喫茶 輪

コーヒーカップの耳

以倉紘平さんと『北国』

2025-01-31 18:08:29 | 

今月の原稿を二本送り終えて、やっと気になっていた本をゆっくり読書。

 

期待に違わず、やはりいい。

以倉さんの詩は心の底に沈みこむ感動があります。特に散文詩。

 

また、巻末の「年譜」を見ていてびっくり。

1985年12月の項に、《『日の門』第一回福田正夫賞受賞。選考委員長は井上靖氏。(略)詩集の受賞はこれが初めて。詩を書き始めたきっかけが、井上靖『北国』であったから、その因縁が嬉しかった。》

この後、井上邸を訪れた話も興味深いが、わたしは『北国』にびっくり。

わたしも若い日にこの『北国』に感動したのでした。その詩集は昨年お亡くなりになった西本絋二さんからプレゼントされたもの。だからといってわたしは、それで詩を書くようになったわけではありません。詩を書き始めたのはもっと後でした。

いずれにしても、この『以倉紘平全詩集』、読み進めるのが大いに楽しみです。

 

 
『完本・コーヒーカップの耳』面白うてやがて哀しき喫茶店。 
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高橋村のこと

2025-01-31 08:47:44 | 新聞記事

今朝の神戸新聞、「発言」欄に秋田県からの投稿があった。

神戸新聞さん、投稿者の清家久美子さん、記事拝借お許しを。

この旧高橋村の事件のことは以前『KOBECCO』にちょっと書いたことがある。印象深い取材だった。

2019年1月号。もう6年前になるんだ。

あの本、春木一夫さんの『遥かなり墓標』、今探してみたが見つからない。どこかにあるはずだが。

このことは『触媒のうた』には載せていない。発行後のことだったから。

 

 

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