テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

しゃかりきポテト♪

2011-09-10 23:00:34 | 美味
「がうがうがる~ッ!」
「がるがるる~!」

 ……こんにちは、ネーさです。
 えーと、今週は《食の御本》を集中して御紹介などしたせいでしょうか、
 週末のおやつタイムが近付いてきましたら、
 怖ろしげな唸り声が響いてまいりましたよ。

「こんにちわゥ、テディちゃでスゥ!
 おなかがァ、すいたぞォ! おやつをォ、よこせェッ!」
「ぐるる!がるるがるるがるる!」(←訳:虎です!お腹と背中がくっつきそう!)
「はァ~らァ~へェ~ッたァ!」

 はいはいは~い、お静かに。
 本日のおやつは、こちらですよ~!

  

 『カルビー』さんの
 《Jagabee じゃがビー》、
  画像向かって左側、
  テディちゃの後方にありますのが《うす塩味》、
  虎くんの後ろにありますのが《バターしょうゆ味》です♪

「わほッ!
 さッそくゥ、たべちゃえッ! いただきまスゥ!」
「がるるぐるがるる!がるるるるー!」(←訳:ボクも食っちゃる!いただきますー!)

 私ネーさも、いただきまーす!
 ふむふむ、
 キューブ型の箱には、それぞれ5袋の、
 小分けにされたポテト菓子が入っておりますね。
 ぱく!と頬張れば……
 《うす塩味》の方はファーストフードのフライドポテト感覚、
 《バターしょうゆ》の方はポテトチップスに近い風味、
 といったところでしょうか。
 個人的な好みでは、
 《バターしょうゆ味》に一票!かしら~♪

「いえいえッ、しおあじィもォ、なかなかッ♪」
「ぐるがるぐるるる~♪」(←訳:ボク両方とも好きだ~♪)

 美味しいポテト菓子、ご馳走さまでした♪
 他にもコンソメ味もあるらしゅうございます、
 ポテト菓子好きさんは全種類制覇を目指してくださいね!
 そして、おやつ系の収穫が
 今週はもうひとつ!

 

 《ワンピース クッキーマスコット》!
 
 ネーさ弟が発見&確保したこれは、
 コンビニエンスストア限定のようですが、
 リプトン(紅茶ですね)のペットボトルについていたオマケです。
 画像は、『チョッパーA』のマスコットくん!
 ルフィちん、サンジきゅん、
 ゾロちゃんやサニー号のマスコットもあるんですって~♪

「もふふゥ!
 これくたーさんはァ、こんびにのォ、はしごッ、しなくちゃッ!
 ぱくもぐッ♪」
「ぐるぐるがるるるがる!」(←訳:無理しちゃダメだよう!)


 では皆さま、穏やかな休日を!
 
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古都の《食》めぐり。

2011-09-09 23:18:23 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 9月になって、
 うわっ!暗い!まだ午後6時なのに、暗いわ!とギョっといたしました。
 
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!」
「ぐるる!ぐるるがるるーぐるる!」(←訳:虎です!秋の陽はナントカだねー!)

 秋の夕暮れどきに似合う一冊って何かしら~?と想いめぐらせる読書タイム、
 さあ、《食の御本》強化期間も終盤になりましたよ♪
 本日は、こちらを、どうぞ~!

  


 
      ―― 鎌倉に住む500人が選ぶ とっておきの鎌倉100 ――


 
 編者は鎌倉地元民の会の皆さん、2011年3月に発行されました。
 関東南部の古都観光メジャーどころ、といえば、
 はい! 神奈川県は鎌倉市!
 この御本は、鎌倉市民の方々を対象に行われたアンケート調査から編まれた
 《地元民の、地元民による、地元民のためのガイドブック》なんです。
 
「かまくらッ♪ うみのォ、まちィ!」
「ぐるぐるがる!」(←訳:人気の町だし!)

 海に面した、歴史ある都市・鎌倉。
 書店さんの棚には鎌倉のガイド本が何種類も並んでいますよね。
 そういった多くのガイド本と同様、
 この御本でも、
 地元民にずっと愛され、重宝され、足しげく通うグルメなお店が
 取り上げられている、のですが……

 あらま?
 お店の店名や、
 どこそこの駅から徒歩何分、といった説明はありますが、
 お店の電話番号、
 それに地図も、載っていませーん!

「えェッ? ほんとォッ??」
「がるっがるるる!」(←訳:あっ本当だ!)

 辿りつけ!自力で!
 わずかなヒントをもとに!
 ってことなんでしょうか。
 ともあれ、地元で有名なお店なのですから、
 現地で迷子になりそうになったら、
 地元の御方に尋ねれば、お店への行き方は教えてもらえそうです。
 カバン屋さんが始めた野菜たっぷり料理の食堂さん、
 かの《世界一の朝食》を出す店・billsさん、
 大仏ハイキングコース途中のカフェテラス、
 御成通りそばのKIBIYAベーカリーさん、
 いま話題のたいやき屋・なみへいさん、
 農協の即売所……
 どのお店も、いいですね!

「くんかッ、くんくんッ!」
「ぐるがるーぐるがるがるる!」(←訳:良い香りがしてきそうー!)

 また御本の後半では、
 海、山とともにある町ならではの
 風景・情景が感じられる場所も取り上げられていて、
 こちらを探し訪れる方が、
 より地元民気分を味わえるかもしれません。
 
「あれにィ、みゆるはァ、ましろきィ、ふじのみねッ!」
「ぐるがるるぐる!」(←訳:手前には江ノ島!)

 そろそろ浜辺から海の家が撤去される頃合いとなって、
 のんびり、ゆったり、
 鎌倉観光を楽しむには良い季節となりました。
 
 お腹が空いちゃった日帰りツーリストさん、
 ぜひ、この一冊を、参考に!
 
 
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求ム、最上&最高従僕!

2011-09-08 23:22:46 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 秋が来た~っ♪なんて言ったせいでしょうか、今日はまた、
 いいえ!まだまだ女王の座は譲らなくってよ!と
 夏さんに突っ張りを喰らってしまった一日でしたね。

「こんにちわゥ、テディちゃでス!ぴーかんッ、でスゥ!」
「ぐるるー!がるがるるるぐるるー!」(訳:虎ですー!もうちょっと涼しい方がー!)

 涼しさが増す季節につられ、
 《食の御本》特別強化期間と化した今週ですが、
 さあ、本日の一冊は……むっふっふっ、こちらを、どうぞ~!

  



 
          ―― ジーヴズの事件簿 才知縦横の巻 ――


 
 
 著者はP・G・ウッドハウスさん、画像の日本語文庫版は2011年5月に発行されました。
 本名はペラム・グレンヴィル・ウッドハウスさん、
 親しい方々からはペラムをもじってプラムと呼ばれた英国出身のウッドハウスさんは、
 長らく日本の活字マニア諸氏にとって幻の作家さんでしたけれど、
 ああ、いまや!
 単行本が続々と、また、文庫本も堂々と刊行されるまでに情勢は変化いたしましたわ!

「めでたしィ、めでたしィッ♪」
「ぐるがるぐるるるがる!」(←訳:ファンには嬉しいね!)

 でも、もちろん、

 ジーヴズ?
 それって何?
 
 と首をかしげる御方もおられましょう。
 そんな方々のために、ちょこっと説明しちゃいますと――

 この御本の語り手、
 上流階級出身のバーティ・ウースターくんは、
 どちらかといえば善人なのですけれども、
 叔母からは『のらくら人間』と馬鹿にされてしまう
 お気楽な独身青年。

 そして、不始末をしでかした従僕をクビにしたバーティくんが
 新しく雇い入れたのが、
 天下無敵の人材、
 ジーヴズ(Jeeves)さん、なのでした。

 会うなり早々、ジーヴズさんを
 『一家に一人いるべき男』と
 バーティくんに言わしめた第一の理由は。

 ジーヴズ特製強壮剤!

 主材料は、
 ウースターソースと、生卵と、
 赤唐辛子(タバスコ)でピリっとした風味を加え――

「あうゥッ!!」(←顔面蒼白!)
「がるっ!」(←こちらも真っ青!)

 おっそろしげな代物ではありますが、
 ああら、不思議!
 ぐいっと一気に飲み干せば、
 バーティくんを苦しめていた二日酔いも
 たちまち露と消え去ったではありませんか!

 バーティくん、叫びます。

  採用だ!

 かくて、この世に、
 比類なき従僕ジーヴズさんが誕生いたしました。

「おッ、おめでとうございィまスゥ!」
「ぐるっぐるがるる!」(←訳:よ、良かったね!)

 恐怖の酔い醒まし強壮剤の他にも、
 バーティくんとジーヴズさんの周りには
 英国人が愛する様々な食べものが登場いたします。

 目覚めて二分後に運ばれてくる完璧な紅茶。
 大衆食堂のステーキ・プディングに、
 クラリッジ・ホテルでいただく《舌平目の茸添えグルメ風味》。
 天国を思わせるコンソメ・スープ……!

「おいしそゥ!」
「がるるる!」(←訳:おかわり!)

 ジーヴズさんが用意してくれる世界最高のお茶を飲みながら、
 バーティくんの、いえ、ウースター一族の輝ける家系図の迷路へ、
 さあ、どっぽーん!と。

「とびこんだらァ、ぬけだせませんッ!」
「ぐるるがるぐるるがる!」(←訳:底なし沼みたいな名作です!)
 
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秋きたりなば♪

2011-09-07 23:15:47 | 美味
 こんにちは、ネーさです。
 今朝のことですが……窓を開けたら、空気が秋~!!

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ひかげはァ、すずしくゥなりましたッ♪」
「ぐるる!がるぐるがるぐるる!」(←訳:虎です!昼間はまだ夏っぽいけどね!)

 いよいよ秋かぁ~と、お空を仰ぐ週の半ばは、
 恒例のおやつタ~イム♪に加えて、
 秋のアート情報(プチ版)タ~イム!
 まずは、こちらを、どうぞ~!

  

 じゃん!……って、あら?

「きゃっぽ~ッ♪」

  

 じゃじゃじゃん……って、えっ?

「がるるる~♪」

 お、おかしいわね、アート情報から始めるつもりでしたのに、
 おやつのデータが先に出ちゃったわ。
 まあ、よろしいでしょう、
 あらためて御紹介いたしますと、
 画像は、上から順に
 『不二家』さんの
 
  《LOOK  Cafe in New York バニラココア》と、

  《LOOK  Cafe in New York キャラメル オ・レ》!

 秋の新作チョコレートは、
 キャフェ(はい、おフランス風発音で!)テイストの
 『バニラココア&フィオンティーヌ』と
 『キャラメル オ・レ&フィオンティーヌ』という
 チョコレート菓子です。
 でーは、いただきまーす!

「いただきまスでス! ぱくんッ!」
「ぐるるるぐるがる!」(←訳:いただきますパク!)

 お~♪ この味わいは、秋のショコラ、ですわね!
 夏のショコラは、冷やして食べると美味しいタイプが主流ですが、
 こちらの新作ちゃんたちは、常温の方が美味しいぞ!なタイプです。
 チョコの中心部に隠れている焼き菓子も、
 しゃりり、さくり、とした食感が、
 熱いカフェオレやミルクティーに合いそうで、
 やっぱり秋のお菓子、だわね~♪

「さくぱくッ、んまんまでス!」
「ぐるがるがるぐるる!」(←訳:お味も濃ゆい感じぃ!)

 では、おやつチョコ菓子にうっとりしながら、
 秋のアート情報もお伝えいたしましょうか。
 先日は、絵本原画展『こどもの時間』展のオマケ情報として
 秋の展覧会情報を取り上げました。
 今回は、その第二弾!
 じゃじゃじゃーん!と、こちらを、どうぞ!

  

 六本木の新国立美術館で開催されるのは、

 《モダン・アート、アメリカン》展!

 会期は2011年9/28~12/12、
 米国ワシントンのフィリップス・コレクションが収蔵する近代絵画の展覧会です。
 日本でも人気のエドワード・ホッパーさんの作品が来日するんですね!
 チラシのもう片方の面には、

  

 ジョージア・オキーフさんの画も!
 展示が予定されている作品の数は110点、といいますから、
 大規模な企画展になりそうです。

 そして、もうひとつは、こちら!

  

 目黒の東京都庭園美術館で開催される、

 《アール・デコの館》展!

 会期は2011年10/6~10/31、
 開館28年目を迎える庭園美術館は、このたび、大規模な改修と
 美術館の拡充工事を行うため
 11月から全面休館になります。
 休館前に、美しい旧朝香宮邸のじっくり見ていただこう!というこの企画は
 建築マニアさんにおすすめ!
 
 では、皆さま、麗しい秋のアートトリップを、
 美味しいお菓子とともに~♪

「おたのしみィあれッ♪」
「がるっ♪」
 
 

 
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包んで・焼いて・蒸して……食べちゃえ!

2011-09-06 23:09:28 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 もうすぐモモの季節も終わり……と聞きつけたので
 たいへんだー!と取り急ぎお店へ走って、黄桃をゲットしましたよ♪

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 まんぷくゥ、まんぷくゥ~♪」
「がるる!ぐるぐるるるるぐるがる!」(←訳:虎です! 生の黄桃、美味しかった!)

 東北へエール!の気合で、明日は福島県産白桃を……
 と予定を立てたら、
 その前に、さあ、読書タ~イム!
 本日は、ふっふっふっ、こちらを、どうぞ~!

  


 
              ―― 絶品! おうち餃子 ――


 
 著者は夏梅美智子さん、2011年8月に発行されました。
 副題に『おいしくできる!基本の焼茹蒸揚のコツ&アレンジ餃子40レシピ』とあります。
 
 前々回記事ではお弁当を、
 前回記事ではパリ郊外にある山下農園さんの御本についてお喋りいたしました。
 そして本日は、餃子!
 今週は《食の御本》強化週間なんでしょうか?
 
「おいしィからァ、いいんでスゥ!」
「がるぐるるるがるぐる!」(←訳:大好きだからぁいいんです!)

 そうね、今も昔も、皆から愛される普遍的なメニュー・餃子。
 本家である大陸出身の方々、
 私たちジャパニーズ、
 そして西欧でも、
 ギョーザ好き!という御方は多いそうですよ。
 イタリア料理のニョッキと似ているので、
 受け入れられやすいんですって。
 
「もふゥ! いたりあんッ、でスかァ?」
「ぐるぐるぐるがるるがる!」(←訳:応用が利くお料理なんです!)

 プロが作る餃子、
 お家で作るギョーザ……
 どちらも良いものですけれど、
 自分の好みのサイズや具を包んだギョーザがいい!と思ったら、
 やっぱり手作り、
 『おうち餃子』がいちばん!です。

 この御本で紹介されているレシピは、
 市販の餃子の皮を用いたものが中心で、
 色々な種類の餃子の『あん』のメイン食材も、
 スーパーや八百屋さん&肉屋さんで簡単に買えるものが殆どです。

 『基本のあん』は、キャベツと豚肉から。
 『ヘルシー野菜餃子』は、山イモ、小松菜、干しシイタケ、干しエビ、長ネギ等。
 『プリプリ海鮮餃子』は、スルメイカ、むきエビ、ワカメ、白菜で。
 『トマトチーズの洋風餃子』は、牛ひき肉、玉ねぎ、ミニトマト、カマンベールチーズ。
 『ちょい辛鶏キムチ餃子』は鶏ひき肉、キャベツ、ニラ、キムチで、
 さあ、作りましょう!

「ふァいッ! いただきまスでス!」
「がるるるーぐるがる!」(←訳:お腹すいてきたー!)

 焼き餃子の『焼きを極める』、
 水餃子の『茹でを極める』、
 蒸し餃子では『蒸しを極める』、
 揚げ餃子でも『揚げを極める』――
 と、熱の通し方を極めたら、
 餃子マニアさんは次のステージへ!
 点心料理の蒸し餃子でよく見かけるモチっとして半透明な皮の作り方、
 自家製餃子皮のレシピと作り方ガイドも、
 しっかり掲載されています。
 
「ぜんぶゥ、ちゃれんじィ!」
「がるるるぐる!」(←訳:完食しますぅ!)
 
 オールカラーで見どころ・読みどころいっぱいの
 懇切丁寧なクッキングブック、
 餃子好きさん、必読の一冊ですよ~♪
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野菜たちへ、捧ぐ情熱!

2011-09-05 23:29:47 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 世界陸上を見ていて、ああ、ボルトさんてば凄いっ!と感服しました。
 足が、長い!速い!

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるる!がるがるるるぐる!」(←訳:虎です!どうせボクらは短足です!)
「ネーさもねッ!」

 はいはい、短足を認め合ったところで、読書タ~イム!
 本日は、ボルトさんにも負けない《世界一》のマエストロの御本を、
 さあ、どうぞ~!

  

  
            
            ―― パリで生まれた世界一おいしい日本野菜 ――



 著者は山下朝史さん、2011年8月に発行されました。
 ↑上の画像の、向かって右側の御方が、著者の山下さんです。

「ふむふむッ、
 おやさいィ、もッてまスねッ!」
「がるぐるるるー?」(←訳:野菜屋さんなのー?)
 
 山下さんは、農園主さん、なんですよ。
 農園の所在地は、パリ郊外。
 ええ、パリです!
 おフランスの首都、花の都パリのちょこっと西、
 ノルマンディ地方へと向かう高速道路に乗って35㎞、
 シャペ村という、人口1200人ほどの村の外れに
 山下農園はあるのです。

 農園で作られてるのは、
 カブ、タマネギ、トマトやナス、
 大根、にんじん、小松菜、枝豆、トウモロコシ、
 グリーンピース、キャベツ、ベビーリーフ……

「ふァ~、ふらんすゥでェ、のうぎょうッ!」
「ぐるるるー!」(←訳:すごいねー!)

 山下さん、すごいです。
 でも、同じくらいにすごいのは、
 山下さんが育て上げた野菜くんたちのクオリティ!
 そのすごさは、野菜くんたちが、
 どんなお店に納入されたか、を知れば、
 よ~く理解できますよ。

 もういちど、↑上の画像を御覧下さいな。
 左側に写っているいる御方は、レストラン『アストランス』のシェフ、
 パスカル・バルボさんです。
 『アストランス』は、ミシュランガイドによって
 三つ星の評価をされている名店さんです!

「わおォッ♪」
「ぐるるがるるー!」(←役:本場の三つ星ー!)

 こう言えば、もっと分かりやすいでしょうか。
 パリで三つ星の評価を与えられているのは、
 わすかに10店。
 その10店のうち4店が、
 山下農園の顧客さんです。

 さらに、名店のグランシェフさんたちは言うのです。
 
  他の店より高く買うから、うちの店に野菜を回してくれ!

  来週のランチにアラブのプリンスとサルコジ大統領が来る!
  超VIPをもてなすために、
  山下農園のトマトが欲しいんだ!
 
 某料理評論家さんは、山下農園のカブを使った料理を食べ、
 言いました。
 
  これは奇跡のカブだ!

「すごいッすごいィ~ッ!!」
「がるるるるぐるる!」(←訳:ミラクルなお野菜って!)

 山下農園の野菜たちのいったいどこが、
 いったい何が、
 かくも一流シェフたちを魅了するのでしょう?
 値段なんてどうでもいい、
 あなたの野菜をもっとくれ!と言わせるのでしょう?

 山下朝史さんは、生粋の農業人ではありません。
 23歳で渡仏、
 様々な職業を経て、農業を始めたのは43歳のとき。
 そうしていまや、山下さんの野菜の品質の高さ、美味しさは、
 フランスはもとより、
 広く世界に知られるまでになっています。

 その野菜たちを、
 山下さんはどんな風に、
 どのような信念で育てているのか――

 《食》にたずさわる職業の方々は
 たぶん、山下さんの名を既に御存知のことでしょう。
 《食》のプロではない活字マニアさんも、
 この御本で、山下さんと山下農園の歩みを、ぜひ!

「むむッ!
 テディちゃ、おやさいィ、たべたくゥなりましたッ!」
「がるがるがるー!」(←訳:カブ蕪かぶー!)

 奇跡のカブに、垂涎です!

 
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思い出の?いえ、進行形で!

2011-09-04 23:18:28 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 雑貨店さんや100yen shopの店頭には……ハロウィンのグッズが!
 まだ9月初旬ですのに、カボチャ大王って気が早いんですのね~?

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 かぼちゃはァ、ぷりんがァ、よろしいィッ♪」
「がるる-!ぐるるるるがるぐるるる♪」(←訳:虎ですー!カボチャの天ぷらもいいよ♪)

 そうね、私ネーさはカボチャを大学芋風にしたのが……
 って違うわ!
 今日は食べ物じゃなくて、読書タイムの日ですよ!
 気を取り直して、はいっ、本日は、こちらを、どうぞ~!

  


   
                ―― 弁当 ――


 
 著者はコウケンテツさん、2011年2月に発行されました。
 ……あら?
 結局、食べ物のお話に戻ってきちゃいましたね?
 お弁当――まぎれもなく、世の誰もが一家言を有する《お昼の大イベント》であり、
 あたたかく懐かしい思い出だったり、
 今日も明日も毎朝お弁当を作らねばならぬ立場の方々には
 睡眠不足や頭痛のモトだったり……。

「おべんとうのォ、たまごやきィ、だいすきィ♪」
「がるがるるがるぐるる!」(←訳:オニギリは梅干しでね!)

 著者のコウケンテツさんは
 この御本の中でどのようなお弁当レシピを公開して下さったのでしょう?
 ちょこっと前に流行したキャラ弁?
 体育会系男子のためのドカ弁?
 OLさんたちのための、美容に効きそうなビタミンたっぷりお弁当?

 いいえ、答えはNO。
 ごく普通の、
 素直な、
 お弁当らしいお弁当が、
 この御本の主役です。

「うェるかむゥ、しおむすびィ~♪」
「がるぐるがるる♪」(←訳:しょうが焼きもね♪)
「いなりずしィもッ!」

 ところどころにピリ辛テイストを取り入れた、
 冷めてもきっと美味しいぞ!と思わせてくれるおかずレシピ、
 雑穀ごはん、麦ごはん、玄米ごはん、といった
 ヘルシーなごはんメニュー。
 洋食風の、
 ホットドッグ弁当、やきそばパン弁当、
 ドライカレー弁当は、
 個性的でもありますね。

「よろこんでェいただきましょうッ!」
「ぐるがるるるるがるー!」(←訳:好き嫌いは言いませんー!)

 レシピの他に、
 読んで楽しいのは『思い出の弁当』についての文章です。

 春のごはん弁当、
 行楽弁当、
 肉じゃが弁当……

 なるほどなぁ、と頷いてしまったのは
 『フレンチトースト弁当』の思い出。
 高校時代、テニス留学をしたくて節約を心掛けていたコウケンテツ青年は、
 『男のフレンチトースト』弁当を手作りしたのですが、
 参考にしたのは、もちろん、
 映画『クレイマー、クレイマー』の有名なシーン。
 哀愁とともに想い起される自作お弁当の、
 もちもちしたバゲットの食感は、
 記憶の中に封じ込めておくにはもったいなくて、
 今もときおり、フレンチトーストを作ってしまう……。

「わふふッ♪
 あまいィとーすとォ、すてきィでス!」
「ぐるがるぐるぐるがる~!」(←訳:おしゃれなお弁当だね~!)

 近付く遠足シーズンに、
 毎日早朝お弁当箱と闘うパパ・ママ・おにいさん・おねえさんに、
 いつもと違うお昼御飯したいなあ~と夢見る方々に、
 おすすめのお弁当レシピBOOK、
 ぜひ一読を!

「らんちたいむがァ、まちどおしィねッ♪」
「ぐるがるがるる!」(←訳:皆さまボナペティ!)
 

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ジャケ買いパンちゃん♪

2011-09-03 23:05:04 | 美味
 こんにちは、ネーさです。
 サッカーを応援しつつ、世界陸上に注目しつつ、
 でも私のココロは『ブエルタ・ア・エスパーニャ』に飛んでおります♪
 3週間に渡りスペイン狭しと行われる自転車レースは
 『ツール・ド・フランス』と同じくらいハードな内容なんですよ~♪♪

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ぼるとさんッ、がんばれェ~ッ!」
「がるる!ぐるるがるぐるがるるるー!」(←訳:虎です!なでしこ&侍JAPANにエール!)

 ゆけー!そこだー!と声を上げ、拍手のしすぎで、ちょっと疲れたら、
 さあ、ハーフタイムには、おやつタイム♪
 今日のおやつメニューは、こちらですよ~!

  

 『グリコ』さんの
 《Pocky Panda クッキー&クリーム》!

 パッケージの大胆なパンダちゃんデザインに、
 ついジャケ買いしてしまいました。
 新製品のお味を、実食&検証と参りましょう。
 いっただきます~!

「もふふゥ! テディちゃもォ、いただきまス!ぱく!」
「ぐるるるるるがるるーがる!」(←訳:ボクもいただますーがぶり!)

 ココア味のプレッツェルに、
 クッキークアムを散らしてホワイトチョコでコーティングしてある
 細身の新作ポッキーくん……
 『クッキー&クリーム』と名乗ってはおりまするが、
 クリーム(乳製品)は含まれていない、と箱に記載されています。
 そのせいか、しつこい甘さはなく、
 軽く、さっくりした食感ですね。
 
「これはァ、さくさくゥ、いけるゥ♪」
「ぐるがるがるるぐるる♪」(←訳:ココアの風味もいい感じ~♪)

 パッケージ裏面では、パンダちゃん、笑える一面も見せてくれますよ。

 

 赤いスポーツカーだって、
 パンちゃんの魔法にかかれば……はいっ!夢のパンダカー誕生!
 いえ、いけません、言ってはいけませんよ。
 こういうの、デパートの屋上や遊園地で見たことあるなぁ、なんて、
 言いっこなし~♪

「ふァいッ、いいませんッ♪」
「ぐるがるがる~♪」(←訳:沈黙は金なり~♪)

 にっこり楽しくて、さっくり美味しいNewポッキー、ご馳走さまでした。
 さて、おやつタイムの少し前に外出いたしましたら……

  

 我が家の近所を流れる多摩川の支流は、
 増水して泥色に変わり、
 高尾のお山は黒い雲に覆われています。
 明日以降も、まだ数日は安定しないお天気が続くようですから、
 どうか御注意下さいね!

「おてんきィ、はやくゥ、かいふくしまスようにッ!」
「がるぐるがるるるぐる!」(←訳:皆さま、穏やかな週末を!)
 
 
 
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その風格、頂上の極級品!

2011-09-02 23:24:26 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 9月最初の週末は、雨、また雨になってしまいそうな……
 皆さま、水害にはとにかくもう気を付けてくださいねー!

「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるる!がるるがるぐる!」(←訳:虎です!祈願!台風退散!)

 雨音に乱されがちな集中力も、
 この御本をひもとけば……なんたる不思議!
 時間の壁も砕けます。
 本日の読書タイムは、目にも綺(あや)なるこちらの一冊を、さあ、どうぞ~! 

  


 
                ―― 帯留 Ⅱ ――


 
 著者は池田重子さん、2011年7月に発行されました。
 『池田重子コレクション 手のひらの芸術』と副題が付されています。
 以前に御紹介いたしました池田さん著『帯留(おびどめ)』の、
 第Ⅱ巻にあたりますのがこの御本、なんですね。

「うむうむゥ、テディちゃ、よくゥおぼえていまスゥ!」
「がるぐるがるる!」(←訳:綺麗だったよね!)

 そうですね、
 こんなに凄い帯留が存在するのね!と
 私たち読み手を驚倒させた『帯留』は、
 しかし、ほんの入門編だったんだわ!と
 この『帯留 Ⅱ』は教えてくれます。

 『帯留は装いの画龍点睛である』――
 著者の池田さんはそうおっしゃっているそうですが、
 この御本で披露されている池田さんのコレクションは、
 服飾品、という分野でひとくくりには出来ない、
 素晴らしい《作品》ばかりです!
 このまま、東京国立博物館のケースに展示しても何の違和感もない、
 重要文化財に指定したいくらいの、見事さ、稀少さ……!
 とりわけ、この『Ⅱ』で注目していただきたいのは、素材、です!

「むほゥ!
 ネーさッ!
 これはァ、しんじゅッ、でスかッ?」
「ぐるっるるがるぐる?」(←訳:こ、これはルビーだよね?)

 ええ、そうです、
 ルビーに真珠、サファイヤ、
 象牙、鼈甲(べっこう)、翡翠(ひすい)、瑪瑙(めのう)……!
 なかでも、
 日本人に好まれたというオパールを素材に用いた帯留は、
 作り手さん、注文主さん、
 そして代々受け継ぎ、大切に保管してきた所有者さんの
 愛情が深く感じられます。
 なぜって、どれも状態がすこぶるよろしくて、
 まるで、つい昨日納品されたかのような、
 陰り、くすみの無い色と艶なんです。
 これは、よっぽど大事にされていたのに違いありません!

「はこいりィむすめさんッ、でスゥ!」
「がるるるるるぐる!」(←訳:宝物だったんだよ!)

 また、彫金技術の精緻なことにも
 目を瞠ってしまいます。
 十二支の動物さんたち、
 花、鳥、洋船、鯉、鮭、蟹、烏賊……

「いかァッ??」
「……ぐるがるるるぐる……」(←訳:……ホントだイカだ……)

 明治、大正、昭和初期、と
 着物が最も輝いていた時代は、
 職人さんの技術技巧も冴え、輝いた時代でした。
 虫眼鏡で観察してようやく判るような細部にまで、
 凝りに凝った意匠が刻み込まれている様子は、
 副題にある通り、
 手のひらの芸術、に他なりません。

 こんなにスゴイ帯留は
 いったいどんな帯を合わせたらいいのかしらん?
 最高の格のお着物でないと位負けしちゃうんじゃ?
 と、心配になってしまうほどの
 超極上級《帯留》の世界、
 どうか覗いてみてくださいな♪
 和装好きの女性に、
 『違いがわかる』紳士諸氏にも
 おすすめの御本です!

「うッとりィ、でスよッ♪」
「がるるるるぐるがる~♪」(←訳:お姫さまの世界だよう~♪) 

 私ネーさのイチ押しは、
 220ページの『夢の宝船』です。
 本屋さんで、図書館で、皆さま、ぜひ!
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坂道のぼれば。

2011-09-01 23:26:06 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 9月……ラジオから竹内まりやさんの『SEPTEMBER』が流れる9月になりました♪
 
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 テディちゃ、まりやさんのォ、ぴーちぱいィのうたッ、すきでスゥ!」
「がるるー!ぐるぐるぐるるがるる!」(←訳:虎です!『不思議なピーチパイ』だね♪)

 果物屋さんの店頭では、もも、モモ、桃のシーズン……!
 ステキな桃の香りに包まれて、
 ♪セプテンバ~♪と口ずさみながら、
 さあ、本日の読書タイムは、こちらを、どうぞ~!

  


 
           ―― 黄金坂ハーフウェイズ ――


 
 著者は加藤実秋さん、2011年6月に発行されました。
 『KOGANE-ZAKA HALFWAYS』と英題名が付されていますように、
 『黄金坂』は『こがねざか』とお読み下さいね。

「こがねのォ、さかみちィ!」
「ぐるぐるるるがるがるる!」(←訳:縁起良さそうな地名だね!)

 物語の舞台は、
 東京の、山手線の内側で、
 JRもしくは地下鉄の飛鳥橋(あすかばし)の駅から徒歩数分、
 長さは約700メートルの、
 黄金坂と呼ばれる坂道の周辺が中心です。
 飲食店や商店が多く、観光スポットにもなっていて、
 と聞くと……あら?
 それって、あの町のことじゃありませんこと?と
 早々に察してしまう御方もおられるかもしれませんね。

 ほら、あの『ペコちゃん焼き』が有名な洋菓子屋さんがあって、
 近くに東京ドームとかあったりして、
 なぜかフランス人さんに人気で、
 っていうあの坂の町、でしょ?と。

「あはッ! テディちゃ、わきゃッたでス!」
「がるるぐるがるるー!」(←訳:ボクも分かったー!)

 そう、都心部の、あのあたりにしては、
 オフィスビル一色ではなく、
 商店街に元気があって、
 カフェやレストランに行列ができ、
 住宅地も空洞化していない、珍しい町。

 その町に、
 隼人(はやと)くんは帰ってきました。
 高校までを、生まれたこの町で過ごした彼は、
 福岡の大学に入学して、
 四年間を遠い九州で暮らしていたのです。

 帰ってきたのはいいけれど、
 隼人くん、あまり嬉しそうじゃありません……。
 何故かと申しますと、
 就活ってヤツに失敗しちゃいまして、
 現在、浪々の身の上、なのでござる。

「ふァ~、よくあることォ、でスよッ!」
「がるぐる!」(←訳:うんうん!)

 お日さまも高く上ったというのに、
 お家でゴロゴロしている隼人くんを
 わざわざ訪ねて来てくれたのは、
 幼馴染の楓太(ふうた)くん。
 楓太くんに誘われ、出掛けた先のバーで、
 ちょっとした誤解が降りかかってきました。

 誤解のモトは……
 楓太くんのジャンパーの背中に、
 
  NAUGHTY KID DETECTIVES

 の文字があったため、でした。

「わおォ! でてくてィぶゥ!」
「がるるるるるー!」(←訳:探偵さんだー!)

 探偵、なんかじゃありません。
 いや、違います。
 僕は就職活動で忙しいんです!

 そんな言い訳、奇妙なバーでは通用しません。
 隼人くん、乗り気になった楓太くんにつられ、
 ついつい慣れない“探偵”業に踏み込む羽目になっちゃうのでしたが――

 著者・加藤さんの大人気シリーズ『インディゴの夜』の路線とは
 やや色合いは異なりますが、
 にわか探偵さんたちの青春ものがたり、
 東京を舞台にした作品をお好みの方々に
 おすすめ!です。
 巻頭には地図も掲載されていて、臨場感たっぷり!

「いッてみたいィなァ~こがねざかァ~♪」
「がるぐるがるるるぐる~♪」(←訳:ペコちゃん焼を食べながら~♪)

 お散歩気分で、坂を踏破、いえいえ、読破を!
 
 
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