テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

アリス百景。

2007-12-03 14:01:36 | ブックス
 可愛い表紙のこの絵から、もうお判りでしょうか、
 本日ご紹介いたしますのは――

「ありすッ!でスね、ネーさ」

 御名答でした、テディちゃ。
 はい、ではこちらの御本をどうぞ!


    
         ―― 図説 不思議の国のアリス ――



 著者は桑原茂夫さん、’07年4月に発行されたものです。
 図説と銘打っているだけのことはありますね。
 モノクロ、カラーとりまぜ、
 イラストや写真が多数掲載されています。
 
 第一章で『不思議の国のアリス』を
 第二章で『鏡の国のアリス』、
 第三章ではキャロルの写真術を論評、
 ルイス・キャロル/ドジソン先生の年譜、
 著作リストなども取り上げれていて
 『アリス』ファンなら、

「きゃふ~ッ♪」

 となるでしょうね。
 
 また、大御所テニエルさんの描いたアリス画だけでなく、
 挿絵本黄金期にその名を馳せたアーサー・ラッカムさんの画、
 キャロルさん自身が描いたイラストも
 併せて鑑賞できます。
 
「らっかむさん、わんだほォなのでス!」

 他の画家さんの描いたアリス画もありますよ。
 不思議の国と鏡の国の物語は、
 よほど画家さんの絵魂を刺激するのでしょう。

 この御本には載っていませんが、
 ムーミンの作家であるトーベ・ヤンソンさんも、
 とても素晴らしいアリス画を描いています。
 ヤンソンタッチともいうべき風情の水彩画を、
 機会がありましたらぜひご覧下さい!

「きゃわゆいのでェースッ!」

 実在した《アリス》たちの写真、
 ドジソン先生が撮影した有名人の写真も、
 とても興味深くて……ヴィクトリア朝時代の衣装!
 これが、なんともすてきです!
 映画などでは再現できそうにない美しさですよ。

 書籍やキャラ玩具、フィギュア、etc、
 《アリス》関連グッズは
 数え切れないほど販売されていますが、
 この御本は初級&中級者向けでしょうか?
 アリスマニアさんへ、
 クリスマスのプレゼントとして贈るのによいかもしれません。
 
「まッかなァ、りぼんッ、かけておくるのでス~」

 華麗なアリス画をぜひ一度!な一冊でした。
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