テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

昭和の、宵盃。

2010-09-20 23:29:23 | ブックス
「♪ちょッとォ、いッぱいのォ、つもりでェのんでェ~♪」
「がるぐるるっ♪」(←訳:いつの間にやらっ♪)

 はしご読書~♪っと。
 飲んでますか~?じゃなくて、読んでますか~?
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわァ、テディちゃでス!」
「ぐるる!」(←訳:虎です!)

 食いしん坊の皆さま、
 本日ご紹介いたしますのは、
 食欲と読書欲を融合させる楽しい一冊ですよ。
 今日は何を食べようかなあ?と迷ったら、
 はい、こちらを、どうぞ~!


 
                  ―― 作家の酒 ――



 編者はコロナブックス編集部の皆さん、’09年11月に発行されました。
 以前に御紹介しました『作家のおやつ』『作家の猫』
 『作家の犬』に続く『作家』シリーズの《お酒》編です。

「ちがいィがァ、わかるゥ、さッかさんたちィ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:お酒にも凝ってるよ!)

 作家さん芸術家さんとは非常に縁深いもの――お酒。
 いえ、芸術家さんにとどまらず、
 フツーの人々から、
 中世のお坊さま方、
 古今東西の王さまたちも、
 こよなく愛したのが、お酒、でした。
 人類の歴史は酔っ払いの歴史、
 あら失礼、お酒造りの歴史と重なります。

 でも、聞こえませんか?
 お酒だけじゃ寂しいぞ!
 という心の叫びが。

「ふァ~、きこえるゥようなァ、きがァ、しまスゥ~」
「がるっぐるるるー!」(←訳:うんっ聞こえるかもー!)

 お酒に合う肴(さかな)って、何なんでしょう?
 
 この一杯に、この一皿!
 このお料理があるから、お酒もすすむ!
 日本酒なら、これ。
 ウィスキーなら、これ。
 ビールだったら、うん、これ、だよね。
 
 作家さんたちの
 《こだわりの一皿》を
 たくさんの写真で解説してくれるのが
 この御本です。

 登場する作家さんは
 20世紀後半の日本文化を動かした《知》の巨人さんたち。
 井伏鱒二さんを筆頭に、
 山口瞳さん、吉田健一さん、
 田村隆一さん、
 池波正太郎さん……

「ぐるめッ、でスねッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:三島由紀夫さんに赤塚不二夫さんも!)

 映画界からは小津安二郎さん、黒澤明さんも!
 お料理の写真を眺めては、
 そうかぁ、この御方はこういうお食事を好んだのね、と
 頷いたり、びっくりしたり。
 昭和の食文化、食の流行なども、
 作家さんの嗜好は明らかにしてくれます。

 夕暮れの時刻が早くなるこの季節、
 野外のビヤホールはクローズしちゃいましたけれど、

「ちょッとォ、いッぱいィ♪」
「ぐるるぐるるる♪」(←訳:美味しいもの食べたいな♪)

 そんな気分に、
 しっくりくる《飲みスタイル》の指南書、
 美味しいもの好きさんは、ぜひ参考に!
 え?
 アルコールだめなんだけど~、ですって?
 大丈夫です!
 私ネーさも、お酒は全くダメなんですが、
 愉しく読めましたよ!

「のみすぎィ、ちゅういィ!」
「ぐるがるがるる!」(←訳:食べ過ぎも注意!)

 程ほどに、と肝に銘じて、楽しい秋の宵を!
  
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美味を求めて、昔むかしへ。

2010-09-19 23:30:36 | ブックス
 連休ド真ん中だって、ウィ!読書タ~イム!
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「ぐるるー!」(←訳:虎ですー!)
「あうゥ~……
 きょうはァ、おやつゥたいむじゃないィのでスかァ~……」

 はい!本日は読書の秋に衣替えして、
 ただいま大人気の作品を御紹介いたしましょう。
 こちらを、どうぞ~!


 
                  ―― 今朝の春 ――



 著者は高田郁さん、’10年9月に発行されました。
 つい先日、新聞に大~きな広告が掲載されたのを
 憶えておいでの方々も多いでしょう。
 『みをつくし料理帖』シリーズの第四作ですよ!

「あはッ♪ みおおねえさんッ!」
「ぐるるーがるるっ!」(←訳:料理人の澪さんだっ!)

 シリーズ第一作『八朔の雪』で
 颯爽とお江戸デビューを遂げたのは
 大阪に生まれ育った女料理人・澪(みお)さん。
 いえ、本当のところは、
 神田の小さな蕎麦屋さんに
 雇われた身に過ぎなかったのですが、
 運命はめぐりにめぐり、
 第二作『花散らしの雨』、
 第三作『想い雲』と、
 お江戸の暮らしを重ねるうち、
 知る人ぞ知る有望な料理人さんになってきたようです!

 何故って、ほら、
 今年も例のあの、
 『料理番付』発表の時節が近付いてきました。
 お江戸のどの料理屋さんの、
 どのお料理がいちばん美味しかったのか、
 お相撲の番付のように、
 大関位、関脇……とランク付けされる、という
 年末恒例の行事ですね。

「うむゥ!
 みしゅらんのォ、おほしさまッ、みたいィ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:お江戸の美食ランキング!)

 美味しいもの好きな江戸の人々は、
 そしてもちろん、
 澪さんが料理人を勤める『つるや』さんの店主さん・種市さんも、
 『料理番付』が売り出されるのを
 そわそわしながら待つ日々です。

 が、そこへ。
 思わぬことが起こりました。
 今年の『番付』は……!

「どッ、どうなるのかなッ??」
「がるぐるがるるっ?」(←訳:大関になれるのかなっ?)

 岡っ引きさん同心さんも与力さんも、
 お屋敷にじっとしていられない若さまやわんぱく姫さま、
 傾国の美女さんや忍者集団、
 武術の道に生きる剣豪さんも、
 藩主さま、将軍さま、
 それに戦国大名さんといった
 捕物帖・時代小説・歴史小説では常連の顔ぶれが
 まったくと言えるほど出てこない
 この『みをつくし料理帖』シリーズ――

 けれど、かくも活き活きとした
 熱気に溢れる物語は
 他にありません!
 
 有名キャラさんが出てこなくても、
 決闘や斬り合いがなくても、
 手に汗握る、
 澪ちゃんの知恵と勇気の毎日!
 
 物語の進行をリアルタイムで体験できる幸せに、
 読み手の私たちはくらくらっ!とめまいさえ感じます。
 
「つぎはァ、どうなるのかなッ?」
「ぐるるがるぐるっ?」(←訳:どうなるんだろうこれからっ?)

 シリーズの愛読者さんは、
 さあ、本屋さんの新刊コーナーへ走りましょう!
 未読の御方は、今からぜひ!
 出来れば第一作から順にお読み下さいませ~!

「おもしろさッ、ばつぐんッ!でスゥ♪」
「ぐるぐるがるーる!」(←訳:眼と心に美味~な一冊!)

 休日は、お江戸の料理屋さんへ時間旅行を!
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休日は、ちょこっと栄養補給。

2010-09-18 23:26:12 | ショコラ
 澄んだ秋の空気のためか、
 高尾のお山もはっきり見えた連休の初日でした♪
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!」
「がるるっ!」(←訳:虎ですっ!)
「むほほッ♪
 しょくよくのォ、あきィ、でスねッ♪」

 はいはい、本日は心身と脳のシワシワに栄養補給!
 おやつタイムといたしましょう!
 この連休を狙ったかのように、
 新作お菓子がお店に勢揃いしている中から……
 これはどうかしら?
 
 『チロルチョコ』さんの《美肌チロル》と
 《秋のプチデザート》!

 美肌! 秋のお味!
 いいですね! では、早速に!

「いただきましょうゥッ! ぱくくッ!」
「がるーぐるる!がるっ!」(←訳:いただきまーす!がぶっ!)

 はい、いただきまーす、で……ぱっくん!
 はむほむはむ……《秋のプチデザート》に入っているのは
 アップルパイ、モンブランロール、オランジェ、の3種類のチョコ♪
 『チロル』さんらしい、
 創意工夫に富んだお味のチョコですね。
 美味しい上に、
 ルックスが可愛い点もよろしゅうございます!

 問題は……『美肌』チームの方でしょうか……?
 2種類のチョコの詰め合わせなのですが、
 ビタミンレモンチョコには1個に200mgのビタミンC!
 コラーゲンピーチチョコには1個当たり100mgのコラーゲン入り!
 えーと、ピーチはいいんです、
 ピーチはね、いいんですけど……
 レモンチョコが……

「すすすすッ、すッぱいィ~ッ???」
「ぐるがるる~っ??」(←訳:甘くない~っ??)

 いや~、ほとんどサプリメント!なチョコレートです。
 甘さをスパッと切り捨てたこの潔さ、
 けっこう驚いちゃいました。
 全国のショコラマニアさん、お試しあれ~!

「もぐぐッ、ぱくッ!
 ゆにーくちょこにィ、かんしんッしきりッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:味の冒険だ!)

 ユニーク且つ美味しいチョコおやつ、
 ご馳走さまでした。
 食欲の秋はこれからが本番です!
 楽しみですね♪

「ふッふッふッふッ……!(←不気味な笑い!)
 ほんとにィ、たのしみィ~♪♪」
「がるがるるるっ!」(←訳:マジ楽しみ~っ!)

 ……なんだかネーさ、ちょいっと怖くなってきました……。
 
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言葉を、つなげば。

2010-09-17 23:47:48 | ブックス
 んまあっ!連休!
 んまああっ!関東地方はお出掛け日和が続く、ですって!
 こんにちは、休日は何処へ、じゃなくて、
 何を読もうかな~♪と考える活字マニアのネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!」
「ぐるる!」(←訳:虎です!)

 さあ、連休にこそ読書タイム!
 本日は、いま本屋さんでベストセラーリストにランクイン中の
 すばらしい作品を御紹介いたしますよ。
 こちらを、どうぞ~!


 
                  ―― 永遠の0(ゼロ)――



 著者は百田尚樹さん、単行本は2006年に、
 画像の文庫版は’09年7月に発行されました。
 以前に御紹介したスポーツ小説の傑作『ボックス!』で
 ボクシング好きさんたちの共感を勝ち取った著者・百田さんの、
 デビュー作がこの御本なのです。

「べすとせらッ? すごいィでスねッ!」
「がるるる!」(←訳:きっとすごい御話なんだ!)

 そうですね、すごい……それとも、凄まじい、と形容すべきでしょうか。
 
 主人公は、司法試験浪人の健太郎(けんたろう)くん。
 今年こそ難関の試験を突破すべく、猛勉強の真っ最中!
 ……と言いたいところですが、
 お姉さんの慶子(けいこ)さんからの依頼で、
 なんだか奇妙なことに手を染めてしまいました。

 僕のお祖父さんて、どんなひとだったんだろう?

「うむッ? おじいちゃんッ?」
「がるるっ?ぐるるっ?」(←訳:父方のっ?母方のっ?)

 母方の祖父――宮部久蔵(みやべ・きゅうぞう)さんについて、
 必死に調べているのですよ。
 健太郎くん、実の祖父ではあっても、
 久蔵さんは60年ほども前に亡くなっているのですから、
 その生涯を何も知りません。

 ただ……『特攻隊で死んだ』というくらいしか、
 聞かされていないんです。

 調べろ、ったって……気が進まないよなあ、と
 健太郎くん、思っておりました。
 退屈しのぎにやってみるか、という気持ちでおりました。
 最初のころは。

「さいしょはッ?」
「ぐるがるるっ?」(←訳:でも今はっ?)

 厚生省に問い合わせて判明する祖父の軍歴。
 戦友会に照会し、祖父を知る人々と会い、
 久蔵さんの人となりを語ってもらう日々。
 
 退屈など光年の彼方へ吹き飛んでしまいました。
 祖父の人生と、
 健太郎さんは向き合い、問いかけます。
 
 久蔵さん――なぜ?

 なぜ貴方は特攻へ?

 或るひとは悪しざまに罵ります、
 宮部久蔵は大変な臆病者だったと。
 また或る者は、
 宮部さんは優秀な教官だったと讃えます。
 優秀だったけれど勇敢ではなかったと言う者、
 あの人は多くの学生に慕われていたと言う者もいます。

「むむゥ? どれがァ、ほんとゥ?」
「ぐるるる~…」(←訳:難しい~…)

 難解なパズルのような、回想と証言。
 カケラを丁寧に、
 心をこめ、ひとつひとつ、つなぎ合わせていった果てに、
 健太郎くんと姉の慶子さんが見出した
 久蔵さんの素顔――
 実の祖父の、思いの形は……。

 文庫版が発売されたのは、一年も前でした。
 それが今夏、ベストセラーとして認められる御本になりました。
 読むモノがなけりゃやってらんない!悲しい!
 という活字マニアさんだけでなく、
 たくさんの一般の方々もがこの御本を手に取った結果、ですね!
 未読の御方は、この連休に、ぜひ!

「おすすめェなのでスッ!」
「がるぐるるがるっ!」(←訳:厚いけど一気読みでっ!)

 激おすすめの、一冊です!!
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― 夏の銀龍 ―

2010-09-16 23:39:11 | ブックス
「さむッ!」
「がるるっ!」(←訳:さむむっ!)

 本日の東京・多摩地方は、
 高尾のお山も雨雲に隠れてしまう寒~い初秋の一日でした。
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「ぐるるー!」(←訳:虎ですー!)
「ぶるるッ!
 なんだかァ、なつがァ、なつかしィでス! はくしょんッ!」

 あらぁ、もう?
 分かりました、では時計の針をちょいっと巻き直し、
 初夏の頃に戻してくれる物語を御紹介いたしましょう。
 こちらを、どうぞ~!



                   ―― エデン ――


 
 著者は近藤史恵さん、’10年3月に発行されました。
 ミステリ界を、おお!と唸らせた『サクリファイス』に続く、
 サイクルロードレースを舞台にしたシリーズ第二作です。
 
「うむむゥ? じてんしゃれーすゥのォ、しーずんはァ……」
「がるぐるっ!」(←訳:夏なんだねっ!)

 今年――2010年は、ワールドカップサッカーの開催と
 その後の喧騒に紛れて、
 日本ではあんまり目立たなかったんですけれど、
 本場・欧州では連日大きく報道されていたんです。
 そう、ツール・ド・フランスが!
 
「つーるゥ!」
「がるがるぐるる!」(←訳:自転車競技の最高峰!)

 物語の主人公の白石誓(しらいし・ちかう)さん、
 通称『チカ』さんは、
 そのツール・ド・フランスに選手として出場しようとしています。
 所属しているのは、
 仏北部のアミアンという都市に本拠を置くチーム――
 パート・ピカルディ。
 でも、ここらへんが複雑なんですけど、
 チームのエースは、フィンランド人のミッコ・コルホネンさん。
 他にも、スペイン人の選手さんや、
 イタリア人の選手さんがいて、
 チカくん自身が日本人ですし、
 いえ、パート・ピカルディ以外のチームも、
 コーチさん、サポートスタッフの技術者さんたちも、
 スポンサーさんさえも、
 国籍色々、母国語も色々、という
 多国籍混成な競技――それがグラン・ツール!

「ぐろーばるゥなァ、すぽーつでスねッ♪」
「がるがるーる!」(←訳:F1みたいでカッコいい!)

 ところが、今年は。

 ツールが始まるや、
 例年以上の盛り上がり! 注目度もアップ!
 何故って……
 もっとも成績の良い選手に与えられる黄色のジャージ、
 『マイヨ・ジョーヌ』を着けているのは、
 フランス人の選手さん、なんですから。

 開催国フランスの人々は、
 自国選手が活躍してくれるのをずーっと待っていたんです!
 何年間も、他国の選手が総合優勝するのを見せつけられていたけれど、
 今年こそは行けそうだ!
 しかもマイヨ・ジョーヌがよく似合う明るい髪の色の青年は
 驚異の新人さん!
 こりゃもぉ応援したくなるってもんでしょ?

「なりまスゥ!」
「がるるるっ!」(←訳:頑張ってっ!)

 フランスの期待と、
 欧州中の、いえ、世界中の注目を集めるツール。
 何かが起こる……
 そんな空気が漂う中、
 矢のように疾走する銀輪群の一翼で、
 チカくんも息をひそめ、勝機を見据えます。
 チームのエースをシャンゼリゼの優勝台に立たせるため、
 そして……たぶん自分のためにも。

 ミステリ好きさんだけでなく、
 スポーツ大好き!な御方に、
 過ぎ去った夏が恋しい!ボクは夏人間なんだ~!という御方にも、
 おすすめの作品です。
 サイクルレーサーさんたちのエデン――楽園の夏の光を、
 存分に浴びて下さいな♪

「らいねんのォ、れーすがァ、たのしみィ~♪」
「がるぐるぐるるー!」(←訳:選手さんたちにエールを!)
  
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秋の「ぱくっ!」「もぐっ!」。

2010-09-15 23:23:16 | ショコラ
 一夜にして秋が来ちゃった東京・多摩地方から、
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「ぐるるっ!」(←訳:虎ですっ!)
「わほッ♪ きょうはァ~♪」
「がるがるるるっ!」(←訳:おやつタイムだっ!)

 待ちに待っていた秋♪
 甘~いおやつが美味しくなる秋♪が到来した本日は、
 新作おやつタイム!

 画像下段、白い箱のお菓子は
 『ブルボン』さんの《ガトーシェール》、
 上段の黒い箱のお菓子は、
 やはり『ブルボン』さんの《ミルファース》です。
 新顔さんですね! ショコラ系お菓子ですね!
 食いしん坊の我ら、張り切って実食いたしますよ!
 いっただきまーす! ぱくっ!

「テディちゃもォ、まけずにィ、いただきまァスゥ!」
「ぐるるがーる!」(←訳:僕だっていただきまーす!)

 ぱくぱく、ふむふむ~……(←宙空を見詰めて、一考しております)
 バニラクリームとウエハース、
 それにパイをチョコレートでコートした《ミルファース》は
 『横濱フランセ』さんや『ベルン』さんといった
 洋菓子屋さんの人気商品《ミルフィユ》を想わせるお菓子ですね。
 《ガトーシェール》は、
 なめらかな口溶けのチョコレートを
 クッキーでサンドした御品ですが、
 これは『バニラビーンズ』さんというお店のお菓子《ショーコラ》に
 ちょっと似ております。
 でも……小ささゆえの良い意味で軽~い味わい、
 オレンジリキュールの香りも好ましくて、
 美味しゅうございます♪

「ちょこがァ、おいちィ~!」
「がるがるぐるがる~!」(←訳:ちびサイズが可愛い~!)
 
 ネーさのおすすめは……《ガトーシェール》!
 濃い目のミルクティーや
 クリームたっぷりのコーヒーが似合いそうなお菓子です。
 もちろん、『つめた~い』ではなく
 『あったか~い』で。
 こんなところにも、秋!を感じさせられますね。

「ながくてェ、あちゅあちゅだッたさまーしーずんよッ、
 さらばッ!」
「ぐるぐるがるぐるるる!」(暑過ぎた夏さん、バイバーイ!)

 心ほっこりおやつ、ご馳走さまでした♪
 では皆さま、
 今宵は冷えぬようお腹周りをしっかりガードし、
 お休み下さ~い!

「れいぼうゥもォ、さらばッ!」
 
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古典を奏でる古強魂!

2010-09-14 23:25:28 | ブックス
「えいえいィッ! やあッ!」
「がるっ!」(←訳:とうっ!)

 やあやあ、遠からんものは音にも聞けいっ!
 ……っと、失礼いたしました。
 こんにちは、ネーさです。
 いきなり何の騒ぎかと申しますと――

「こんにちわッ、テディちゃでござるでス!」
「がるるるっ!」(←虎でござるっ!)
「きぶんはァ、おさむらいィ~!」

 はい、騒ぎのもとは、こちら!!なんです~♪


 
                  ―― クラシック侍 ――



 著者は『杉ちゃん&鉄平』なる二人の音楽家さん、 ’10年7月に発行されました。
 御覧のように、本日ご紹介いたしますのはCD、
 それも、とびきりヘンテコでユニークな楽曲粒揃い♪の新譜CDです!
 
「じゃんるゥ、ふめいィ!」
「がるるるぐるる!」(←訳:洋楽で邦楽でPOPS!)

 そうなんです、この作品、どのジャンルに置くべきなのか、
 迷ってしまうほどファンタスティック!
 ピアノ・編曲を担当された杉浦哲郎さん、
 ヴァイオリン担当の岡田鉄平さんの御二方が奏でる楽の音は……

 《クラシック侍 十四ヵ条》

  一、仏よ人の望みの喜びよ
  二、北辰一刀流の舞
  三、序曲暴れん坊将軍(ロッシーニに捧ぐ)

「ぷふふッ♪」
「がるるっ♪」

 カンのよろしい御方は、はい、ここらでピン!と来ましたね?
 これって……クラシックの名曲なのかも?
 それをもしかしたら……《和》のテイストでアレンジ?

「そォでスゥ!」
「ぐるる!」(←訳:そうなんです!)

 ピアノ、ヴァイオリン、チェンバロ、
 津軽三味線、尺八、笙、篳篥、筝、
 鳴り物、組太鼓、大太鼓、
 室内楽に、ドラムやギター、と
 『杉ちゃん&鉄平』さんは和洋の《音》を操り、
 温故知新なクラシックを聴かせてくれます。

 全14曲のうち、
 失礼ながらいちばん笑えちゃうのは、
 
  四、指竹鍵盤切捨御免(タイプライター侍)

 いや、こっちの方がいいぞ!と言う御方も多そうなのが、

  十三、墓礼路

 ねえねえ、ボレロってさあ、
 あの有名なTVドラマのオープニングテーマにそっくりだよね!
 そうそう知ってる! 水戸○門よね!
 と以前からクラシック通さんの間で囁かれていた噂が、
 ついにここで日の目を見ました。
 ラヴェルさん、ごめんなさい、悪気はないんです!

「ないィんでスゥ!」
「ぐるがるるー!」(←訳:嘘じゃないよー!)

 笑っちゃうけど、ホントは真面目な、
 フザケてるようでテクニックは超一流な、
 和魂を背負ったオットコマエな音楽を、
 どうぞお聴きあれ!

「なるほどォ!とォ、かんしんしまスゥ!」
「がるぐるがるる!」(←訳:よくやった!と誉めたくなります!)

 簡単にダウンロードしちゃうのもよいのですが、
 CDのブックレットにまた、ニヤリ!とさせられます。
 先ずはCDショップさんで現物を手に取ってみてくださいね~♪
 
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~ 追悼 我嘲禅師 ~

2010-09-13 23:33:46 | ブックス
 暑さは今日まで、明日からは秋の気候がやってくるのだそうですね。
 嬉しいような、名残り惜しいような……こんにちは、ネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるるっ!」(←訳:虎ですっ!)

 夏が去るのと時を同じくして、
 私たちは、敬愛してやまない或る御方を失いました。
 
 谷啓さん――

 本日は、谷さんを偲ぶささやかな読書会を催したいと思います。
 どうか活字マニアの皆さま、
 最後までお付き合い下さいませ。

「よろしくおねがいィいたしまスゥ!」
「がるがるるー!」(訳:お願いしますー!)

 20世紀後半の日本エンタ界のスーパースター
 『クレイジーキャッツ』の一員として世に出た谷さん。
 お仕事の中心は当然ながら、
 音楽であり、ステージでのライブであり、
 映画であり、TVでのショーであったわけですが、
 谷さんの存在なくしてはこの御本もなかった!
 と言うべき書物もあるのです。
 ↑画像右側は、そんな御本の一例、
 『NHK 美の壺』シリーズの一冊です。

「たにさんがァ、しゅつえんしていたァ、ばんぐみィでスッ!」
「がるぐるぐるるる!」(←訳:長寿番組になったんだもんね!)

 拙ブログでも、たびたび御紹介しております『美の壺』の御本……
 初代『美の壺ナビゲーター』谷さんの出演が光ったがゆえに、
 現在も続くほどの人気を博したのだと信じております。

 そして、もう一冊!
 
 《谷さんだとしか思えない》!
 そんなキャラクターさんが登場するのが、こちらです。

 小林信彦さん著の『ちはやふる奥の細道』!!

「ぱちぱちぱちィ! けッさくゥなのでスよッ!」
「がるがるぐるる!」(←訳:快作で怪作だよね!)

 以前に御紹介いたしました『ちはやふる奥の細道』――
 芭蕉さんは忍者の末裔、いえ、現役ニンジャなのだ!
 と誤解?した米国人の日本研究家さんが
 言語の壁もなんのその、
 奇々怪々な俳聖・芭蕉一代記を書き上げる……?
 という、仰天の一冊です。
 その第十五章『幻住(ジ・アンリアル)』で
 ニンジャ芭蕉さんの心の師?となるのが。

 我嘲(がちょう)禅師さま。

「がちょん?」
「がるるるー!」(←訳:我嘲だよー!)

 野に『我嘲!』と叫べば飛ぶ鳥が落ち、
 『眉崙(びろ~ん)!』と挨拶すれば客人も凍りつく――
 こんな偉業を成し遂げる禅師さまは、
 そう、谷啓さん、でしょう!

 著者の小林さんは、クレイジーキャッツの映画脚本にも関わった、
 谷さんをよく知る《身内》の一員さん。
 そんな事実を噛みしめて読み直せば、
 『波羅法侶秘令(はらほろひれ)』とステップを踏む禅師さまは、
 もう、谷さん以外の何者でもありません。
 
「かちょいィでスゥ、ぜんじさまッ!」
「がるがるる!」(←訳:アンコール!)

 谷さんが旅立った世界へ、
 アンコールを乞う私たちの声は届くでしょうか。
 楽しげに、アッハッハッ、と笑うあのお顔を、
 もう一度見せてくださいと願う想いは……?


 谷さん、どうか安らかに。
 
 映画の中に、
 音楽、TV、そして書物の中でも、
 あなたは永遠の星です。
 
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万感を、ことの葉に乗せて。

2010-09-12 23:26:43 | ブックス
 (♪カラ~ンコロ~ンカラ~ン♪…と始業の鐘が聞こえてきました)

 えへん、皆さま、おほようございま~す!
 ネーさの読書お授業もどきの時間がやってまいりましたよ。
 では、出席をとりましょう。
 テディちゃくん!

「ふァいッ!」

 虎くん!

「がるっ!」

 はい、たいへん良いお返事をいただいたところで、
 今日のテキストは、こちらでーす!

 

               ―― 本日は、お日柄もよく ――


 
 著者は原田マハさん、’10年8月に発行されました。
 早速ですが、注目~!
 この御本のキーポイントは、ここです! 

  《スープ皿に顔を突っこんだ女》!

「……ふァ??」
「……ぐるっ??」

 繰り返しましょう、スープ皿に顔!ですよ。
 あら、テディちゃ、ポカンとしてるけれど、
 これは大切なポイントなのよ。
 御本の主人公にして語り手、
 二ノ宮こと葉(にのみや・ことは)さんの身に、
 実際に起こった、
 そしてその後の彼女の人生を大きく変える出来事が
 他ならぬ《スープ皿に顔》だったんです。

 幼なじみの結婚式に招かれたこと葉さん、
 某社の社長さんの退屈なスピーチに、
 つい、うつら、うつら……となってしまいました。
 こと葉さん、きっと朝早くから晴れ着の着付けをしたりして
 寝不足だったんでしょうね。
 うつら、うつら……こっくり、こっくり、が……とうとう!
 がくり!
 コンソメスープのお皿に、
 こと葉さんの顔面が命中!!

「ひえェッ! おけがはァ??」
「ぐるがるるっ?」(←訳:無事だったのっ?)

 安心なさいな、スープはぬるくて、
 こと葉さんは火傷を負うこともありませんでした。
 
「ほッ♪」
「がるがるるっ!」(←訳:良かったね!)

 いいえ、良くはなかったのですよ。
 こと葉さんの晴れ着とメイクはめちゃめちゃです。
 おめでたい席で粗相をしてしまって、
 招いてくれた幼なじみに申し訳なく、
 会場をヘンテコな笑いで沸かせてしまったことも情けなく……

「きにしちゃだめェ、でスよゥ!」
「ぐるるぐるる!」(←訳:ミスは誰にだってあります!)

 こと葉さん、
 会場の外で、肩を落とし、気持ちも落ち込ませておりましたが、
 そこで巡り逢ったのが、ひとりの女性。
 彼女は思わぬ励ましの言葉を、こと葉さんにかけてくれました。
 
 あなたの粗相が、スピーチしていた社長さんを救ったのよ、と。

「ふァ?? いみふめいィでスゥ!」
「がるがるぐるる?」(←訳:どういうことだろ?)

 謎めいた言葉の主は、
 久遠久美(くおん・くみ)さん。

 猛烈に好奇心をそそられ、こと葉さんが注視する中、
 壇上に立った久美さんは、
 すばらしいスピーチを披露いたします。
 眠くなるどころか、
 会場に居合わせたすべての人々の微笑みと涙を誘う、
 心ゆさぶるスピーチでした……!

「ほほゥッ!わんだふるゥ!」
「がるるー!」(←訳:すごいー!)

 スピーチのちから――それはつまり、
 言葉の力。
 その魅力に、一瞬でノックアウトされたこと葉さん。
 久美さんの後を追うようにして走り出す彼女の、
 行く手にひらける新しい世界とは?

 こと葉さんの物語は、
 先日ご紹介しました池井戸潤さん著『民王』と同じく、
 世界が変容してゆく物語です。
 小さな、ごくささやかな、
 けれど消しがたい思いのたけ――《言葉》の力を信じることにかけては、
 私たち活字マニアだって負けていませんよね!
 さあ、テディちゃくん、虎くん!
 ネーさ激おすすめのこの御本をすぐにも読了して、
 読書感想文を提出のこと!

「ぎゃわうゥえェッ!」
「ぐるる~っ!」(←訳:マジでぇ~っ!)

 (♪カラ~ンコロ~ン♪…と、ここで終業の鐘が)
 
 あら、時間のようですわ。
 では皆さま、次回のお授業もどきで、お会いしましょう! 
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かりりっと秋お菓子♪

2010-09-11 23:08:40 | 美味
「おッ・やッ・つゥ! おッ・やッ・つゥ~!」
「が・る・る! が・る・るっ!」
「おやつゥ、たべたいィ~ッ!」

 ……えー、度重なる『おやつコール』に、
 とうとう膝を屈したネーさです、こんにちは。
 
「こんにちはッ、テディちゃでス!」
「がるる!ぐるるーる!」(←訳:虎です!おやつウェルカム!)

 はいはい、毛玉コンビお待ちかねのおやつタイム、
 本日は秋の新製品の登場です。
 
 『カルビー』さんの、
 《さつまりこ 秋季限定 焼きいも》~♪
 
 サツマイモっぽい紫色のパッケージが
 お菓子好きさんたちの視線をとらえます。
 “約120g分のさつまいも使用”とありますよ。
 では、食物繊維たっぷりの秋のお菓子、いただきまーす!

「いただきまァス! ぱくちょッ! かりかりッちょッ!」
「がるるるー! ぐるるぐる!」(←約:いただきますー! かりぽり!)

 おや、想像よりも甘さ控えめなお味ですわね。
 あっさりしていて、ぱくぱく食べ進んじゃいます。
 
「ぱくくもぐッ♪
 やめられないィ、とまらないィ~♪」
「ぐるる~ぐる♪」(←訳:ほくほく~おさつ♪)

 塩味のお菓子をお求めならば、
 『じゃがりこ』レギュラー版を。
 ほんのり甘いお菓子が食べたいなあと思ったら、
 こちらの『さつまりこ』がおすすめです。
 美味しいおやつ、御馳走さまでした。
 
「ふゥッ♪
 ごちそうゥさまッ♪
 つぎはァ、どんなァ、おやつゥ、かなッ?」
「ぐるるっ?がるるっ?」(←訳:チョコかなっ?アイスかなっ?)

 次は、摂取いしたカロリーを消費するため
 ウォーキングです!!

「あッ!
 テディちゃ、おひるねタイムだッ!」(←逃亡!)
「がるぐるるる!」(←訳:ボクも休息タイム!)

 皆さま、楽しい週末を!
 
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