「こんにちわゥ、テディちゃでス!
ぐゥ、ぐるじィ~…!」
「がるる!ぐるるるぅ~!」(←訳:虎です!苦しいよぅ~!)
こんにちは、ネーさです。
いきなり朝から花粉飛散度MAX?な状況で、
アタマがぼ~っとしております……が、
こんな時こそ読書タイムですよ。
本日は、前回記事とリンクする流れで、
こちらの御本を、さあ、どうぞ~♪

―― 日本の漫画本300年 ――
著者は清水勲(しみず・いさお)さん、猪俣紀子(いのまた・のりこ)さん、
2019年1月に発行されました。
『《鳥羽本》からコミック本まで』と副題が付されています。
「うむゥ? さんびゃくゥねんッ??」
「ぐるるるるがるる?」(←訳:300年でいいの?)
そうね、日本における漫画の歴史については諸説あり、
“元祖”的存在というなら、
やはり京の高山寺が所有していた鳥獣戯画でしょ?と
私ネーさも思ったりしましたが。
この御本でテーマにしているのは、
《漫画本》
なんですね。
《肉筆戯絵》や《肉筆戯画絵巻》ではなく、
《本》というスタイルで、
商品として大々的に売り出されたもの、です。
「ふむむゥ! しょうひんッ、でスかァ~」
「がるるぐるるるる!」(←訳:それが300年前!)
大阪の出版業者さん(河内屋八兵衛さん他)が、
享保期(1720年代)に
『鳥羽絵欠び留(あくびどめ)』
『鳥羽絵三国志』
『軽筆鳥羽車』
の《鳥羽本》3種を刊行、
ここから《鳥羽絵》は戯画の代名詞として定着、
商品としての流通も始まります。
そうして、江戸時代も後期にさしかかるにつれ、
京・大阪をしのぐ勢いで
出版文化の中心地となってゆくのが――
「おえどォ、でスねッ!」
「ぐるるる!」(←訳:江戸の町!)
安永5年(1776年)、
鳥山石燕さん著『画図百鬼夜行』によって
妖怪本ブームに火がつきます。
寛政期(1789~1801)になると、
山東京伝さんの戯画が評判を取ったりもしますけど、
文化11年(1814年)、
とうとうあの名作が降臨!!
「でたッ!」
「がるるっ!」(←訳:出たねっ!)
日本のみならず、
後に西欧の画家さんたちをも驚倒せしめる
葛飾北斎さん作『北斎漫画』初編。
名古屋の版元から出版されたこの御本は、
門人さんたちに与える書として出したつもりが、
一般にも売り出されて大ベストセラーとなり、
翌年には二編、三編が発刊……とシリーズ化されて、
十五編が刊行されたのは、
北斎さんが世を去ってのちの、
明治11年(1878年)!
「めいじィ??」
「ぐるがる~!」(←訳:息が長い~!)
上田秋成さん、尾形光琳さん、酒井抱一さん、
歌川豊国さん、渡辺崋山さん、十返舎一九さん、
歌川広重さん、歌川国芳さん、河鍋暁斎さん――
綺羅星のような巨匠さんたちによって
《鳥羽本》《漫画本》は
押しも押されぬ“日本の文化”となってゆきました。
「めいじィいこうもォ!」
「がるるぐるる!」(←訳:漫画は続くよ!)
昭和31年(1956年)に『鉄腕アトム』が、
昭和35年(1960年)に『鬼太郎夜話』が、
昭和41年(1966年)に『サスケ』が、
昭和44年(1969年)に『天才バカボン』が、
昭和49年(1974年)に『ポーの一族』が、
昭和55年(1980年)に『Dr.スランプ』が、
昭和59年(1984年)には『AKIRA』が。
そして、平成の時代には……?
「いッぱいィ~ありすぎてェ~!」
「ぐるがるるる!」(←訳:もうたいへん!)
中世から近代へ。
江戸から明治へ。
20世紀から21世紀へ。
さらには、平成に続く時代へも
絶えることなく歩み続ける《漫画本》の歴史を、
コミックマニアさんはもちろん、
歴史好きな活字マニアさんも、
ぜひ、一読いてみてくださいね♪
おすすめです~!
ぐゥ、ぐるじィ~…!」
「がるる!ぐるるるぅ~!」(←訳:虎です!苦しいよぅ~!)
こんにちは、ネーさです。
いきなり朝から花粉飛散度MAX?な状況で、
アタマがぼ~っとしております……が、
こんな時こそ読書タイムですよ。
本日は、前回記事とリンクする流れで、
こちらの御本を、さあ、どうぞ~♪

―― 日本の漫画本300年 ――
著者は清水勲(しみず・いさお)さん、猪俣紀子(いのまた・のりこ)さん、
2019年1月に発行されました。
『《鳥羽本》からコミック本まで』と副題が付されています。
「うむゥ? さんびゃくゥねんッ??」
「ぐるるるるがるる?」(←訳:300年でいいの?)
そうね、日本における漫画の歴史については諸説あり、
“元祖”的存在というなら、
やはり京の高山寺が所有していた鳥獣戯画でしょ?と
私ネーさも思ったりしましたが。
この御本でテーマにしているのは、
《漫画本》
なんですね。
《肉筆戯絵》や《肉筆戯画絵巻》ではなく、
《本》というスタイルで、
商品として大々的に売り出されたもの、です。
「ふむむゥ! しょうひんッ、でスかァ~」
「がるるぐるるるる!」(←訳:それが300年前!)
大阪の出版業者さん(河内屋八兵衛さん他)が、
享保期(1720年代)に
『鳥羽絵欠び留(あくびどめ)』
『鳥羽絵三国志』
『軽筆鳥羽車』
の《鳥羽本》3種を刊行、
ここから《鳥羽絵》は戯画の代名詞として定着、
商品としての流通も始まります。
そうして、江戸時代も後期にさしかかるにつれ、
京・大阪をしのぐ勢いで
出版文化の中心地となってゆくのが――
「おえどォ、でスねッ!」
「ぐるるる!」(←訳:江戸の町!)
安永5年(1776年)、
鳥山石燕さん著『画図百鬼夜行』によって
妖怪本ブームに火がつきます。
寛政期(1789~1801)になると、
山東京伝さんの戯画が評判を取ったりもしますけど、
文化11年(1814年)、
とうとうあの名作が降臨!!
「でたッ!」
「がるるっ!」(←訳:出たねっ!)
日本のみならず、
後に西欧の画家さんたちをも驚倒せしめる
葛飾北斎さん作『北斎漫画』初編。
名古屋の版元から出版されたこの御本は、
門人さんたちに与える書として出したつもりが、
一般にも売り出されて大ベストセラーとなり、
翌年には二編、三編が発刊……とシリーズ化されて、
十五編が刊行されたのは、
北斎さんが世を去ってのちの、
明治11年(1878年)!
「めいじィ??」
「ぐるがる~!」(←訳:息が長い~!)
上田秋成さん、尾形光琳さん、酒井抱一さん、
歌川豊国さん、渡辺崋山さん、十返舎一九さん、
歌川広重さん、歌川国芳さん、河鍋暁斎さん――
綺羅星のような巨匠さんたちによって
《鳥羽本》《漫画本》は
押しも押されぬ“日本の文化”となってゆきました。
「めいじィいこうもォ!」
「がるるぐるる!」(←訳:漫画は続くよ!)
昭和31年(1956年)に『鉄腕アトム』が、
昭和35年(1960年)に『鬼太郎夜話』が、
昭和41年(1966年)に『サスケ』が、
昭和44年(1969年)に『天才バカボン』が、
昭和49年(1974年)に『ポーの一族』が、
昭和55年(1980年)に『Dr.スランプ』が、
昭和59年(1984年)には『AKIRA』が。
そして、平成の時代には……?
「いッぱいィ~ありすぎてェ~!」
「ぐるがるるる!」(←訳:もうたいへん!)
中世から近代へ。
江戸から明治へ。
20世紀から21世紀へ。
さらには、平成に続く時代へも
絶えることなく歩み続ける《漫画本》の歴史を、
コミックマニアさんはもちろん、
歴史好きな活字マニアさんも、
ぜひ、一読いてみてくださいね♪
おすすめです~!