喫茶 輪

コーヒーカップの耳

初めての本

2025-01-08 09:20:45 | 本・雑誌

今年頂いた年賀状の中に「へ~っ?」と思うのがあった。

わたしが昔出した口頭詩集を「入手して読みました」というもの。

わたしの初めての本が口頭詩集『ライオンの顔』でした。次いでやはり口頭詩集『きよのパーティ』。

たった30部ほどしか作らなかった私家版です。それが今頃古本市場に出るとは!

『ライオンの顔』は1991年12月。『きよのパーティ』は1992年6月。

今読んでみて、誤字などのミスが多いのにガッカリしてます。

しかもこの二冊の本、だれが寄贈したのか西宮図書館に所蔵されていて、誰もが読むことができます。

やはり「書いたものは残る」は本当だったのです。恐いことです。

 

追記 

口頭詩集のことで思い出すことが。

元町の古書店「トンカ書店」(現花森書林)さんの女主人が、「いつかきっと入手します」と言っておられたのだった。
ご主人共々わたしの書くもののファンでいて下さった。
わたしは「それは無理でしょう。たった30部しか作らなかったし、粗末なものでしたから最後はゴミになってしまいます」と答えたのだった。
彼女は一昨年、まだ小さな子どもを遺してお亡くなりになってしまった。ご存命なら見つけられたかも。
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