地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

TRYX三兄弟

2005年05月02日 23時58分52秒 | 趣味と管理人から
 東芝のトライエックスの兄弟機種は三機種以上ある。しかし、トライエックスと銘打たれた機種の内でも、写真の三台はまさに三兄弟。なぜなら短波受信=BCLに重点を置いた短波専用のスプレッドダイヤル搭載の機種であるからだ。

 周波数直読という意味では、先行するスカイセンサーや松下のクーガに後れをとる事になってしまったが、家電ラジオの領域という考え方にたてばそうそう悪くはない。むしろスカイセンサーやクーガシリーズが家電ラジオの領域を飛び越えていってしまったと見ればよいのかも知れない。

 「ほどよい」といえばよいのか。安価で手軽という意味ではそのコストパフォーマンスは低くはない。中でも1700(左手前)のそれはぬきんでているものとも思う。訳のわからぬモールス信号練習用スイッチはご愛敬だが、BFOさえ備えていればその完成度を考えれば相当な評価を得られたであろう。その点は2000(後ろ)で完結する。

 とにかくこの発想の原点は1600(右手前)にある。作りの安っぽさは否定できぬが、放っても置けない魅力をもっている。今となっては売れなかった原因をとやかく言うよりも、今こそ確保しておきたい一台となっている。三台共にシングルスーパー。時代の趨勢は家電ラジオでもダブルスーパーへと移行していく中。孤軍奮闘の直読を狙った機種であった。改めて並べてみるとスプレッドダイヤルの作りも価格に応じた作りである。今一息精度と完成度の高いスプレッドダイヤル、それとマーカーが奢られていたらと思う。完動美品のコレクションを狙うには困難な三兄弟である。

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2 コメント

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もう一つ (かんりにん)
2005-05-03 16:27:44
CafeOndaそね様 コメント2つですね。ありがとうございます。



 思い起こすのは、性能とデザインで5900と2200。でも、隅に置けないのがTRYXだったと思います。特に2000は堂々としたボリューム感と、メカニカルな雰囲気を醸し出しているロッドアンテナが受けていたと思います。また、Xタルマーカーでダイヤルの補正をするので、その正確さにも向上が図られていました。当時のマーカーというと、Xタルと書かれることで高性能感と安心感がありました。



私の好みとしては1700が一番かな..。最初に入手しようと思ったのは1700でした。
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Unknown (CafeOndaそね)
2005-05-03 15:53:04
またまた失礼します。

またまた懐かしい三兄弟をお持ちなんですねぇ。

この機種も良かったですよねぇ。

1600はラジオのCMが面白かったのを覚えてます。

宇宙人の声みたいに...

「トライエックス1600 トウシバデス」みたいな感じで。



信号発生器(SG)のようなチューニングダイヤルは好きでした。

2000の完成度は高いですよね。

これはチューニングダイヤルの校正機能が付いているようですね。

その点では一歩進んだラジオでしたね。



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