第3552回などで何度も取り上げてきた集光式太陽光発電の話題がありました。動きは遅いようですが、少しずつは進んでいるのでしょうか。
太陽光発電を共同研究している宮崎大と大同特殊鋼(名古屋市)が、国内最大規模の集光型太陽光発電装置を宮崎市学園木花台の同大キャンパスに設置した。今後、気象状況と発電に関する資料の集積と、分析や耐久性の研究を重ね、国内での装置普及や効率化を目指している。
この装置は、アクリルレンズ(16センチ四方)で光を集め、小型で高性能の太陽電池(5ミリ四方)に照射して発電する。このレンズと太陽電池を多数並べた発電パネル(縦7メートル、横10メートル)が、最適な角度で光を受けられるよう自動的に太陽の位置を確認する。最大で14キロ・ワット発電でき、大学内で消費する。
同大と同社によると、集光型太陽電池は、現在主流のシリコン系太陽電池と比べて約2倍の発電量がある。材料費もシリコン系では1平方メートル当たり1万円かかるが、アクリルレンズだと3000円に抑えられる。・・・以下略
参考: 宮崎大学 → 14KW集光型太陽光発電システム完成式典を挙行
ECO JAPAN → Technology 自然エネルギー:集光型太陽電池
今度も純然たる商取引ではなく大学との共同研究のようですね。純然たる商売としての設置はまだまだ先なのでしょうか。
それにしても、アクリルレンズだと3000円という材料費はレンズに加工しての値段でしょうか。こうした価格は初めて公開されたように思いますが、これがどの程度安いのか判断がつきかねます。それでも何万円というよりかなり安そうな雰囲気はします。
どうせなら既設の設備に後付できるものが出来ると良いですね。採算が合うものが出来れば付けてみたいものです。
実現は近いかな!
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