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★習は南アの「BRICS」首脳会議に出席したが、重要演説をスキップ

2023年08月26日 | 中国

 

追い詰められた習皇帝が経済対策もせず「BRICS」首脳会議に出席したがここでも重要演説をスキップしたようです。
  宮崎さんが取り上げてくれています。習皇帝はもうChinaを諦めたのでしょうか。そうであれば面白いのですがそうは甘く無いのでしょう。
  自棄糞で台湾進行もあるのかも。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和五年(2023)8月24日(木曜日) 通巻第7878号 <前日発行>

 中国に迫る「リーマン・モメント」を投資家が懸念する状況下に
 習近平は南アの「BRICS」首脳会議に出席したが、重要演説をスキップした

 BRICSの会議前の鼻息は荒かった。
ヨハネスブルグで8月22日から開催されている「第十五回 BRICS首脳会議」は主催国の南アのラマポーザ大統領、インドのモディ首相、ブラジルのルラ 大統領、中国の習近平首席が顔をそろえた。ロシアはプーチン大統領が逮捕される可能性があるためラブロフ外相が代理出席した。

 プーチンはクレムリンからオンライン参加し「BRICSはPPP(購買力平価)で比較すれば世界のGDPの31%をしめ、G7の30%を超えている。 BRICSは明らかにG7に対抗できる。欧米はロシアの正統な海外資産を不当に凍結した。こうなると世界の脱ドルは不可逆的である」と威勢の良い演説を繰 り出した。

 ところが習近平は重要演説をすっ飛ばした。
かわりに商務大臣が中国を代表して演説し、脱ドルとG7を超える目標を語った。このBRICSにはアフリカ諸国ならびに中東から50ヶ国の首脳が出席していた。

 習は何故、初日演説を飛ばしたか? 
 8月10日にバイデンは「中国経済はチクタクと鳴る時限爆弾だ」と比喩したが、例の失言癖は知れ渡っているから、さほど問題としてメディアはなかった。 ところ「四十年の成長は終わった」と書いたウォールストリートジャーナルが連日、悲観論を展望し、8月22日付けは「国際金融筋は中国がまもなく『リーマ ン・モメント』に直面する」と警戒態勢に入った」と報じた。
つぎつぎとデフォルトを繰り返している中国の社債の行方を予測すれば、中国発の金融恐慌は時間の問題である。

 また中国の庶民は現金をかき集めての待機に入った。不動産暴落を待って底値で買いたたきの準備である。一方、財産を売って英国へ移住した香港人は、英国でまだ三分の一しかフルタイムの就労ができていない。これも習近平の香港政策の失敗に起因する。

 外国からの投資が激減し、不動産バブルは明らかに崩壊し、自転車操業をささえるペダルをこぎ続けられるカネが払底し、未曾有の金融危機に陥ったことを、 どうやら習近平は知覚できたようだ。BRICS会議の演説なんぞより部屋に籠もっての対策だったのか、それとも持病が悪化したか。「非ドル化が不可逆的で ある」ではなく、「バブル崩壊による中国のリーマン・モメントが不可逆的」なのである。

 なおBRICS会議を「見に来た」のは、一応参加希望を表明しているサウジ、カザフスタン、イラン、ベトナム、インドネシアなどだが、いずれも中国からの投資に惹かれている共通項がある。
 これらの参加問題をめぐって五ケ国の足並みが揃わないようである。

  それにしても、腹黒い奴等が世界組織を作っても本当に役に立っているものは殆ど無いのでしょう。
  金の亡者達が欲の為に作った組織なんてまともに動くことは無いのでしょう。人間なんて本当に哀れです。


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