「こんにちわッ、テディちゃでス!
よいしょッ!」
「がるる!ぐるぅっ!」(←訳:虎です!んしょっ!)
こんにちは、ネーさです。
気温の上昇に浮かれ、勢いで春のプチ大掃除など始めてしまいましたよ♪
その合間にも読書タイムは忘れずに、
本日ご紹介いたしますのは、こちら~!
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―― 初陣 ――
著者は今野敏(こんの・びん)さん、単行本は2010年に、
画像の文庫版は2013年2月に発行されました。
『隠蔽捜査3.5』と副題が付されていますが、
副題、というよりは、シリーズ題、でしょうかしら。
「にんきのォ、しりーずゥ、でスねッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:舞台は警視庁!)
ええ、そうなんですよね。
シリーズ第一作から順に、
『隠蔽捜査』、『果断』、『疑心』、『転迷』と長編作品が刊行されていますけれど、
こちらの御本『初陣』は連作短編集。
なので、
長編作品とはちょっとスタイルの違う警察小説となっています。
「しゅやくさんがァ~」
「がるるるる!」(←訳:入れ替わり!)
《隠蔽捜査》シリーズの長編版で、
主役、というか、物語を牽引する役目を果たしているのは、
東京・大森署の竜崎伸也(りゅうざき・しんや)署長。
そして、
警視庁の伊丹俊太郎(いたみ・しゅんたろう)刑事部長が
竜崎さんの補佐的存在として登場します。
短編版、となると……
主役を務めるのは、
伊丹刑事部長さん!
「けいじぶちょうッてェ、えらいのかなッ?」
「ぐるぐるがるる!」(←訳:えらいらしいよ!)
竜崎署長さん、
伊丹刑事部長さんも、
警察官僚、いわゆる“キャリア”さんです。
御本の冒頭に収録されている『指揮』では、
伊丹さんの人事異動が背景になっていますよ。
福島県警本部の刑事部長の任に在る伊丹さんに
内示が出ました。
春からは、東京の、警視庁の刑事部長に!
「ふァ~! けいしちょうッ!」
「がるるるっ!」(←訳:なんか凄っ!)
そうね、
伊丹さん自身も、同じように思ったようです。
首都の治安を預かる警視庁は、
やはり別格!
全国を代表する警察の刑事部長になるんだ!と考えただけで、
緊張に身が引き締まります。
いや、待て待て。
任地を離れる瞬間まで、
俺は福島県警の刑事部長なんだ。
「むむゥ! そのとおりィ、でスねッ!」
「ぐる~!」(←訳:でも~!)
新任者への引き継ぎも間近、となったとき、
県内で事件が発生しました。
伊丹さん、
捜査本部を立ち上げ、
現場で刑事さんたちを指揮しますが、
熱意とは裏腹に捜査は進捗しません……
まるで、彼の覚悟を試すかのように。
困りはてた伊丹さんの脳裏に、
ふっと浮かぶのは、
旧知の竜崎さんの顔。
あいつだったら、どうするだろう?
「どうするかなぁ??」
「ぐるるがるる~?」(←訳:訊いてみれば~?)
伊丹さんと竜崎さん、
ふたりのコンビネーションが活きる短編8作は、
ミステリ好きさんも
警察小説好きな御方も
楽しめる作品ばかりです♪
シリーズ未読の方々も、
読みやすいこの短編集から入門なさってはいかがですか~?
「がんばれェ~、いたみさんッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:初陣は金星で!)
よいしょッ!」
「がるる!ぐるぅっ!」(←訳:虎です!んしょっ!)
こんにちは、ネーさです。
気温の上昇に浮かれ、勢いで春のプチ大掃除など始めてしまいましたよ♪
その合間にも読書タイムは忘れずに、
本日ご紹介いたしますのは、こちら~!

―― 初陣 ――
著者は今野敏(こんの・びん)さん、単行本は2010年に、
画像の文庫版は2013年2月に発行されました。
『隠蔽捜査3.5』と副題が付されていますが、
副題、というよりは、シリーズ題、でしょうかしら。
「にんきのォ、しりーずゥ、でスねッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:舞台は警視庁!)
ええ、そうなんですよね。
シリーズ第一作から順に、
『隠蔽捜査』、『果断』、『疑心』、『転迷』と長編作品が刊行されていますけれど、
こちらの御本『初陣』は連作短編集。
なので、
長編作品とはちょっとスタイルの違う警察小説となっています。
「しゅやくさんがァ~」
「がるるるる!」(←訳:入れ替わり!)
《隠蔽捜査》シリーズの長編版で、
主役、というか、物語を牽引する役目を果たしているのは、
東京・大森署の竜崎伸也(りゅうざき・しんや)署長。
そして、
警視庁の伊丹俊太郎(いたみ・しゅんたろう)刑事部長が
竜崎さんの補佐的存在として登場します。
短編版、となると……
主役を務めるのは、
伊丹刑事部長さん!
「けいじぶちょうッてェ、えらいのかなッ?」
「ぐるぐるがるる!」(←訳:えらいらしいよ!)
竜崎署長さん、
伊丹刑事部長さんも、
警察官僚、いわゆる“キャリア”さんです。
御本の冒頭に収録されている『指揮』では、
伊丹さんの人事異動が背景になっていますよ。
福島県警本部の刑事部長の任に在る伊丹さんに
内示が出ました。
春からは、東京の、警視庁の刑事部長に!
「ふァ~! けいしちょうッ!」
「がるるるっ!」(←訳:なんか凄っ!)
そうね、
伊丹さん自身も、同じように思ったようです。
首都の治安を預かる警視庁は、
やはり別格!
全国を代表する警察の刑事部長になるんだ!と考えただけで、
緊張に身が引き締まります。
いや、待て待て。
任地を離れる瞬間まで、
俺は福島県警の刑事部長なんだ。
「むむゥ! そのとおりィ、でスねッ!」
「ぐる~!」(←訳:でも~!)
新任者への引き継ぎも間近、となったとき、
県内で事件が発生しました。
伊丹さん、
捜査本部を立ち上げ、
現場で刑事さんたちを指揮しますが、
熱意とは裏腹に捜査は進捗しません……
まるで、彼の覚悟を試すかのように。
困りはてた伊丹さんの脳裏に、
ふっと浮かぶのは、
旧知の竜崎さんの顔。
あいつだったら、どうするだろう?
「どうするかなぁ??」
「ぐるるがるる~?」(←訳:訊いてみれば~?)
伊丹さんと竜崎さん、
ふたりのコンビネーションが活きる短編8作は、
ミステリ好きさんも
警察小説好きな御方も
楽しめる作品ばかりです♪
シリーズ未読の方々も、
読みやすいこの短編集から入門なさってはいかがですか~?
「がんばれェ~、いたみさんッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:初陣は金星で!)