「こんにちわッ、テディちゃでッス!
ざんねんだけどォ、おめでとうゥ~なのでス!」
「がるる!ぐるるるるがるるるる!」(←訳:虎です!残念なのはドルトムント!)
こんにちは、ネーさです。
はい! おめでとうなのはユヴェントス!
祝!CL8強&準々決勝進出!
おかげで今日は一日気分よく過ごせましたわ♪
さあ、その勢いに便乗して、
本日も読書タイムを、どうぞ~!

―― 志賀直哉、映画に行く ――
著者は貴田庄(きだ・しょう)さん、2015年2月に発行されました。
『エジソンから小津安二郎まで見た男』と副題が付されています。
「えいがァまにあァ、ここにィありッ!」
「ぐるがるぐるるるる!」(←訳:文豪さんなんだけど!)
志賀直哉さん(1883~1971)さんは、
『暗夜行路』『城の崎にて』
『小僧の神様』などを代表作とする小説家さんです。
明治から昭和にかけて活躍し、
当時の日本文壇に大きな影響を与えた作家さんでなのですが、
あまり知られていないことに……
志賀さん、
ちょっとした映画マニアさんだったのでした。
「えいがかんにィ、かよいィましたッ!」
「がるるぐるがるるる!」(←訳:試写会にも行きます!)
映画、といっても
現代のそれと同一に考えるのは早計でしょうか。
明治の時代、
それは活動写真と呼ばれていました。
白黒の粗い映像に、
弁士さんがセリフをあて、
音楽ももちろん楽団がライブ演奏――が、普通だったのです。
そうして後代、
“トーキー”の時代へ。
「えいぞうがァ、しゃべるゥ!」
「ぐるがるぅ!」(←訳:音が出るぅ!)
歴史の大転換点を、
映画を愛する文豪さんはどう感じたのか。
いえ、その前に、
映画というものの何が、
志賀さんを惹きつけたのか。
著者・貴田さんは
志賀さんの映画愛に
《観客の映画史》を読み取ります。
映画をこよなく愛した、
ひとりの観者の素顔……。
「すきなァ、えいがすたーはァ~…」
「がぅーるるっるぐる?」(←訳:ディートリッヒさん?)
マルレーネ・ディートリッヒさんが、
ダニエル・ダリューさんが、
志賀さんの御贔屓(ごひいき)。
日本人では、高峰秀子さんが好き?
好き、ということでは、
志賀さんの興味は多方面にわたりました。
洋画、お芝居、バレエ、
ヴァイオリン、オペラ……
フリッツ・クライスラーさんのヴァイオリン演奏を、
オペラ歌手フェオドール・シャリアピンの公演へも
志賀さんは足を運びます。
それも、何度も!
「げいじゅつゥまにあッ?」
「ぐるるるがるるる!」(←訳:エンタメマニアだ!)
かくも“創作”への造詣深かった志賀さんですが、
う~ん、どうしましょう……
『暗夜行路』の映画化が決定しました。
「ひゃわッ! えいがかァ?」
「がるるぐるるがるる?」(←訳:自分の作品が映画に?)
魂をこめて書き上げた小説が
映像になる――映画になる。
完成した映画を観て、
志賀さんは何を思ったのか。
「ひとりのォ、えいがまにあァとしてェ~…」
「ぐるる~…」(←訳:心境は~…)
創作者、
観客、
原作者。
その非情にして切ないトライアングル。
志賀さんの日記と、
明治~昭和にかけての
膨大な資料を読み解いたこの御本は、ええ、もう、
今年度のノンフィクションベストに推したい力作です!
映画好きさんも文学好きさんも
ぜひ一読を~♪
ざんねんだけどォ、おめでとうゥ~なのでス!」
「がるる!ぐるるるるがるるるる!」(←訳:虎です!残念なのはドルトムント!)
こんにちは、ネーさです。
はい! おめでとうなのはユヴェントス!
祝!CL8強&準々決勝進出!
おかげで今日は一日気分よく過ごせましたわ♪
さあ、その勢いに便乗して、
本日も読書タイムを、どうぞ~!

―― 志賀直哉、映画に行く ――
著者は貴田庄(きだ・しょう)さん、2015年2月に発行されました。
『エジソンから小津安二郎まで見た男』と副題が付されています。
「えいがァまにあァ、ここにィありッ!」
「ぐるがるぐるるるる!」(←訳:文豪さんなんだけど!)
志賀直哉さん(1883~1971)さんは、
『暗夜行路』『城の崎にて』
『小僧の神様』などを代表作とする小説家さんです。
明治から昭和にかけて活躍し、
当時の日本文壇に大きな影響を与えた作家さんでなのですが、
あまり知られていないことに……
志賀さん、
ちょっとした映画マニアさんだったのでした。
「えいがかんにィ、かよいィましたッ!」
「がるるぐるがるるる!」(←訳:試写会にも行きます!)
映画、といっても
現代のそれと同一に考えるのは早計でしょうか。
明治の時代、
それは活動写真と呼ばれていました。
白黒の粗い映像に、
弁士さんがセリフをあて、
音楽ももちろん楽団がライブ演奏――が、普通だったのです。
そうして後代、
“トーキー”の時代へ。
「えいぞうがァ、しゃべるゥ!」
「ぐるがるぅ!」(←訳:音が出るぅ!)
歴史の大転換点を、
映画を愛する文豪さんはどう感じたのか。
いえ、その前に、
映画というものの何が、
志賀さんを惹きつけたのか。
著者・貴田さんは
志賀さんの映画愛に
《観客の映画史》を読み取ります。
映画をこよなく愛した、
ひとりの観者の素顔……。
「すきなァ、えいがすたーはァ~…」
「がぅーるるっるぐる?」(←訳:ディートリッヒさん?)
マルレーネ・ディートリッヒさんが、
ダニエル・ダリューさんが、
志賀さんの御贔屓(ごひいき)。
日本人では、高峰秀子さんが好き?
好き、ということでは、
志賀さんの興味は多方面にわたりました。
洋画、お芝居、バレエ、
ヴァイオリン、オペラ……
フリッツ・クライスラーさんのヴァイオリン演奏を、
オペラ歌手フェオドール・シャリアピンの公演へも
志賀さんは足を運びます。
それも、何度も!
「げいじゅつゥまにあッ?」
「ぐるるるがるるる!」(←訳:エンタメマニアだ!)
かくも“創作”への造詣深かった志賀さんですが、
う~ん、どうしましょう……
『暗夜行路』の映画化が決定しました。
「ひゃわッ! えいがかァ?」
「がるるぐるるがるる?」(←訳:自分の作品が映画に?)
魂をこめて書き上げた小説が
映像になる――映画になる。
完成した映画を観て、
志賀さんは何を思ったのか。
「ひとりのォ、えいがまにあァとしてェ~…」
「ぐるる~…」(←訳:心境は~…)
創作者、
観客、
原作者。
その非情にして切ないトライアングル。
志賀さんの日記と、
明治~昭和にかけての
膨大な資料を読み解いたこの御本は、ええ、もう、
今年度のノンフィクションベストに推したい力作です!
映画好きさんも文学好きさんも
ぜひ一読を~♪