「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
ふゥッ! ながァ~いィ、いッしゅうかんッでしたでスゥ!」
「がるる!ぐるるるぅ!」(←訳:虎です!疲れたよぅ!)
こんにちは、ネーさです。
夏休みが終わってしまい、
身も心もクタクタ……な週末の読書タイムは、
あははっ♪うきゃきゃ♪
と明るく笑えるノンフィクション作品を御紹介いたしましょう。
さあ、こちらを、どうぞ~!
―― 珍名いきもの124 ――
著者&本文の解説は北嶋廣敏(きたじま・ひろとし)さん、
画は藤田和生(ふじた・やすお)さん、2015年6月に発行されました。
『誰かに話したくなる』と副題にもありますように、
あまりの面白さ・可笑しさに、
「あのねッ、きいてッきいてッ♪」
「ぐるがるー!」(←訳:これ見てー!)
と誰かしらに話しかけ、
知識を共有したくなること請け合いの
ユニークな動植物雑学図鑑です。
ああ、それにしても、
ヘンテコな名前の生きものが
世の中にこれほどた~くさん存在するとは!
「たつのいとこッ!」
「がるるるる!」(←訳:ヨダレカケ!)
タツノオトシゴには、イトコがいる!
いや、イトコだけじゃない、
タツノハトコという、ハトコ(再従兄弟)もいる!
あ、冗談ではないんですよ。
本気です。本当です。
タツノイトコは、ヨウジオウ科の海水魚。
相模湾以南、インドシナ半島沿岸、インド洋に分布しており、
タツノオトシゴに似ていますが、
首は曲がっておらず、頭部の冠状突起が発達していない、のだそうです。
タツノハトコはタツノオトシゴの近似種類で、
こちらも実在いたします。
ヨダレカケ、というのも
イソギンポ科の海水魚で、
英名でさえ『pinafore blenny(エプロンをつけたギンポ)』。
磯棚に生息し、カエルに似た顔で、
顎の下には吸盤もある、とか。
「うそじゃァないィんでスゥ!」
「ぐるがるぅ!」(←訳:真実ですぅ!)
真実のみが持つヘヴィな衝撃はまだまだ続きます。
パンダダルマハゼ。
コンペイトウ。
ブンブヌチャガマ。
ウメボシイソギンチャク。
ジゴクノカマノフタ。
ヘソクリ……。
あっとと、
活字マニアの皆さまから
“知る喜び”を奪ってしまってはいけないので
これ以上は記しませんが、
動物では魚類・哺乳類・カエル類・昆虫類・貝類他、
植物では草木・本木・海草、
原生生物、菌類、変形菌まで、
揃いも揃ったり、
ヘンなナマエのヤツらがずら~りと。
「でもォ、いみがァ、あるのでス!」
「がるるる!」(←訳:由来もね!)
なんでヘンな名前が付けられちゃったのか。
誤解が原因?
ルックスのせい?
生態ゆえか?
或いは……命名者の気まぐれ?
「いくらァなんでもォ!」
「ぐるるるるがるるぅ!」(←訳:気まぐれはヒドイぃ!)
著者・北嶋さんは短い解説文の中に
それぞれの名に籠められたエピソードを
分かりやすく、詩情をまじえつつ、
メチャクチャな名を付けられた生きものたちへの
同情をも滲ませつつ、
巧みに語ってくださいます。
ヘンな名に驚いて、
なぜ?と問えば、
そこに生きものの多様なかたち、
生命の不思議が在る――
「へんてこォだけどォ~」
「がるるぐるぅがるるるっ!」(←訳:バカにしちゃダメだぞっ!)
あはは♪と笑って読んでゆけば、
こころも晴れる、
物識りにもなれる、
世界がぐーんと広がってもゆく稀有なる作品、
理系さんにも文系さんにもおすすめです。
探してみてくださいね~♪
ふゥッ! ながァ~いィ、いッしゅうかんッでしたでスゥ!」
「がるる!ぐるるるぅ!」(←訳:虎です!疲れたよぅ!)
こんにちは、ネーさです。
夏休みが終わってしまい、
身も心もクタクタ……な週末の読書タイムは、
あははっ♪うきゃきゃ♪
と明るく笑えるノンフィクション作品を御紹介いたしましょう。
さあ、こちらを、どうぞ~!
―― 珍名いきもの124 ――
著者&本文の解説は北嶋廣敏(きたじま・ひろとし)さん、
画は藤田和生(ふじた・やすお)さん、2015年6月に発行されました。
『誰かに話したくなる』と副題にもありますように、
あまりの面白さ・可笑しさに、
「あのねッ、きいてッきいてッ♪」
「ぐるがるー!」(←訳:これ見てー!)
と誰かしらに話しかけ、
知識を共有したくなること請け合いの
ユニークな動植物雑学図鑑です。
ああ、それにしても、
ヘンテコな名前の生きものが
世の中にこれほどた~くさん存在するとは!
「たつのいとこッ!」
「がるるるる!」(←訳:ヨダレカケ!)
タツノオトシゴには、イトコがいる!
いや、イトコだけじゃない、
タツノハトコという、ハトコ(再従兄弟)もいる!
あ、冗談ではないんですよ。
本気です。本当です。
タツノイトコは、ヨウジオウ科の海水魚。
相模湾以南、インドシナ半島沿岸、インド洋に分布しており、
タツノオトシゴに似ていますが、
首は曲がっておらず、頭部の冠状突起が発達していない、のだそうです。
タツノハトコはタツノオトシゴの近似種類で、
こちらも実在いたします。
ヨダレカケ、というのも
イソギンポ科の海水魚で、
英名でさえ『pinafore blenny(エプロンをつけたギンポ)』。
磯棚に生息し、カエルに似た顔で、
顎の下には吸盤もある、とか。
「うそじゃァないィんでスゥ!」
「ぐるがるぅ!」(←訳:真実ですぅ!)
真実のみが持つヘヴィな衝撃はまだまだ続きます。
パンダダルマハゼ。
コンペイトウ。
ブンブヌチャガマ。
ウメボシイソギンチャク。
ジゴクノカマノフタ。
ヘソクリ……。
あっとと、
活字マニアの皆さまから
“知る喜び”を奪ってしまってはいけないので
これ以上は記しませんが、
動物では魚類・哺乳類・カエル類・昆虫類・貝類他、
植物では草木・本木・海草、
原生生物、菌類、変形菌まで、
揃いも揃ったり、
ヘンなナマエのヤツらがずら~りと。
「でもォ、いみがァ、あるのでス!」
「がるるる!」(←訳:由来もね!)
なんでヘンな名前が付けられちゃったのか。
誤解が原因?
ルックスのせい?
生態ゆえか?
或いは……命名者の気まぐれ?
「いくらァなんでもォ!」
「ぐるるるるがるるぅ!」(←訳:気まぐれはヒドイぃ!)
著者・北嶋さんは短い解説文の中に
それぞれの名に籠められたエピソードを
分かりやすく、詩情をまじえつつ、
メチャクチャな名を付けられた生きものたちへの
同情をも滲ませつつ、
巧みに語ってくださいます。
ヘンな名に驚いて、
なぜ?と問えば、
そこに生きものの多様なかたち、
生命の不思議が在る――
「へんてこォだけどォ~」
「がるるぐるぅがるるるっ!」(←訳:バカにしちゃダメだぞっ!)
あはは♪と笑って読んでゆけば、
こころも晴れる、
物識りにもなれる、
世界がぐーんと広がってもゆく稀有なる作品、
理系さんにも文系さんにもおすすめです。
探してみてくださいね~♪