テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

《笑》の本性。

2015-09-28 21:32:36 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス! 
 きょうはァ、すーぱーむーんッ、みちゃッたっ!」
「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!大きなお月さま!)

 こんにちは、ネーさです。
 アメリカで開催されていた2015ロードレース世界選手権、
 エリート男子部門で優勝したのは
 ペーター・サガン選手(スロバキア)!
 おめでとうございます、サガンさん!
 また、ジュニア女子の部門で梶原悠未さんが4位入賞!!
 日本人史上最高位の記録ですよ~!

「やたッ!!!」
「ぐるぅ!」(←訳:拍手ぅ!)

 では、祝福度満点のお月さまに背を押される気分で、
 本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  



              ―― 大泉エッセイ ――



 著者は大泉洋(おおいずみ・よう)さん、
 単行本は2013年に、画像の文庫版は2015年4月に発行されました。
 『僕が綴った16年』と副題が付されています。

 前回記事では壮麗な地誌ノンフィクション……
 今回は、打って変わって、

「うきゃきゃきゃッ♪」
「がるるっ♪」

 なエッセイ作品の御紹介です。

 ええ、そうです、
 百戦錬磨の活字マニアさんといえど、
 この御本を手にしたなら、
 必ずや、どこかのページで
 ぷふふっ、くすくす、と笑顔になってしまうでしょう。
 いえ、笑顔ならまだいいんですけど。
 もしかしたら、腹筋が痛くなるほどに
 笑い転げる羽目になってしまうかも。

「おおいずみィおにいさんはァ、へんッ、でスゥ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:ヘンテコすぎる!)

 1997年、大泉さん24歳。
 雑誌『アルバイトニュース an 北海道版』に
 初エッセイが掲載されました。
 月日は流れ、掲載誌は『じゃらん北海道発』、
 『SWITCH』と変わっても、
 全編通して変わらないのはその目線というか、スタンス、ですね。

 気取らない。
 偉ぶらない。
 自分に正直に。
 失敗談だって躊躇せず書く、
 いや、失敗談だからこそ、全力で書く!

 北海道限定スター?であった時代、
 学生時代の思い出、
 全国区へ昇ってゆく日々も、

「へんてこォ、なのでス!」
「がるぐるる!」(←訳:筋金入りの!)

 TEAM NACS誕生秘話。
 『水曜どうでしょう』ロケのエピソード。
 今この仕事を止めたらどうしてもやりたい職業とは。

 どれも吹き出さずにはいられない中、
 私ネーさが笑いの発作を起こした1編は……

 『兄ちゃんの東京ディズニーランド』。

「むふふふふッ♪」
「ぐるるっ♪」

 高校2年の冬休み、
 お兄さんと一緒に東京ディズニーランドに行った大泉さん。
 数々のアトラクションを楽しみました♪
 どちらかというと、お兄さんの方が、より熱心に。

 そして、絶叫系アトラクションを制覇した兄弟ふたりは、
 この日いちばんの“山場”へと挑みます。
 それは……

 シンデレラ城ミステリーツアー!

「くぷぷぷぷゥ♪」(←お腹の皮が)
「がるるるぅ♪」(←よじれてるようです)

 そこで何が起こったのか?

 ええ、オチは書きますまい。
 ものすごい大事件が発生するわけではないのですけれど、
 ささやかと言えばささやかな内輪話なのですけれど、
 大泉さんの《本性》が見え隠れする楽しい作品です!

 単行本を既読した方々も、
 新たに『文庫版書き下ろし』の章が加えられていますので、
 ぜひ、一読を♪
 

 
 
コメント
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