喫茶 輪

コーヒーカップの耳

甲子園での将棋教室

2019-03-04 15:40:45 | 将棋
毎年、春の高校野球の時期に甲子園球場のすぐ南にある「南甲子園公民館」で二日間の将棋教室が開催されます。
今年は28,29の二日間。


申し込みは3月20日(水)10時より。電話でもOK。先着20人です。
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宮崎翁を訪問。

2019-03-04 15:12:17 | 宮崎修二朗翁
宮崎先生をちょっと訪問。
来週、遠来の人をお引き合わせすることになり、確認と段取りに。
ついでに西宮の情報誌「宮っ子」の草創期のころのことをお聞きする。
「ぼくがほとんど一人で編集してました」などと。
神戸新聞社はすでに定年退職しておられたとのこと。
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『えがお』

2019-03-04 11:20:57 | 
今最も読みたい詩集が届きました。

矢部公章という人の詩集『えがお』です。
「『えがお』という詩集」と題してこの詩について先日ちょっと書いてます。

わたしは狡い人間です。
この詩集を読みたいばっかりに、ちょっとした策を弄しました。
ネットでは手に入らない。著者はこの本が発行される直前にお亡くなりになっている。
その完成を見ることなく、しかし、作品は残して。
多くの部数を発行したとは思えない。
もし残部があったとしても貴重だろう。誰にでも献呈できないものだろう。
で、この詩集を世に出すのに力を尽くされた手皮小四郎さんに手紙を出した。
素直に『えがお』をほしいと言わずに、この「えがお」という詩のことを書き、拙著『触媒のうた』をお贈りした。
これで、もしかしたら詩集『えがお』を恵んでくださるのではないか?と思ったのだ。
矢部という人が死の床で懸命に書き残した詩集。貴重な本です。
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「ロータス」第16号

2019-03-04 08:31:46 | 文学
徳島の詩人、梅村光明さんからお贈り頂きました。

徳島県連句協会会報です。
わたしは初めてお目にかかるもの。
連句は日本的にも活躍しておられる鈴木漠さんに誘われて2,3度参加したことがありますが、わたしには少々ハードルが高い。
でも、この会報には各人の散文が載っていて、それは楽しめます。

鈴木漠さんは「蕪村と若冲」と題して書いておられるが、博識です。
中で、蕪村という号について書いておられる。前にもこの論はどこかに書いておられて読ませていただいたことがあり、漠さんの発見なのでしょう。
《号の「蕪村」は、傾倒した五世紀東晉の詩人陶淵明の『帰去来の辞』に謂う「帰りなんいざ、田園将に蕪(あ)れんとす、胡(なん)ぞ帰らざる。」の「蕪」、すなわち「蕪(あ)れた村」に因ると思われます。明治期、人々から忘れられかけていた蕪村を再発見し、世間に称揚したのは正岡子規ですが、漢籍に詳しかった筈の子規が不審なことに、蕪村と陶淵明の関係に全く気がつかず、随想「俳人蕪村」の中で「蕪村とは天王寺蕪(かぶら)の村といふ事ならん、和臭を帯びたる号なれども、字面はさすがに雅致ありて漢語としてみられぬにはあらず。」などと、およそピント外れの意見を述べています。》
この後も例を挙げながら理由づけをしておられます。

梅村光明さんは「俳諧奇談・連句雑談」と題して、楽しい話。
『醒酔笑』という本からの逸話を例にして。
梅村さんも博識です。
《宗祇東国修行の旅の途上に、二間四面の綺麗なお堂があり、立ち寄って腰を掛けて休んでいると、堂守が「客僧は上方の人でしょうか」「いかにも」「それならば私が発句を詠むので、付けてごらんなさい」と詠んだのが、
  新しく作りたてたる地蔵堂かな
という句。それに
  物までもきらめきにけり
と、宗祇が付けたところ堂守が「これは短いのう」と言うのに、宗祇は「あなたの発句にある哉を足してごらんなさい」と言い返したという話。》

レベルの高いユーモアですねえ。この後も薄田泣菫の『茶話』などを引きながら楽しい話を書いておられます。

わたしはまだ全部を読んでいませんが、楽しませていただきます。梅村さん、ありがとうございます。  

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