女優の森光子さんが亡くなられて、その追悼番組があった。
出演者がそれぞれ森さんへの追悼の言葉を述べるのだが、どうも気になる言葉がある。
「…してくれた」と言う。
本当に尊敬しているのなら当然「して下さった」であろう。
みんな平気で「してくれた」を連発する。若い子ならまだ許せるが、けっこうな年のベテラン俳優などがやるものだから、聞き苦しくて仕方なかった。
スポーツ選手、芸能人、これ多いですねえ。だれかそばにいる人が注意してあげないのですかねえ。
そんな中で西田敏行だけはきちっと尊敬の念のこもった言葉づかいだった。
久しぶりに、「みどり文庫」さんのブログを開いてみたら、こんなことをしておられるhttp://kturezure.exblog.jp/18632871/
というので、行ってみました。
甲子園球場のそばです。
幹線道路は車がいっぱいで混雑していました。
聞けば、阪神タイガースとジャイアンツのOB戦が行われていたのだった。
往年の名選手、江夏、田淵、岡田、真弓、和田、濱中、王、金田、江川、堀内、原、清原、など豪華スターが出場予定だったと新聞報道にある。
その試合が終わった直後にわたしは通り合わせたというわけ。そら混雑しますわな。
で、「みどり文庫」さんは、その幹線道路から少し入った静かな住宅街の一角にあった。
ここの縁側のような所に段ボール箱を置いて、古本を売っておられる。
何人かの子ども連れのご婦人が覗いておられた。
わたしも、何かをと思って見ていたら、「みどり文庫」のN川さん、「失礼ですが…。輪さんでは?」と。
あれ、よく覚えておられたものだ。彼女には一度しかお会いしていない。
昨秋、「輪」で催した詩書展にお出で頂いたのだった。
で、白状して、少しお話しさせて頂いた。
本、2冊買わせて頂きました。何れも安価なのを。
そのうち一冊はこれ。
40年以上前の子どもの詩集です。
読むの楽しみ。
もう一冊は幸田文さんのエッセー集『木』(新潮文庫)でした。
幸田文さんのこと、来年、2月号か3月号の「KOBECCO」に書く予定ですので参考に。