団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★逢はでこの世を過ぐしてよとや

2022年07月20日 | 誇れる日本

 ねずさんの和歌の解説を読む度に如何に勉強してこなかったかを思い知らされます。いまさら勉強する意欲もないのが情けないですが、その程度の男である証拠です。

  それにしても、女性がここまで自由に活動出来る国を造り上げていた日本には改めて感動させられます。
  やはり、もう一度教育に和歌を取り入れるべきでしょう。日本の素晴らしさを知るには和歌の勉強は欠かせない。

  何時ものように全文をリンク元で読んで下さい。

  ねずさんの学ぼう日本より      2022/07/13

  逢はでこの世を 過ぐしてよとや

  ・・・略

 伊勢の歌は、古今集に23首、後撰集に72首、拾遺集に25首が入集し、勅撰入集歌は合計185首に及びます。
これは歴代女流歌人中、最多です。
そして伊勢の家集の『伊勢集』にある物語風の自伝は、後の『和泉式部日記』などに強い影響を与え、また伊勢の活躍とその歌 は、後年の中世女流歌人たちに、ものすごく大きな影響を与えました。

 百人一首で、伊勢の歌の前後を見ますと、
17番 在原業平(輝かしい王朝文化)ちはやぶる神代も聞かず竜田川
18番 藤原敏行(身分差と恋の葛藤)住の江の岸に寄る波よるさへや 
19番 伊勢  (・・・・) 難波潟短き蘆のふしの間も
20番 元良親王(心と権力の葛藤) わびぬれば今はたおなじ難波なる
21番 素性法師(兵士に捧げる祈り)今来むといひしばかりに長月の
という流れの中に、伊勢の歌が配置されています。

 伊勢のところの(・・・・)には、どのような言葉が入るでしょうか。
筆者はここに(権力から祈りへ)という言葉を入れたいと思います。

 伊勢はもともとは、関白藤原基経、左大臣仲平らといった政治権力の中枢にいた女性です。
けれど仲平との別れを経て、祈りの世界の住人である宇多天皇やその子の敦慶親王と結ばれて子をなしているからです。
このことは伊勢が、「権力の世界」から「祈りの世界」へと、生きる世界を昇華させていったことを示しています。

 そしてその伊勢の心の成長を、百人一首の選者の藤原定家は、国家統治を権力ではなく、祈りの世界において神々と接触される天 皇をこそ国家の頂点とあおぐ形(これを古語でシラス(知らす、Shirasu)と言います)へと昇華させ、完成させていった 日本の統治の形に重ねたのではないでしょうか。

 いまも天皇は国民の安寧を日々祈られる祈りの御存在です。
伊勢の和歌は、我が国が天皇のシラス国であり、天皇のもとに老若男女を問わず、すべての人が「おほみたから」とされてきたこ とを象徴する歌です。
言い換えれば伊勢の歌は、究極の民主主義を謳歌する歌です。

 そして伊勢の歌は、
哀しいまでの女性の勁(つよ)さをあらわした歌でもあるのです。

  女性の権利をいたずらに騒ぐリベラリスト達にこそこの和歌の素晴らしさを勉強してもらい如何に日本が素晴らしかったかを理解して欲しいものです。
  と言うか、そういう教育を邪魔しているのがリベラリストというのも最高の皮肉ですね。


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