「こんにちわッ、テディちゃでス!
わすれずにィいようゥ、ひろしまッ!」
「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!平和がいちばん!)
こんにちは、ネーさです。
核なき、だけではなく、戦争のない世界へ――
今日5月27日のヒロシマの風景に、
一日も早く世界が平和で満たされるよう、
心の底から願いつつ、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、平和なればこそ!の大冒険作品を、どうぞ~♪
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―― 菌世界紀行 ――
著者は星野保(ほしの・たもつ)さん、2015年12月に発行されました。
『誰も知らないきのこを追って』と副題が付されています。
「ふゥむッ? きのこォ、でスかァ~?」
「ぐるがるぐるがる~?」(←訳:舞茸とか松茸とか~?)
ええ、きのこ、と聞いて最初に思い浮かべるのは、
私たちの身近にある“食べられるきのこ”でしょうね。
シイタケ、マッシュルーム、エノキダケ等々の。
しかし、世の中には、食べられない、というより、
モノを“食べられなく”するきのこ、も存在します。
著者・星野さんは、
そんなヘンテコなきのこ、
《雪腐病菌(ゆきぐされびょうきん)》の研究者――
菌類学者さんなのです。
「ふァいィ?? きいたことォないィでスよゥ?」
「がるぐるる??」(←訳:雪が腐れる??)
寒く、雪に覆われた、冬の畑。
雪の下は凍てついていて、
植物たちは平和に冬眠しているのかと思いきや、
実は、たびたび異変が起こります。
低温にもかかわらず、
植物たちに感染し、
じわじわと病気――《雪腐病(ゆきぐされびょう)》をもたらす、
雪腐病菌。
この病菌の分析と分類、収集が、
星野さんの研究テーマ、なのですよ。
「びょうきをォ、もたらすゥ、きのこォ~…」
「ぐるがるるぐるる?」(←訳:低温好きなきのこ?)
ほとんど知られていない、
つまりとってもマイナーなきのこの研究は、
ものすごっく地味で地道……なはず、なんですけど、
えーと、どうしてなのか、
インディ・ジョーンズさんの冒険を連想させる、
規格外の探検に発展するので
まったく油断できません。
ロシアに行けば、
移動は飛行機じゃなくシベリア鉄道やヒッチハイク?
宿泊はホテルじゃなく見ず知らずの他人のお家?
「ひえええッ? それはッ」
「がるるぐるる!」(←訳:危険な匂いが!)
ホッキョクグマの気配におびえたり、
ときにはKGBに尋問されたり、
採集した標本を没収されちゃったり。
「あちゃァ~!」
「ぐるっ!」(←訳:怖いっ!)
北極圏での収集の次は
南極に行きたいなぁ~と
周囲にアピールしたら、
これまた何故か、トントン拍子に
中国の南極考察隊に同行できることに。
「ぺんぎんッ!」
「がるるる!」(←訳:アザラシ!)
ふと振り向けばジェンツーペンギン。
行く手にはゾウアザラシの壁。
シベリア、北米に南米、
南極大陸に、オーストラリア。
星野さんいわく、
“アフリカ以外の五大陸をまたにかけた
壮大な現地集合・現地解散の調査”行は……
笑えます。
「ぷふふふッ♪」
「ぐるるっ♪」
酵母・カビ・きのこの仲間、菌類。
(大腸菌・乳酸菌・納豆菌は細菌類だそうです)
いまだ正体不明?な雪腐病菌の秘密を探るべく、
ゴルゴ13のように世界を巡る学者さんの
大冒険紀行、いえ失礼、
異色の菌類解説書は、
嘘いつわり皆無の楽しい完全ノンフィクション作品です。
わたし文系だから~、
ええ~キノコぉ~?
カビとか苦手なのよね~
なんて言わず、ぜひ一読を!
菌類の孤独でチャレンジャーな生きざまに、
きっと貴方の観方も変わる……!
「おすすめェでス!」
「がるるぐるるー!」(←訳:探してみてねー!)
わすれずにィいようゥ、ひろしまッ!」
「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!平和がいちばん!)
こんにちは、ネーさです。
核なき、だけではなく、戦争のない世界へ――
今日5月27日のヒロシマの風景に、
一日も早く世界が平和で満たされるよう、
心の底から願いつつ、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、平和なればこそ!の大冒険作品を、どうぞ~♪
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―― 菌世界紀行 ――
著者は星野保(ほしの・たもつ)さん、2015年12月に発行されました。
『誰も知らないきのこを追って』と副題が付されています。
「ふゥむッ? きのこォ、でスかァ~?」
「ぐるがるぐるがる~?」(←訳:舞茸とか松茸とか~?)
ええ、きのこ、と聞いて最初に思い浮かべるのは、
私たちの身近にある“食べられるきのこ”でしょうね。
シイタケ、マッシュルーム、エノキダケ等々の。
しかし、世の中には、食べられない、というより、
モノを“食べられなく”するきのこ、も存在します。
著者・星野さんは、
そんなヘンテコなきのこ、
《雪腐病菌(ゆきぐされびょうきん)》の研究者――
菌類学者さんなのです。
「ふァいィ?? きいたことォないィでスよゥ?」
「がるぐるる??」(←訳:雪が腐れる??)
寒く、雪に覆われた、冬の畑。
雪の下は凍てついていて、
植物たちは平和に冬眠しているのかと思いきや、
実は、たびたび異変が起こります。
低温にもかかわらず、
植物たちに感染し、
じわじわと病気――《雪腐病(ゆきぐされびょう)》をもたらす、
雪腐病菌。
この病菌の分析と分類、収集が、
星野さんの研究テーマ、なのですよ。
「びょうきをォ、もたらすゥ、きのこォ~…」
「ぐるがるるぐるる?」(←訳:低温好きなきのこ?)
ほとんど知られていない、
つまりとってもマイナーなきのこの研究は、
ものすごっく地味で地道……なはず、なんですけど、
えーと、どうしてなのか、
インディ・ジョーンズさんの冒険を連想させる、
規格外の探検に発展するので
まったく油断できません。
ロシアに行けば、
移動は飛行機じゃなくシベリア鉄道やヒッチハイク?
宿泊はホテルじゃなく見ず知らずの他人のお家?
「ひえええッ? それはッ」
「がるるぐるる!」(←訳:危険な匂いが!)
ホッキョクグマの気配におびえたり、
ときにはKGBに尋問されたり、
採集した標本を没収されちゃったり。
「あちゃァ~!」
「ぐるっ!」(←訳:怖いっ!)
北極圏での収集の次は
南極に行きたいなぁ~と
周囲にアピールしたら、
これまた何故か、トントン拍子に
中国の南極考察隊に同行できることに。
「ぺんぎんッ!」
「がるるる!」(←訳:アザラシ!)
ふと振り向けばジェンツーペンギン。
行く手にはゾウアザラシの壁。
シベリア、北米に南米、
南極大陸に、オーストラリア。
星野さんいわく、
“アフリカ以外の五大陸をまたにかけた
壮大な現地集合・現地解散の調査”行は……
笑えます。
「ぷふふふッ♪」
「ぐるるっ♪」
酵母・カビ・きのこの仲間、菌類。
(大腸菌・乳酸菌・納豆菌は細菌類だそうです)
いまだ正体不明?な雪腐病菌の秘密を探るべく、
ゴルゴ13のように世界を巡る学者さんの
大冒険紀行、いえ失礼、
異色の菌類解説書は、
嘘いつわり皆無の楽しい完全ノンフィクション作品です。
わたし文系だから~、
ええ~キノコぉ~?
カビとか苦手なのよね~
なんて言わず、ぜひ一読を!
菌類の孤独でチャレンジャーな生きざまに、
きっと貴方の観方も変わる……!
「おすすめェでス!」
「がるるぐるるー!」(←訳:探してみてねー!)
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