テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

修羅場に、ひと吠え!

2015-09-24 21:51:56 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ふうゥ~、れんきゅうァあけはァ~」
「がるる!ぐっるるがるる!」(←訳:虎です!グッタリですね!)

 こんにちは、ネーさです……
 ああ、勝てない……ユヴェントスが勝てない……
 ショックでグッタリ、いえ、ガックリしながらも、
 苦しい時こそ応援するのが真のサポーターですもの、
 元気をふりしぼって、
 本日の読書タイムは、こちらを、どうぞ~っ♪

  



           ―― 助手席のチェット ――



 著者はスペンサー・クインさん、原著は2009年に、
 画像の日本語文庫版は2015年5月に発行されました。
 英語原題『DOG ON IT』、
 《名犬チェットと探偵バーニー》とシリーズ名が付されています。

「めェ~いィ~けェ~んッ??」(←疑ってます)
「ぐるるるがるる?」(←訳:というと警察犬?)

 優秀な警察犬、と聞いて多くの方々がイメージするのは、
 ジャーマンシェパード犬くんでしょうか。

 この御本の語り手・チェットくんも、
 シェパードのような大型犬、なのですけど、
 いわゆるミックス犬。

 いえ、バカにしちゃいけませんよ、雑種じゃん!なんて。
 頭抜けたジャンプ力、嗅覚。
 観察力も勇気も、
 ここぞという場面で命令に服従する機転も、
 すべて備え持っているチェットくんの履歴の、
 唯一の汚点は……えーと、

 警察犬訓練所を卒業寸前に落第。

「あはァ♪ それはッ♪」(←一気に親近感?)
「がるるるぐっるるぅ~」(←訳:タイヘンだったねぇ~)

 卒業試験のグタゴタには、
 猫が絡む不運なアクシデントがあった、とのことですが、
 チェットくん、気にしてません。

 現在は、私立探偵バーニー・リトルさんとともに
 《リトル探偵事務所》の看板犬ならぬ相棒犬として
 事件調査に日々乗り出し、いえ、走り出してます♪

「あれれッ? きょうのォじけんはァ~…」
「ぐるるがるる!」(←訳:様子が違うよ!)

 ええ、いつものような浮気調査じゃありません。

 今回の依頼は……

 誘拐事件?

「ええッ? そッ、それはァ!」
「がるるるぐるるるる!」(←訳:ホントにタイヘンだ!)

 チェットくんはバーニーさんを伴い、
 おっと失礼、
 バーニーさんと一緒に行動しながら、
 チェットくんは鼻を利かせます。
 推理。追跡。カーチェイス。
 唸って威嚇したり、体当たり攻撃も!

「わんこォならではァのォ~」
「ぐるっるる!」(←訳:探偵っぷり!)

 消火栓に似たものを目にすると
 マーキングしたくなっちゃう、という
 楽しい性格?のチェットくん。

 動物好きさんにもおすすめのミステリは
 本国アメリカでは第八作目が刊行されているほどの
 大人気シリーズとなっています。
 ワンコ嫌いじゃないわよ!な活字マニアさんは、
 ぜひ、一読を~♪
 
 
 
コメント
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