佐渡は民謡と伝統芸能の島。
私がまだ子供の頃のことです。雪深い年越しほどない頃の夜から、私の父はしばしば夕食を終えると出かけていたものです。当時の私のような子供が布団に入る頃です。周囲の静けさの中には、ずうっと遠くから太鼓の音が聞こえたものです。
そんな私が少し大きくなり、小学生になった頃。好奇心に誘われ父について行ったことがあります。練習場所はかつて私が通っていた保育園でした。夜になるとそこは村の鬼太鼓の練習場所となっていたのです。その頃の父はすでに太鼓をたたく現役と言うより、村の若者達に鬼の方の舞を教える立場であったと思います。
私の実家はずいぶん昔に建て替えられていますが、昔の家の神棚の下には父が使っていた太鼓をたたくばちがあったことを覚えています。今でも昔の家の風景は目に浮かびますが、そんな風景の一つにそのことを思い出します。いつしか、兄家族が実家にもどり、父に代わって鬼太鼓に関わるのは兄になっていました。
http://www.youtube.com/watch?v=mm0Rr6T8rPg
鬼太鼓
一度だけ兄が舞うのを見たことがあります。
当初舞う予定はなかったようなのですが、皆がやれやれとはやしたことからだったと思います。既に亡くなった祖父母が存命中だったと思いますが、もはや記憶も遠のいています。
佐渡の鬼太鼓は島内各所。つまり村ごとと言って良いでしょう。鬼組というものがあるのです。私の想像ですが、今でも年を越した一月か二月には各村でも同様に、村の若者達が集まっての練習が始まるだろうと思います。今居ます居所付近にあってはどうもその音が聞こえませんが、今頃になりますと練習も佳境に入っているのではないかと想像するのです。
YouTubeで「鬼太鼓」と検索をかけますと、色々出てきます。あれこれクリックしますが、どれもこれも私の生まれた地区の鬼組のものとは違う気がします。先に紹介しているものは中でも近いものと思いリンクしてみました。もはや遠くに過ぎた幼き頃のあの音。そして鬼の舞。鬼太鼓と言えば、私の記憶と思い出の中にあるものが正調であり、正真正銘のものであると身びいきながらも思ってしまうのです。
【YouTube】
http://www.youtube.com/watch?v=NzWdXr0U2LA&feature=related
佐渡鬼太鼓
http://www.youtube.com/watch?v=a75yIi8Bf8Y&feature=related
新穂山王まつり 舟下鬼太鼓
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2010年 地理の部屋と佐渡島 World FolkSong
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http://blog.goo.ne.jp/dachasnowman/
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ありがとうございます。わざわざ。
さて、言われるとおり、獅子付きと
無いものとまずはふたタイプ。
さらに、舞からなにから微妙に地区
ごとで違うと言って良いでしょう。
祭りの日は一軒一軒鬼がまわります。
これがまた一軒一軒進んできますから、
当日は次第に来る来ると言う感じにな
ります。素朴な祭りの風景です。
獅子舞とセットのと、単独の舞と、2種類あるんですね。単独の舞のほうが見どころが多い。獅子舞と組んだほうは、獅子と対決姿勢だけれど、何か由来があるのかな、とか、そんなことを書いたのでした。
太鼓の音が耳に心地よいです。
世界の音楽旅を久しぶりにしましたが、
やはり日本も忘れちゃいけません。
佐渡を代表する伝統芸能、他にもあり
ますし、民謡だって幾つかあります。
小さな島ですが、ちょっとした文化圏
をなしているかのようです。
本当にそう思います。
日本の祭りは農耕という産業を
基盤として神事と結びつくもの
だと思います。それにプラスア
ルファありますしねぇ。
一方、キリスト教文化圏は特に
宗教上の祭りが先立つものでは
ないかと思います。
まぁ、素人考えですけど..。
ついでに言いますと、桃の節句、
端午の節句、七五三など子供を
ベースとした祭りもあり、この
辺は世界的に見ても珍しいもの
と思います。
いいものですね。
佐渡・鬼太鼓、・・・・・・。
見ました。
見せていただき、siawase気分です。
昨日も、コメント&応援ポチに、恐縮です。
最近思い始めたことに、日本ほど祭り好きな
民族は無いのではということです。
日本の何処でのお祭りが、例えば米国では如
何でしょうか、国を上げての祭りはあります
が地域の祭りはあるのでしょうか。
動画をしっかり拝見しました!
お元気ですか。そして、おめでとうござい
ます。私的事ですからこれ以上は控えまし
て、とにかく子供時代の懐かしい思い出が
重なる鬼太鼓です。あちこちで練習がある
と思うのですが、私の居所からはその音は
聞こえません。残念です。
大人になった今、見てみたいですね。春の訪れを鬼太鼓の練習の音で感じるなんて、いい土地ですね。
近所でロケット花火の音を聞くと、もう夏だな~って感じるのとはえらい違いww
やはり佐渡人であるなら鬼太鼓。
なんて所でしょうかね。これから
一月半もしますと、いよいよ本番
です。田の仕事が本格的になる直
前のころ。春本番の佐渡は鬼太鼓の
音でにぎわいます。
同様の体験がおありなのでしょうかね。
故郷の伝統芸能。地区ごとに受け継が
れているものと思いますが、やはり祭
りの前には練習があるはずですしねぇ。
国分寺で見たものは佐渡のどの地区かなぁと
思いました。本当に違うんです。私の実家の
あるところは獅子がつきませんが、獅子がつ
く地区もありますし、太鼓のたたき方にも
違いがあるようです。
親戚のおじが鬼を踊っていました・・・
お面をとっても、自分の親と気がつかず、いとこの子が泣いていました・・・
面白いですね。
小さいころ、やっぱり夜更けに太鼓の音を聞いた覚えがあります。
少し怖い感じが残っています。
和太鼓もまた愉しですかね。
お元気で
今日もスマイル
あります。勇壮で神聖なものを感じますね。
こういう風習というか伝統はいつまでも
続くといいですね。
もうずいぶん昔の事ですので、
記憶も曖昧かも知れません。
しかし、島内各所でいまだに
鬼太鼓がみられますから、や
はりその伝統は守られていま
すね。15日の所もありますし、
16日の所もある。地域ごとに
微妙に、あるいはダイナミック
に異なる場合もありまして、
一つ一つ見て歩いたら、たい
へんでしょうね。でも、それが
嬉しいですね。
鬼太鼓と大獅子が各家々を訪ねて舞いを披露します。
小学1~2年生になると「打ち子」として
鬼太鼓に参加しました。
その後、鬼として舞ったこともあります。
佐渡全島に鬼太鼓がありますが、それぞれ太鼓のリズムや鬼の舞い方が違います。
今でも祭りが近くなると太鼓の音が心に響いて
きます。
立春が過ぎると毎晩神社に集まって練習して
いました。
youtubeの中に「原宿in佐渡」の映像がたくさん
ありました。
毎年秋に行なわれていましたが、数年前になく
ありました。
懐かしく拝見しました。