですよー♪)