今読んでいる本はこれ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/93/e8052da9d68600b6d62a2a5228df8088.jpg)
先日紹介した『まどろみの海へ』の著者、堀江誠二さんの本、『吉本興業を創った人々』(PHP文庫・2017年刊)です。
堀江さんは2006年にお亡くなりになっている。この本は1987年に刊行された『吉本興業の研究』が元になっているもの。
今日読んでいる「万歳から漫才へ」の項にこんなことが。
《八年(昭和)になった。一月(略)、橋本は以前から「万歳」の文字には、どうしても「万歳三唱」などに通じる厳粛な雰囲気がつきまとう。しかも、古めかしい祝福芸のイメージも拭い去れない。(略)ちょうどそのころ、映画のトーキー化で失業した弁士の一部が、「漫談」と名乗って舞台に立つようになっていた。また、「ポンチ絵」と呼ばれていたのが「漫画」と名を変えた。橋本はその「漫」の字に目をつけた。「萬歳」は「万歳」とも「万才」とも略字で書かれるようになっていたので「漫歳」「漫才」と書いてみた。しかし、「漫歳」ではどうもバランスが良くない。結局、「漫才」に落ち着いた。》
この後、当の漫才師からこの名称に反対する声が起こったが、エンタツ・アチャコの人気とともに広まってゆく。
へ~?「漫才」という言葉が吉本の橋本鉄彦という一人の人の意向で決まったのか!と驚きました。
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先日紹介した『まどろみの海へ』の著者、堀江誠二さんの本、『吉本興業を創った人々』(PHP文庫・2017年刊)です。
堀江さんは2006年にお亡くなりになっている。この本は1987年に刊行された『吉本興業の研究』が元になっているもの。
今日読んでいる「万歳から漫才へ」の項にこんなことが。
《八年(昭和)になった。一月(略)、橋本は以前から「万歳」の文字には、どうしても「万歳三唱」などに通じる厳粛な雰囲気がつきまとう。しかも、古めかしい祝福芸のイメージも拭い去れない。(略)ちょうどそのころ、映画のトーキー化で失業した弁士の一部が、「漫談」と名乗って舞台に立つようになっていた。また、「ポンチ絵」と呼ばれていたのが「漫画」と名を変えた。橋本はその「漫」の字に目をつけた。「萬歳」は「万歳」とも「万才」とも略字で書かれるようになっていたので「漫歳」「漫才」と書いてみた。しかし、「漫歳」ではどうもバランスが良くない。結局、「漫才」に落ち着いた。》
この後、当の漫才師からこの名称に反対する声が起こったが、エンタツ・アチャコの人気とともに広まってゆく。
へ~?「漫才」という言葉が吉本の橋本鉄彦という一人の人の意向で決まったのか!と驚きました。