喫茶 輪

コーヒーカップの耳

コンニャク

2011-03-21 12:07:25 | 中村義明君

昨日、思いがけない贈り物を頂きました。

和歌山県の山奥、熊野川町篠尾(ささび)からです。

Img808 一緒に入っていた新聞。

もう十数年ほども会ってない知人のN君からです。

彼はもう随分昔に奥さんと二人で山奥の廃校になった校舎を住居にして暮らし始めた若者で

した。テレビも新聞もない所でヤギなどを相手に子育てをした人です。

Cimg4171 コンニャクです。

Cimg4178 野草茶も。いい香りしてます。

昨夜、早速、コンニャクを刺身でいただきました。

おいしかったです!!!。コンニャク特有の臭さが全くありません。

このコンニャク、生産が追いつかず、地域イベントで販売されるにとどまっていると。

それを、送ってくれました。

彼、N君は、その息子さんに「明」と名付けて「あかる」と読ませていました。

わたし、それペンネームに頂き、「アカル」としました。

明(あかる)君ももう立派に成長して地元で働いているのだと。

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お彼岸

2011-03-20 13:07:05 | 日記

家内とお彼岸のお墓参りに行きました。

森具の丘の上にあります。

あの震災のあと、時をおかず行ってみましたが、坂の途中の家が火災で焼けてしまってい

て、焼け跡で茫然としている高校生を見かけました。

墓石はすべて転倒していました。森具地区は特に被害の大きかったところでした。

Img804 震災詩集『ヒマワリ』より。

うちの墓石は石屋さんにすぐ立てなおしてもらったのですが、転倒の際の傷はまだそのまま

です。いつか生活にゆとりができたら建て直そうと思っていたのですが、未だに。因みに、お

隣の石塔も傷だらけのままです。そんな石塔まだたくさんあります。16年を経て、真の復興に

はまだ至ってないということです。

墓地の丘の下をJR東海道線が走っています。

初めて写真を撮って来ました。

Cimg4157

Cimg4166

Cimg4168

昨日の神戸新聞「透視画法」(辺見庸)が、=おわり=と書いてある。最終回だったのか?

しかしこの辺見さんが宮城県石巻市出身だったとは!最終回に今回の大津波のことを書くこ

とになるとは!

「…若い日に遊んだ美しい三陸の浜辺。わたしにとって知らぬ場所などどこにもない。」と書

き、文章の終わりを、「わたしはそれでも悼みつづけ、廃墟をあゆまねばならない。かんがえ

なくてはならない。」と結ぶ。

いつも思慮の深さを思い知らされる文章の連載がこれで終わるのかと思うと、感慨深いもの

がある。

わたしの家から300メートルぐらいの所に野球場がある。

そこから、風に乗って練習の声や球音が聞こえてくる。

高校野球の代表校が練習しているのだ。

あの阪神大震災の年も高校野球大会は開催された。

今年はどんな大会になるのだろうか。

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冊子『阪神大震災』4

2011-03-20 10:29:56 | 震災

冊子『阪神大震災』の続きです。

Img799 画面をクリックしてください。

Img800

Img801

Img802 終。

わたしの家はあの大災害の中では比較的軽微な被害ですみました。それについての私的な

ノートをこの場に公開するのは憚られる思いもしましたし、恥ずかしいことでもあるのですが、

少しでもどなたかの、何かの役に立つようなことがあるかもしれないという思いからです。

忘れられないことがある。

震災直後、電気以外のライフラインが不通でうちの店は営業していなかったが、常連さんが

集まって来ておられた。情報を求めてである。心細さの低減のためでもある。そんな中、カセ

ットコンロで、宮水のコーヒーを淹れ、紙コップで提供した。もちろん代金はもらわない。ところ

が、無理やり置いて行く人があるのである。しかも、1000円札や500円玉を置いて行かれる。

これに困って、それじゃあと100円頂くことにした。ところがである。うちの店のことを、「こんな

時に、お金を取って商売して儲けてる」という風評が立ったのである。悲しいことだった。

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宮水ジュニアまつり将棋大会

2011-03-19 20:00:49 | 将棋

Cimg4149

「宮水ジュニアまつり将棋大会」の審判講師に行きました。

西宮北口の中央公民館六階の601号室です。

早くから計画されていて、多数の応募者から、定員20人を抽選で決めての大会でした。

東北地震があって、どうかな?と思いましたが、2人欠席だけの18人が参加しての会です。

試合開始までの間に待っている参加の子どもの一人が呟きました。

「地震で大変やのに、将棋大会なんかしててええのかなあ?」と。

小学生ですよ。

わたし言いました。

「人間は、いつも緊張状態ではいられないやろ。どこかでストレスを発散せな、体も心も持た

んやろ?病気になるで。たまには、心をほかのことに逃がしてやらなあかんのとちゃうか?」

と。

すると、付き添って来ておられた母親が、同意するように深くうなづいておられました。

将棋は、プロ野球のように、電気を煌々と点けて、ピーヒャラドンドンやるわけではなく、許さ

れるのではないでしょうか。この子どもの言葉、ナベツネに聞かせてやりたいです。

Cimg4151

Cimg4152

Cimg4153 真剣な顔です。

2時間の大会を無事に終えて、賞品も渡しました。しかし、用意して頂いていた賞品が一つ余

ったのです。で、わたし、ある子の名前を読み上げ、「この子に上げたいと思います」と。

みな怪訝な顔をしました。その子、一人6戦全敗だったのです。

「普通、5回も連敗したら、嫌になって帰りたくなるもんやけど、最後まで頑張りました」と言っ

て賞品を授与しました。すると、ほかの子から不満の声は一切なく、拍手が起こったのです。

後ろで参観の母親たち保護者からも拍手が起こりました。

わたし、うれしかったです。

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冊子『阪神大震災』3

2011-03-19 10:43:27 | 震災

前ページの続き、「阪神大震災」3回目です。

Img795

Img796

Img797_2

Img798画面をクリックしてください。

以下つづく。

今回の東北震災はあまりにも被害が大きく、しかも原発事故で複合的な問題もあり、状況は大きく違いますが。

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阪神大震災 2

2011-03-18 22:44:35 | 震災

宮城県の「ぶんぶんさん」こと森文子さんからお手紙が届きました。

電気ガス上下水道不通の辛い生活の中で書いて下さったもの。

書いてる途中で、給水車へ行くなど急な用事が入ったりしたのでしょう、何日かかけて書いて

下さったもの。

便せん3枚に、自筆のイラストも添えて。

取りあえずお元気のようでうれしかった。

Cimg4146 ぶんぶんさん、掲載お許しを。

彼女のブログです。http://shingetsu-usagi.com/blog/

冊子「阪神大震災」の続き。

Img791

Img792 画面をクリックしてください。

Img793

後も続きます。

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阪神大地震

2011-03-18 14:42:55 | 震災

手づくりの冊子「阪神大地震」です。

Img785

Img786

Img787

Img788

Img789

Img790画面、クリックしてください。

後、続きます。

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子どもの笑顔。

2011-03-17 21:09:49 | 将棋

今日も重苦しい一日でした。

その中、「子ども将棋教室」で、用海公民館へ行きました。

各家庭も不安の中で、今夜、子どもたちの出席は少ないだろうと思いました。

やはり出席者はいつもより10人ばかり少なかったです。

だけど23人がやって来ました。うち女の子が5人、これは多い。

子どもたちは明るい笑顔です。ふざけあいます。

わたし、いつもと変わりなく将棋の授業をしました。

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良かった!

2011-03-17 15:21:42 | 日記

心配していた宮城県の森文子さんからコメントが入りました。

電気が通ったそうです。

良かったなあ、と思います。

以下 ↓

森です 無事です
ご心配おかけして 申し訳ありません
そして 温かなお心遣い ほんとうにほんとうに ありがとうございます
涙ながらに ブログ読ませていただきました
航空写真でも おわかりのように うちのあたりは そうひどい被害はありませんでした
壁や窓が 壊れたところもありましたが まだまだいいほうです・・・比較するのも心痛いですが・・・。
神戸の方々が 目覚しい復興をなさったことが 私達の心の支えになっています
きっときっと 希望の光は 少しずつ 灯って 広がっていくはず
所在不明の 友人だけでなく 見知らぬ方々が 気がかりですが
今は やれることを 力になれることを ひとつひとつ やっていきます
・・・しかし もともと 好きではなかったですが「天罰」って・・・ことばが足りない なんて レベルの問題じゃありませんね 

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アメニモマケズ

2011-03-16 16:26:52 | 日記

気が重く食欲が出ません。

原発事故現場で苦労しておられる人たち、どうか、粘り強く、諦めず、お願いします。

抑え込みに成功したら、どうかゆっくり休んで下さい。

コイン精米所に行きました。

30キロを精米しているところに、若い父親が小さな男の子を連れて精米にやって来ました。

子どもが精米機を覗きます。

「これが玄米やで。ほんで、この機械を通ったらこうなって、これが白米」と教えてやりました。

すると何か口の中で呟き始めました。機械の音でよく聞き取れません。

中に「ゲンマイヨンゴウ…」とかいう声が聞こえます。

わたし、彼の口に耳を近づけました。すると彼は、「アメニモマケズ」を暗誦しているのです。

「えっ?宮沢賢治のアメニモマケズ?」と聞くと、頭をこっくり。

さすがに「よだかの星」は知りませんでしたが、すごいですね。

「何年生?」と聞くと「…」。「幼稚園?」と聞くと「…」。

お父さんが「今日卒園式でした」と。

彼は「今度、一年生」と言いました。

そう、今日は彼にとって微妙な日だったのです。

因みに「卒園式」という言葉は正式な言葉ではなく、幼稚園でも「修了証書授与式」ではなかっ

たか?自信はありません。だけど少なくとも「卒校」とはいいませんからねえ。

世の中には、無名の人でも、尊敬に値する人がおられるものです。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011031600093

それに引き換え、こんな時に「天罰…」などと言い放つ有名人もいらっしゃいますが…。

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2011-03-15 19:57:03 | 日記

どうか原発事故が無事に終息しますように。

祈らずにはおれません。

「輪」はただいま、おすすめ定食の表示を控えさせていただいております。

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衛星写真

2011-03-14 19:19:32 | 日記

テレビを見ていて、目を覆いたくなります。そして耳を蓋したくなります。心が重く重く沈みま

す。しかし、この現実から目をそむけてはいけないのでしょう。

今日お見えになったお客様のお一人が、店でかかっているテレビを見て「同じことばっかりや

っとる。もう飽きた」とおっしゃいました。わたし、この人の人間性を疑いました。まるで、映画

の再放送を見ている感覚です。わたしより年上の人です。初めて来られた人です。まったくバ

カな人です。頭に来ましたが、堪えました。だけど、わたし、ブスッとして無視するように無愛

想に接しました。商売人じゃあないですねえ。

PCで、被災地の被災後の衛星写真が見られることが分かり、角田市の文子さんの住所を入

力しました。けっこう詳細に画像が出ました。それによると、その辺り大丈夫の様子でした。ち

ょっと一安心です。ただ文子さんは仕事でアッチコッチ行ってはりますので、まだ少し不安は

残っています。

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悪魔か!

2011-03-13 19:41:20 | 日記

悪魔の所業としか思えません。

何もする気になれないのですが、原稿を書きました。

先日インタビュー取材した地域情報誌『宮っ子』5月号の「わがまちこの人あり」。

一気に書き上げました。

芦屋の宮崎修二朗先生のお宅にお邪魔して、2時間ばかりお話をして来ました。

貴重な話なので、録音させて頂きました。

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警報

2011-03-13 08:43:07 | 日記

11日(金)、午後3時ごろ、PCでどなたかのブログを見ていた時、画面に赤い字で「大津波警報」が出ました。あわてて、TVをつけてみると、すでに特別番組が始まっていて、漁港の様子が写されていました。その時、まだ津波は来ておりませんでした。そこへ、大阪から娘たちが車でやって来ました。地震のことを言うと、知りませんでした。娘もTV画面にくぎ付けになりました。やがて港に津波がやってきました。おとなしく、しずしずと言った感じで水が陸に上がって行きました。その後はもう、TVを見ている者が茫然とするような信じられない光景が映し出されて行きました。やがて、わたしの家の外で大きな音がしました。人の声です。外へ出ると、隣の学校の屋上にある大きなスピーカーから大音量で、この地、瀬戸内海地方にも「津波注意報が出ております」と流れていました。このスピーカーは、新しく建った校舎の屋上につい最近設置された防災用スピーカーです。一気にこの地も不安になりました。もしも南海沖地震が来れば、と思ってしまいます。関東、東海、南海地震は連動して起こるといわれています。今のところ、この地は注意報だけですみましたが、油断はできません。それにしても、わたしの家は、新しい校舎のすぐそばにあり、ここが緊急避難場所に指定されており、警報などが防災スピーカーから大音量で発せられます。もしもTVをつけてなくても知ることが出来ることが確認されました。その点では安心しました。家内と話しました。もしも「大津波警報」が出たら、すぐに学校に逃げようと。その時、お互いの所在が分からなくても、探すことをせず、すぐに一人で逃げること、と。津波では、お互いを探してる間に、間に合わなくなることが多いのだと報道で言っていました。それにしても、このブログにもよくコメントを下さり、つい最近も個人的に交流をした、宮城県の森あやこさんの安否がわかりません。とても心配です。彼女のブログも、11日午後から更新が途絶えています。彼女はいつも、一日に何度も更新をしています。それがいつ開けても11日朝に書かれた画面しか出ません。個人的にメールも送りましたが、全く返事がありません。角田市は多分、震度7ぐらいだったと思います。とても心配です。当然停電してるでしょうし、避難もしているでしょうから、PCを触る状況にはないでしょう。とても新しい更新はムリと思われます。きっと、無事でいてくれると信じていますが、心配です。

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言葉がありません。

2011-03-12 16:35:57 | 日記

言葉がみつかりません。

宮城のあやこさん、無事でおられますように、祈ってます。

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