テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

無敵の《語源ハンター》、見参!

2009-07-20 22:18:59 | ブックス
 昨日(7月19日)の夕刻には、
 東京各地できれいな虹が目撃されましたそうな。
 ネーさは……しっかり見逃してしまいました。
 こんにちは~、ぐすんっ。

「こんにちわッ、テディちゃもォ、みれませんでしたッ!
 むねんッ!」

 では、無念を晴らすべく、
 本日は《発見》をテーマにしたこちらを御紹介いたしましょう!
 はいっ、どうぞ~!


 
           ―― 地団太は島根で踏め ――



 著者は、わぐりたかし さん、’09年3月に発行されました。
 副題に『行って・見て・触れる《語源の旅》』とあります。

「ふみふみッ、ふみふみッ! (←足踏み中です)
 ……うむッ?
 どうしてェ、しまねでェ、ふみふみィ、なのでスかァ?」

 そうですね。
 地団太を踏みたければ、東京都でも種子島でも、
 猿島でもよさそうなものだけれど……
 実は、理由があるのです。

 『地団駄を踏む』の語源となった
 足踏み式の送風装置『地踏鞴(じだたら)』が
 現存している土地――
 それが、島根県の和鋼(わこう)博物館。

 放送作家のわぐりさんは
 担当編集者の柿内さんとともに
 東京発出雲市行き寝台列車『サンライズ出雲』に乗り込みました。
 鉄路は続く、どこまでも~♪ 
 いえ失礼、
 『地踏鞴』の地まで、わぐりさんを運びます。

「がたたんッ♪ごととんッ♪
 てんきィ、おォ~らいィ♪」

 『地団駄』だけではありません。
 
 『ごたごたする』の『ごたごた』は、人名?
 『あとの祭り』の『祭り』は、祇園祭のこと?
 『ごり押し』の『ごり』って……美味し~い!

「えッ? おいしィッ??」

 語源を探して、語源ハンターわぐりさんは今日も行く!
 『もとのもくあみ』さんに会うため、奈良へ!
 『チンタラ』実食のため、鹿児島へ!
 『火蓋を切る』ためなら、愛知県へも!

「ふァ~、
 かつどうかさんッ、でスゥ~!」

 事典やネットで調べて、なるほど、と満足はいたしません。
 現地へ、行こう!
 語源の地を、この目で見よう!
 ついでに美味しい名産品も味わおう!

「さんせいィ、さんせいィッ♪」

 語源の真実に肉迫するわぐりさんのフットワークは
 軽快であり、思慮深くもあります。
 霧ただよう『ことば』の峠道を登り、
 ようやく見出した『語源』の真相、真実、とは……?

 国語好きさん、
 歴史好きさん、
 そしてミステリ好きさんにもおすすめの一冊です。
 語源の迷路が、待っていますよ~♪

 (ジリリリリーン、と響くは発車のベル音でしょうか?)

「ふァいッ!
 みなさまァ、のりおくれェ、なきようッ!」
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