「こんにちわッ、テディちゃでースゥ!
おおおォ~♪ ついにィ♪♪」
「がるる!ぐるるるるっ!」(←訳:虎です!聴きましたっ!)
こんにちは、ネーさです。
ようやく!今日20日の朝、拝聴いたしましたよ、
2015年初のウグイスくんのお声を!
春ね~♪春なんだわ~♪♪と実感しながら、
さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~!

―― 漂流郵便局 ――
著者は久保田沙耶(くぼた・さや)さん、2015年2月に発行されました。
『届け先のわからない手紙、預かります』と日本語副題が、
『MISSING POST OFFICE』と英語題名が付されています。
「ゆうびんきょくがァ、ひょうりゅうゥ~???」
「ぐるるぅるがるるぅ?」(←訳:迷子ちゃんですかぁ?)
小説などのフィクション作品ではなく、
一般的なノンフィクションともちょっと違っているこの御本を、
ええと、どう御紹介すべきでしょうか。
強いて言うなら……
ドキュメンタリー系アート本?
「ふァ? ゆうびんあーとォ???」
「がるがるぐるるるる!」(←訳:ますます分からない!)
瀬戸内海に浮かぶ幾つかの島々が
アートによる地域振興を行っていることは、
関西圏のみならず、日本全国、
最近では海外にも知られていますね。
粟島(あわしま)も、
そのような島のひとつです。
2013年に開催された瀬戸内国際芸術祭に参加すべく、
著者の久保田さんは
香川県三豊(みとよ)市の粟島を作品のリサーチのために訪れ、
出会ってしまったのです。
波打ち際に打ち寄せられた、
たくさんの漂流物、
そして、
旧粟島郵便局と。
「かいがらにィ、ぺッとぼとるゥ!」
「ぐるるがーるるぐるる!」(←訳:ゴルフボールに硝子玉!)
物も、人も――久保田さん御自身も
流れ着いてしまったかのような、
海と島の一隅。
『漂流郵便局』という言葉を思い浮かべた久保田さんの手によって、
さまざまな漂流物と、
役目を終えて眠りについていた郵便局の建物が結びついたのは
ごく自然なことだったのかもしれません。
「ふしぎなァ、ゆうびんきょくのォ~!」
「がるぐる!」(←訳:誕生だよ!)
芸術祭で発表された『漂流郵便局』は
“期間限定の作品”にはなりませんでした。
いったい何がきっかけだったのか……
多くのハガキが届くようになったのです。
「だれからァ?」
「ぐるる?」(←訳:どこへ?)
誰かにこの想いを聞いてもらいたい、
秘めたこころの内をいま明かしたい、と
ペンを握った人が大勢いたのです。
返事はなくてもいい、
それでもいいから、ただ書きたい、
手紙を書きたい――
そうして、
『漂流郵便局』内の《漂流私書箱》には
宛先不明な、
けれど決して廃棄されることのないたくさんの手紙が
現在もなお、届けられ続けているといいます。
「あてさきふめいィのォ、てがみィ……」
「がっるぐるるがるぐるる!」(←訳:きっと大事な手紙なんだ!)
この御本には、
『漂流郵便局』に配達されたハガキの一部、
『漂流郵便局』局員さんのお仕事、
展示されている漂流物などが紹介されています。
詩歌のような、
溜め息のような、
見果てぬ約束のような、ハガキの言葉たち。
そして、海が送ってよこしたシグナルたち。
「がらすのォかけらがァ、きれいィでス!」
「ぐるるがるがる!」(←訳:小石や貝殻もね!)
TVでも取り上げられたことがある『漂流郵便局』を
もうよく知ってるわ!という方々も、
あらためて、
その成り立ちを読んでみてくださいね。
特に、アート好きさんにおすすめです~♪
おおおォ~♪ ついにィ♪♪」
「がるる!ぐるるるるっ!」(←訳:虎です!聴きましたっ!)
こんにちは、ネーさです。
ようやく!今日20日の朝、拝聴いたしましたよ、
2015年初のウグイスくんのお声を!
春ね~♪春なんだわ~♪♪と実感しながら、
さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~!

―― 漂流郵便局 ――
著者は久保田沙耶(くぼた・さや)さん、2015年2月に発行されました。
『届け先のわからない手紙、預かります』と日本語副題が、
『MISSING POST OFFICE』と英語題名が付されています。
「ゆうびんきょくがァ、ひょうりゅうゥ~???」
「ぐるるぅるがるるぅ?」(←訳:迷子ちゃんですかぁ?)
小説などのフィクション作品ではなく、
一般的なノンフィクションともちょっと違っているこの御本を、
ええと、どう御紹介すべきでしょうか。
強いて言うなら……
ドキュメンタリー系アート本?
「ふァ? ゆうびんあーとォ???」
「がるがるぐるるるる!」(←訳:ますます分からない!)
瀬戸内海に浮かぶ幾つかの島々が
アートによる地域振興を行っていることは、
関西圏のみならず、日本全国、
最近では海外にも知られていますね。
粟島(あわしま)も、
そのような島のひとつです。
2013年に開催された瀬戸内国際芸術祭に参加すべく、
著者の久保田さんは
香川県三豊(みとよ)市の粟島を作品のリサーチのために訪れ、
出会ってしまったのです。
波打ち際に打ち寄せられた、
たくさんの漂流物、
そして、
旧粟島郵便局と。
「かいがらにィ、ぺッとぼとるゥ!」
「ぐるるがーるるぐるる!」(←訳:ゴルフボールに硝子玉!)
物も、人も――久保田さん御自身も
流れ着いてしまったかのような、
海と島の一隅。
『漂流郵便局』という言葉を思い浮かべた久保田さんの手によって、
さまざまな漂流物と、
役目を終えて眠りについていた郵便局の建物が結びついたのは
ごく自然なことだったのかもしれません。
「ふしぎなァ、ゆうびんきょくのォ~!」
「がるぐる!」(←訳:誕生だよ!)
芸術祭で発表された『漂流郵便局』は
“期間限定の作品”にはなりませんでした。
いったい何がきっかけだったのか……
多くのハガキが届くようになったのです。
「だれからァ?」
「ぐるる?」(←訳:どこへ?)
誰かにこの想いを聞いてもらいたい、
秘めたこころの内をいま明かしたい、と
ペンを握った人が大勢いたのです。
返事はなくてもいい、
それでもいいから、ただ書きたい、
手紙を書きたい――
そうして、
『漂流郵便局』内の《漂流私書箱》には
宛先不明な、
けれど決して廃棄されることのないたくさんの手紙が
現在もなお、届けられ続けているといいます。
「あてさきふめいィのォ、てがみィ……」
「がっるぐるるがるぐるる!」(←訳:きっと大事な手紙なんだ!)
この御本には、
『漂流郵便局』に配達されたハガキの一部、
『漂流郵便局』局員さんのお仕事、
展示されている漂流物などが紹介されています。
詩歌のような、
溜め息のような、
見果てぬ約束のような、ハガキの言葉たち。
そして、海が送ってよこしたシグナルたち。
「がらすのォかけらがァ、きれいィでス!」
「ぐるるがるがる!」(←訳:小石や貝殻もね!)
TVでも取り上げられたことがある『漂流郵便局』を
もうよく知ってるわ!という方々も、
あらためて、
その成り立ちを読んでみてくださいね。
特に、アート好きさんにおすすめです~♪