楽しみな本が届いた。
『以倉紘平全詩集』(以倉紘平著・編集工房ノア刊・9000円+税)。
724ページ。207篇の詩が載っている。
著者の以倉紘平さんの本は散文も含め何冊か読ませて頂いているが、何れも人間味溢れるもの。
お話しもさせていただいたが、静かな声で柔らかく話される。
その姿も静かである。座っていても立っていても、佇まいが静かだ。
良い人格が滲み出ている。
人生の酸いも甘いも噛み分けて来られた故の、きめ細かな空気がその体のまわりを包んでいる。
ということで、詩も散文も人間味豊かなもの。読めば深い味わいが得られる。
大いに楽しみな本。
といっても一気に読むものではない。
折に触れてページを開くもの。
以倉さんとは今朝も電話で話したが、
「ゆっくり読んでください」と言われた。
ああ、楽しみ。