「こんにちわッ、テディちゃでス!
……ここはァ、れいぞうこのォなかァでスかッ?」
「がるる!ぐるるがる~!」(←訳:虎です!冷凍庫かも~!)
こんにちは、ネーさです。
寒~い連休となりましたが、
ここでメゲちゃいけません。
熱々のココア(カカオ80%!)を作り、
さらにショウガパウダーをさっくりふりかけたら、
読書タイムの準備は整いましたよ♫
さあ、本日は、こちらの御本を、どうぞ~!
―― ニホンオオカミの最後 ――
著者は遠藤公男(えんどう・きみお)さん、2018年9月に発行されました。
『狼酒・狼狩り・狼祭りの発見』と副題が付されています。
「むむゥ! でんせつのォ、にほんおおかみィ!」
「ぐる……がるるるるぅ?」(←訳:絶滅……したのかなぁ?)
ニホンオオカミ――
生態の殆どが謎のまま、
時間の彼方に消えてしまった日本固有種のオオカミに、
少なからぬ人が“夢”を見ていることでしょう。
ニホンオオカミは、本当に滅んでしまったのか?
もしかしてもしかしたら、
そう、東北の深い森のどこかに、
一匹、いや、数匹が、
ひっそり生きてはいまいか……?
「さがしてェみたいィでスゥ!」
「がるっるるぐるるるぅがるるー!」(←訳:初めっから諦めてちゃダメだー!)
著者・遠藤さんは、
教師をしながら、
岩手県の奥地でコウモリの新種を3、
北海道でノネズミの新種を発見するなど、
動物学のエキスパートといえる御方です。
その遠藤さんも、やはり、
若い頃は狼の絶滅を信じられずにいたものですが、
いくら探せど、もはや足跡ひとつ見つけられない……
それでも、知りたい。
本当に滅びてしまったのだとしても、
彼らの生態を、姿形を、知りたい!見てみたい!
「あらゆるゥてがかりィ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:伝承も遺物も!)
「おいかけまスゥ!」
狼で作った酒がある?と聞きつければ、
旧家を巡って質問攻めにし、
《狼の餅》という風習があると聞けば、
インタビューに向かい、
狼信仰について思いを馳せる。
そして、ニホンオオカミの外見に疑問をもったら、
ロンドンへもひとっ飛び!
「ろんどんッ??」
「がるる??」(←訳:英国の??)
現在、日本にあるニホンオオカミの剥製は、3点。
しかし、国立科学博物館、和歌山県立自然博物館、
東京大学に所蔵される剥製のいずれも、
正直いって、“失敗作”。
残るは……
ロンドンの自然史博物館に所蔵される
《ニホンオオカミ最後の標本》!
明治38年に米国人アンダーソンさんが
奈良県で猟師から購入したというニホンオオカミの標本の、
保存状態は、はたして……?
「どきどきィしまスゥ!」
「ぐるるるるがるるるる!」(←訳:壊れてたらどうしよう!)
私ネーさも、本文40ページからの
『ニホンオオカミの正体』には
ドキドキさせられましたよ。
本文51ページには写真まで掲載されていて、
うわあ!と声を上げたくなります。
これが……
“最も狼らしい”標本?
「いちだんとォ、どきどきィ!」
「がるぐるる!」(←訳:募る好奇心!)
ニホンオオカミの標本が辿った道、
日本の各地に伝えられるオオカミとの闘いの記録、
遠野物語に登場するオオカミたち、
狩られてゆくオオカミたち――
日本近代史の、もうひとつ別の顔を視るかのような、
オオカミと人の係わり、
人と自然の係わりのものがたりは、
歴史好きな活字マニアさん、
動物文学好きな御方におすすめです。
皆さま、ぜひ、一読を♪
……ここはァ、れいぞうこのォなかァでスかッ?」
「がるる!ぐるるがる~!」(←訳:虎です!冷凍庫かも~!)
こんにちは、ネーさです。
寒~い連休となりましたが、
ここでメゲちゃいけません。
熱々のココア(カカオ80%!)を作り、
さらにショウガパウダーをさっくりふりかけたら、
読書タイムの準備は整いましたよ♫
さあ、本日は、こちらの御本を、どうぞ~!
―― ニホンオオカミの最後 ――
著者は遠藤公男(えんどう・きみお)さん、2018年9月に発行されました。
『狼酒・狼狩り・狼祭りの発見』と副題が付されています。
「むむゥ! でんせつのォ、にほんおおかみィ!」
「ぐる……がるるるるぅ?」(←訳:絶滅……したのかなぁ?)
ニホンオオカミ――
生態の殆どが謎のまま、
時間の彼方に消えてしまった日本固有種のオオカミに、
少なからぬ人が“夢”を見ていることでしょう。
ニホンオオカミは、本当に滅んでしまったのか?
もしかしてもしかしたら、
そう、東北の深い森のどこかに、
一匹、いや、数匹が、
ひっそり生きてはいまいか……?
「さがしてェみたいィでスゥ!」
「がるっるるぐるるるぅがるるー!」(←訳:初めっから諦めてちゃダメだー!)
著者・遠藤さんは、
教師をしながら、
岩手県の奥地でコウモリの新種を3、
北海道でノネズミの新種を発見するなど、
動物学のエキスパートといえる御方です。
その遠藤さんも、やはり、
若い頃は狼の絶滅を信じられずにいたものですが、
いくら探せど、もはや足跡ひとつ見つけられない……
それでも、知りたい。
本当に滅びてしまったのだとしても、
彼らの生態を、姿形を、知りたい!見てみたい!
「あらゆるゥてがかりィ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:伝承も遺物も!)
「おいかけまスゥ!」
狼で作った酒がある?と聞きつければ、
旧家を巡って質問攻めにし、
《狼の餅》という風習があると聞けば、
インタビューに向かい、
狼信仰について思いを馳せる。
そして、ニホンオオカミの外見に疑問をもったら、
ロンドンへもひとっ飛び!
「ろんどんッ??」
「がるる??」(←訳:英国の??)
現在、日本にあるニホンオオカミの剥製は、3点。
しかし、国立科学博物館、和歌山県立自然博物館、
東京大学に所蔵される剥製のいずれも、
正直いって、“失敗作”。
残るは……
ロンドンの自然史博物館に所蔵される
《ニホンオオカミ最後の標本》!
明治38年に米国人アンダーソンさんが
奈良県で猟師から購入したというニホンオオカミの標本の、
保存状態は、はたして……?
「どきどきィしまスゥ!」
「ぐるるるるがるるるる!」(←訳:壊れてたらどうしよう!)
私ネーさも、本文40ページからの
『ニホンオオカミの正体』には
ドキドキさせられましたよ。
本文51ページには写真まで掲載されていて、
うわあ!と声を上げたくなります。
これが……
“最も狼らしい”標本?
「いちだんとォ、どきどきィ!」
「がるぐるる!」(←訳:募る好奇心!)
ニホンオオカミの標本が辿った道、
日本の各地に伝えられるオオカミとの闘いの記録、
遠野物語に登場するオオカミたち、
狩られてゆくオオカミたち――
日本近代史の、もうひとつ別の顔を視るかのような、
オオカミと人の係わり、
人と自然の係わりのものがたりは、
歴史好きな活字マニアさん、
動物文学好きな御方におすすめです。
皆さま、ぜひ、一読を♪