「こんにちわッ、テディちゃでス!
えッ? とうきょうゥでェ、ゆきィ~??」
「がるる!ぐるるるがるぅ??」(←訳:虎です!横浜では吹雪ぃ??)
こんにちは、ネーさです。
東京や神奈川の南部では雪!
なのにここ八王子は晴れてる!……って普通は逆だわよね~?
と苦笑いしてしまった本日の読書タイムは、
ニヤリとしたり吹き出したり、
愉快でヘンテコなアート本を御紹介いたしますよ。
さあ、こちらを、どうぞ~♪
―― 怖いへんないきものの絵 ――
著者は中野京子さんと早川いくをさん、2018年12月に発行されました。
アート評論《怖い絵》シリーズで人気の中野さんと、
《へんないきもの》シリーズで人気の早川さんが
がっちりタッグを組んで世に送り出したのは……
爆笑アート珍問答本?
「まじめェ、なんだけどォ~!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:笑いの要素も大!)
そもそもは、早川さんが“変なサメの絵”を見たこと、
その“変サメ”が気になって仕方ないことが
この御本が誕生したきっかけでした。
《怖い絵》の中野先生に
絵画に出てくる奇妙な生き物についていろいろ聞く、
そんな本はどうだろう?
と思いついて編集者さんに話したところ、
なんと、瓢箪から出た駒、
中野さんの快諾を得て、
題名までもちゃっかり、いえ、あっさり決定して。
めでたくも、
早川さんを悩ませる“変サメ”問題は
解き明かされる運びとなったのでした。
「うんうんッ、よかッたでス!」
「がるぐる~!」(←訳:疑問氷解~!)
この御本には、
13編の“へんな生きものの絵”問答が収録されています。
そのうち、1番目と2番目の疑問でテーマになっているのが、
サメ……いえ、
サメみたいに見えるんだけど、
サメって言いきっちゃうのはどうだろう?な“生きもの”です。
これ……サメなのかなあ?
サメだとしたら、
なんでこんなところに?
どういう状況や背景があってこうなったんだろう?
何か特別な意味がある……のかな??
「なかのせんせェ~いィ!」
「ぐるる~!」(←訳:助けて~!)
漫才でいうなら、
早川さんがボケ役で、
中野さんがツッコミ役、でしょうか。
ただね、役どころが時々スイッチしたりして、
早川さんの疑問や逡巡に共鳴させられたりもして、
“へんな生きもの”の世界は
とても奥深いんです。
私ネーさが貰い涙してしまったのは、
本文86ページの
『ヘラクレスとルレネーのヒドラと蟹』。
“強敵に、男一匹立ち向かえ”
などと雄々しい別題が冠されているこの文章で、
早川さんが、こいつ変じゃね?と指弾するのは、
ルレネーの沼に棲む9つの頭を持つ巨大毒蛇ヒドラ!
……ではなくて、
ヘラクレスの足元でじたばたしている
小っちゃな……蟹?
「えェ~? かにィ??」
「がる??」(←訳:蟹が??)
超能力や、
隠しワザを持っているのでもない、
単なる蟹にどんな物語が?
読めば誰しも蟹くんに肩入れしたくなるこの一編、
あ、えーと、そうね、
『ヴィーナスとクピド』(110ページ)、
『コショウソウとヒバ』(114ページ)、
『魚に説教する聖アントニウス』(24ページ)も
必読の珍問答、いえ、名問答です。
《怖い絵》好きな御方も
《へんないきもの》ファンの皆さまも、
歴史好きな活字マニアさんも、
ぜひ、一読してニヤリ♪してみてくださいな。
「もッとォ、よみたいィでスよゥ!」
「ぐるrがっるるる~!」(←訳:続巻待ってます~!)
えッ? とうきょうゥでェ、ゆきィ~??」
「がるる!ぐるるるがるぅ??」(←訳:虎です!横浜では吹雪ぃ??)
こんにちは、ネーさです。
東京や神奈川の南部では雪!
なのにここ八王子は晴れてる!……って普通は逆だわよね~?
と苦笑いしてしまった本日の読書タイムは、
ニヤリとしたり吹き出したり、
愉快でヘンテコなアート本を御紹介いたしますよ。
さあ、こちらを、どうぞ~♪
―― 怖いへんないきものの絵 ――
著者は中野京子さんと早川いくをさん、2018年12月に発行されました。
アート評論《怖い絵》シリーズで人気の中野さんと、
《へんないきもの》シリーズで人気の早川さんが
がっちりタッグを組んで世に送り出したのは……
爆笑アート珍問答本?
「まじめェ、なんだけどォ~!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:笑いの要素も大!)
そもそもは、早川さんが“変なサメの絵”を見たこと、
その“変サメ”が気になって仕方ないことが
この御本が誕生したきっかけでした。
《怖い絵》の中野先生に
絵画に出てくる奇妙な生き物についていろいろ聞く、
そんな本はどうだろう?
と思いついて編集者さんに話したところ、
なんと、瓢箪から出た駒、
中野さんの快諾を得て、
題名までもちゃっかり、いえ、あっさり決定して。
めでたくも、
早川さんを悩ませる“変サメ”問題は
解き明かされる運びとなったのでした。
「うんうんッ、よかッたでス!」
「がるぐる~!」(←訳:疑問氷解~!)
この御本には、
13編の“へんな生きものの絵”問答が収録されています。
そのうち、1番目と2番目の疑問でテーマになっているのが、
サメ……いえ、
サメみたいに見えるんだけど、
サメって言いきっちゃうのはどうだろう?な“生きもの”です。
これ……サメなのかなあ?
サメだとしたら、
なんでこんなところに?
どういう状況や背景があってこうなったんだろう?
何か特別な意味がある……のかな??
「なかのせんせェ~いィ!」
「ぐるる~!」(←訳:助けて~!)
漫才でいうなら、
早川さんがボケ役で、
中野さんがツッコミ役、でしょうか。
ただね、役どころが時々スイッチしたりして、
早川さんの疑問や逡巡に共鳴させられたりもして、
“へんな生きもの”の世界は
とても奥深いんです。
私ネーさが貰い涙してしまったのは、
本文86ページの
『ヘラクレスとルレネーのヒドラと蟹』。
“強敵に、男一匹立ち向かえ”
などと雄々しい別題が冠されているこの文章で、
早川さんが、こいつ変じゃね?と指弾するのは、
ルレネーの沼に棲む9つの頭を持つ巨大毒蛇ヒドラ!
……ではなくて、
ヘラクレスの足元でじたばたしている
小っちゃな……蟹?
「えェ~? かにィ??」
「がる??」(←訳:蟹が??)
超能力や、
隠しワザを持っているのでもない、
単なる蟹にどんな物語が?
読めば誰しも蟹くんに肩入れしたくなるこの一編、
あ、えーと、そうね、
『ヴィーナスとクピド』(110ページ)、
『コショウソウとヒバ』(114ページ)、
『魚に説教する聖アントニウス』(24ページ)も
必読の珍問答、いえ、名問答です。
《怖い絵》好きな御方も
《へんないきもの》ファンの皆さまも、
歴史好きな活字マニアさんも、
ぜひ、一読してニヤリ♪してみてくださいな。
「もッとォ、よみたいィでスよゥ!」
「ぐるrがっるるる~!」(←訳:続巻待ってます~!)