「こんにちわッ、テディちゃでス!
きぶんはァ、あいすくりーむゥ!」
「がるる!ぐるるるーる!」(←訳:虎です!フラペチーノ!)
こんにちは、ネーさです。
春?春よね?春だわ!って浮かれてしまう陽気の今日は、
読書タイムも上へ上へと登ってゆく御本を、
さあ、どうぞ~♪
―― 高層建築物の世界史 ――
著者は大澤昭彦(おおさわ・あきひこ)さん、2015年2月に発行されました。
前回記事で御紹介しましたのは、
幽霊が出る/出そうな物件集?でしたが、
今回は、高層物件案内集です!
「こうそうびるゥ~でスかッ??」
「ぐるがるるぅる?」(←訳:高層マンション?)
高層建築、という言葉からは、
NYやシカゴの摩天楼、
ドバイや上海の超高層タワーマンションなどを
連想してしまいます。
けれど、この御本の目次を目にした時点で、
そんなカンチガイは霧消しますよ。
第一章で取り上げられているのは、
古代メソポタミアのジッグラト、
古代エジプトのピラミッドやオベリスク、
ローマやアレクサンドリアの高層建築――
「あはァ! そうかァ!」
「がるるっるる!」(←訳:ピラミッドも!)
「こうそうゥけんちくゥ!」
紀元前5000年頃、
メソポタミアで始まった“定住”と、
それに伴う“都市文明”の発展が
高層建築物を生み出しました。
エジプト観光のハイライトである、
クフ王のピラミッドは、
底辺230メートル、
高さは146.6メートル!
(現在の高さは138.75メートル)
軽く百m超となれば、もう立派な超々高層物件でしょう♪
「ふァ~、たかいィ~…!」
「ぐるるるぅる!」(←訳:見上げちゃう!)
見仰げば、首が悲鳴をあげそうな高層建築。
紀元前の昔から、なんでまた、
人間は高層建築を造ってきたのでしょう?
流行も発想も
実際に建ててしまう熱意も、
ずっとずっと続いています。
「ちゅうせいィもォ、きんだいィもォ~」
「がるる!」(←訳:現代も!)
日本だって例外じゃありません。
出雲大社は、かつて、
十六丈(約48.5メートル)高の威容を誇りました。
奈良の大官大寺には九重塔がありました
(高さ約91メートル!と推定されています)。
洋の東西、今昔を問わず、
なぜ、高層建築(タワー)なのか。
なぜ、人間はひたすらに高い場所を目指すのか……?
「ほんのうゥ、かなァ?」
「ぐるがる?」(←訳:煩悩かな?)
ヒトの想像力は
さまざまな《不思議》を実現させます。
幽霊が忍び歩く、石の館。
あるいは、
ガラスと鋼鉄の、バベルの塔。
どちらも、ヒトの手になる建築物。
今後、何百年経とうと、
なくなりそうもないもの。
「このよにィ、にんげんがァ~」
「がるるるぐる!」(←訳:生きてる限り!)
非常に真面目な学術的な御本と
幽霊屋敷の御本を同列に論じるなんてあんまりだ!と、
お叱りを受けるかもしれません。
けれど、対比すれば、
より深く考えさせられます。
ひとは、何をつくってきたのか――
活字マニアの皆さま、
二作品併せて、ぜひ一読を!
きぶんはァ、あいすくりーむゥ!」
「がるる!ぐるるるーる!」(←訳:虎です!フラペチーノ!)
こんにちは、ネーさです。
春?春よね?春だわ!って浮かれてしまう陽気の今日は、
読書タイムも上へ上へと登ってゆく御本を、
さあ、どうぞ~♪
―― 高層建築物の世界史 ――
著者は大澤昭彦(おおさわ・あきひこ)さん、2015年2月に発行されました。
前回記事で御紹介しましたのは、
幽霊が出る/出そうな物件集?でしたが、
今回は、高層物件案内集です!
「こうそうびるゥ~でスかッ??」
「ぐるがるるぅる?」(←訳:高層マンション?)
高層建築、という言葉からは、
NYやシカゴの摩天楼、
ドバイや上海の超高層タワーマンションなどを
連想してしまいます。
けれど、この御本の目次を目にした時点で、
そんなカンチガイは霧消しますよ。
第一章で取り上げられているのは、
古代メソポタミアのジッグラト、
古代エジプトのピラミッドやオベリスク、
ローマやアレクサンドリアの高層建築――
「あはァ! そうかァ!」
「がるるっるる!」(←訳:ピラミッドも!)
「こうそうゥけんちくゥ!」
紀元前5000年頃、
メソポタミアで始まった“定住”と、
それに伴う“都市文明”の発展が
高層建築物を生み出しました。
エジプト観光のハイライトである、
クフ王のピラミッドは、
底辺230メートル、
高さは146.6メートル!
(現在の高さは138.75メートル)
軽く百m超となれば、もう立派な超々高層物件でしょう♪
「ふァ~、たかいィ~…!」
「ぐるるるぅる!」(←訳:見上げちゃう!)
見仰げば、首が悲鳴をあげそうな高層建築。
紀元前の昔から、なんでまた、
人間は高層建築を造ってきたのでしょう?
流行も発想も
実際に建ててしまう熱意も、
ずっとずっと続いています。
「ちゅうせいィもォ、きんだいィもォ~」
「がるる!」(←訳:現代も!)
日本だって例外じゃありません。
出雲大社は、かつて、
十六丈(約48.5メートル)高の威容を誇りました。
奈良の大官大寺には九重塔がありました
(高さ約91メートル!と推定されています)。
洋の東西、今昔を問わず、
なぜ、高層建築(タワー)なのか。
なぜ、人間はひたすらに高い場所を目指すのか……?
「ほんのうゥ、かなァ?」
「ぐるがる?」(←訳:煩悩かな?)
ヒトの想像力は
さまざまな《不思議》を実現させます。
幽霊が忍び歩く、石の館。
あるいは、
ガラスと鋼鉄の、バベルの塔。
どちらも、ヒトの手になる建築物。
今後、何百年経とうと、
なくなりそうもないもの。
「このよにィ、にんげんがァ~」
「がるるるぐる!」(←訳:生きてる限り!)
非常に真面目な学術的な御本と
幽霊屋敷の御本を同列に論じるなんてあんまりだ!と、
お叱りを受けるかもしれません。
けれど、対比すれば、
より深く考えさせられます。
ひとは、何をつくってきたのか――
活字マニアの皆さま、
二作品併せて、ぜひ一読を!