「こんにちわッ、テディちゃでス!
むゥ! みどりがァ、まぶしィッ!」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳: 虎です!ケヤキの新緑!)
こんにちは、ネーさです。
サクラ花の美しさもさりながら、ケヤキの新芽の緑も眩しい週末ですね。
本日は、読書タイム復活!
春休み中のお子ちゃまたちには手が届かない、
オトナな一冊を、さあ、どうぞ~!
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―― 想いの軌跡 1975-2012 ――
著者は塩野七生(しおの・ななみ)さん、2012年12月に発行されました。
『UN PERCORSO DI PENSIERO』と伊語題名が付されています。
書名にありますように、
1975年から2012年にかけて塩野さんが著した文章を集め、
編み上げたのがこの御本です。
「れきしのォおはなしィ、でスかッ??」
「ぐーるるがるるがるる?」(←訳:ローマやルネサンスの?)
歴史家(と申し上げてよろしいですよね?)塩野さんの代表作といえば、
『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』、
『海の都の物語』、
そして『ローマ人の物語』、
『十字軍物語』……
いずれも歴史を、
それもヨーロッパの歴史をテーマにした作品です。
この御本に収められている各文章も、
ヨーロッパの戦史、文化、国ごとの人間の気質など、
やはり《歴史》に直結したものが殆ど、なのですが。
エッセイ的な作品
サッカーの勝敗を分析するインタビュー形式の章も、
塩野さんが手掛けちゃうと、
もう何ともユニーク!
「さッかァー??」
「がるるるぐるるぅ?」(←訳:詳しいんですかぁ?)
イタリアに三十年以上も住んでいて、
サッカーを知らないではすまないのですよ。
と、塩野さんは文中で語っておられます。
そうよね、サッカー、つまりカルチョの本場ですもの!
チャンピオンズリーグの試合運びも、
選手たちの性格、所属チーム、監督たちの作戦、
プレイヤーとしての心構えも、
冷静に、歴史家の眼で分析する塩野さん……!
何が勝ち負けを決定したのかを、
これほど深く追究してゆくサッカー論、いえ、カルチョ論は、
他にありません!
「えいがにもォ、くわしィのでス!」
「ぐるぐるがるる!」(←訳:ここでも分析力!)
以前にも御紹介いたしましたが、
イタリアの名監督ルキノ・ヴィスコンティさんと
親しい間柄であった塩野さん。
この御本には、
ヴィスコンティさんについて
余人には描き得ない素晴らしい〘ヴィスコンティ小論〙も
収録されています。
第四章《忘れ得ぬ人びと》の『私が見たヴィスコンティ』は
映画ファンさん必読の名文ですよ!
「だれもォしらないィ~!」
「ぐるるるるがる!」(←訳:巨匠さんの素顔!)
黒澤明さん作品の考察、
そして塩野さんの本領ともいうべき、
ローマ史にまつわる、
『ローマ人の物語』に書き入れられなかったこぼれ話、
取材時の思い出と、
《彼ら》への共感。
ローマやルネサンスを
塩野さんの作品から識り、
感銘を受けた活字マニアさんには
激おすすめの御本です。
イタリアに住むということ、
ヨーロッパで暮らすということを――
「しりたいィ、おかたはァ!」
「ぐるがるるるー!」(←訳:ぜひ読んでねー!)
むゥ! みどりがァ、まぶしィッ!」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳: 虎です!ケヤキの新緑!)
こんにちは、ネーさです。
サクラ花の美しさもさりながら、ケヤキの新芽の緑も眩しい週末ですね。
本日は、読書タイム復活!
春休み中のお子ちゃまたちには手が届かない、
オトナな一冊を、さあ、どうぞ~!
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―― 想いの軌跡 1975-2012 ――
著者は塩野七生(しおの・ななみ)さん、2012年12月に発行されました。
『UN PERCORSO DI PENSIERO』と伊語題名が付されています。
書名にありますように、
1975年から2012年にかけて塩野さんが著した文章を集め、
編み上げたのがこの御本です。
「れきしのォおはなしィ、でスかッ??」
「ぐーるるがるるがるる?」(←訳:ローマやルネサンスの?)
歴史家(と申し上げてよろしいですよね?)塩野さんの代表作といえば、
『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』、
『海の都の物語』、
そして『ローマ人の物語』、
『十字軍物語』……
いずれも歴史を、
それもヨーロッパの歴史をテーマにした作品です。
この御本に収められている各文章も、
ヨーロッパの戦史、文化、国ごとの人間の気質など、
やはり《歴史》に直結したものが殆ど、なのですが。
エッセイ的な作品
サッカーの勝敗を分析するインタビュー形式の章も、
塩野さんが手掛けちゃうと、
もう何ともユニーク!
「さッかァー??」
「がるるるぐるるぅ?」(←訳:詳しいんですかぁ?)
イタリアに三十年以上も住んでいて、
サッカーを知らないではすまないのですよ。
と、塩野さんは文中で語っておられます。
そうよね、サッカー、つまりカルチョの本場ですもの!
チャンピオンズリーグの試合運びも、
選手たちの性格、所属チーム、監督たちの作戦、
プレイヤーとしての心構えも、
冷静に、歴史家の眼で分析する塩野さん……!
何が勝ち負けを決定したのかを、
これほど深く追究してゆくサッカー論、いえ、カルチョ論は、
他にありません!
「えいがにもォ、くわしィのでス!」
「ぐるぐるがるる!」(←訳:ここでも分析力!)
以前にも御紹介いたしましたが、
イタリアの名監督ルキノ・ヴィスコンティさんと
親しい間柄であった塩野さん。
この御本には、
ヴィスコンティさんについて
余人には描き得ない素晴らしい〘ヴィスコンティ小論〙も
収録されています。
第四章《忘れ得ぬ人びと》の『私が見たヴィスコンティ』は
映画ファンさん必読の名文ですよ!
「だれもォしらないィ~!」
「ぐるるるるがる!」(←訳:巨匠さんの素顔!)
黒澤明さん作品の考察、
そして塩野さんの本領ともいうべき、
ローマ史にまつわる、
『ローマ人の物語』に書き入れられなかったこぼれ話、
取材時の思い出と、
《彼ら》への共感。
ローマやルネサンスを
塩野さんの作品から識り、
感銘を受けた活字マニアさんには
激おすすめの御本です。
イタリアに住むということ、
ヨーロッパで暮らすということを――
「しりたいィ、おかたはァ!」
「ぐるがるるるー!」(←訳:ぜひ読んでねー!)