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★フェイスブックの野望「リブラ」(暗号通貨)が沈没寸前

2019年10月28日 | マネーゲーム

  仮想通貨とか暗号通貨と言われても全く理解出来ませんが、実際に世界に通用する単一通貨があれば便利でしょう。只し、絶対にマネーゲームに使えないシステムでなければ1%のグローバリストが儲けるだけになりそうです。

  そんな野望を抱いたのかフェイスブックが考えた「リブラ」が、金融業界の反対で頓挫しそうなのだそうです。当然の結果なのでしょうが、何となくグローバリズム同士の戦いに思えて嫌な感じです。

  宮崎さんが詳しく解説してくれています。

 宮崎正弘の国際 ニュース・ 早読みより  令和元年(2019)10月22日(水曜日。祝日) 通算第6246号  

 フェ イスブックの野望「リブラ」(暗号通貨)が沈没寸前
  G20財務相・中央銀行総裁会議は強硬に反対に回った

 「リブラ」が沈没し始めたようだ。
 フェイスブックが、デジタル通貨として、いきなり世界に流通させようとしてきた暗号通貨である。計画の発表以来、スイ スに本店をおくという構想に世界の大企業が飛びついた。

 西側の政府、中央銀行あげて反対の旗幟を鮮明にして、傘下企業の圧力をかけた過程で最大のヴィザカード、ペイパル、マ スターカードがプロジェクトから脱落、前途が暗雲に覆われた。この三者が抜ければ、残りは滓、大きな後退はフェイスブッ クにとって死活的な状況となった。

 10月17日から二日間にわたってワシントンで開催されたG20財務相・中央銀行総裁会議は「当面、リブラは認めな い」との結論を出して閉幕した。
G20が最大の反対理由としたのは不正利用、ハッカー対策が不十分であり、深刻なリスクがあるからだ。

しかし各国政府の思惑は課税方法が曖昧であることにあり、また財務省のホンネは、通貨政策という管理管轄領域を飛び越え る無国籍な通貨の発行は、中央銀行の領域を侵犯されるからだ。通貨発行でえてきた発券業務の収入も大きく脅かされること になり、どの世界でもそうであるようにニューカマーには不寛容である。

かくしてリブロ沈没の近未来がみえてきたが、ファイスブックは強気な姿勢を崩さず、加盟企業が減っても予定通り発行する としている。

  結局は旧来の勢力によって潰されたということでしょうが、いずれにしても、こんなものが出来ると1%の金持ちが益々儲けて格差が広がるばかりになりそうな気がします。
  どうせなら、マイナス金利で通用すれば面白いのじゃないでしょうか。地域通貨の世界版です。持っていれば価値が下がるとなるといかな金持ちと雖も貯めようとはしないでしょうから。デジタルならこんなことも簡単に出来るのじゃないでしょうか。

いずれにしても、危なそう!

  何て書いてたら、ザッカーバーグがアメリカが認可するまで発行しないと発言したようです。

  産 経ニュースより    2019.10.24

   FB トップが下院で証言 米認可までリブラ発行せず

 【ワシントン=塩原永久】米交流サイト大手フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO) は23日、米下院金融委員会で証言した。暗号資産(仮想通貨)の「リブラ」について、「米当局から認可を得られ るまで全世界で発行に関与しないことを明言したい」と述べ、2020年前半を目指すとした発行計画の遅延を容認 する方針を示した。

 ザッカーバーグ氏は同委員会で、リブラの事業化をめぐり「対処が必要となる重要なリスクがある」と認め、金融 システムの安定やテロ対策などの懸念に対して十分な対策を講じた上で発行する意向を表明した。

 一方で「中国が数カ月内に同様の事業に乗り出すべく迅速に動いている」と述べ、米政府に国際的な競争に乗り遅 れないよう対応すべきだと迫った。

 ムニューシン米財務長官が22日の下院の公聴会で、フェイスブックが目指す20年前半のリブラ発行は「時期尚 早だ」と述べ、早期の事業化に反対する立場を強調していた。

 ムニューシン氏は、リブラにはマネーロンダリング(資金洗浄)など不正流用の防止策が求められると指摘。発行 の条件として、いくつかの「根本的な課題」を解決する必要があると述べた。規制当局として時期尚早との考えを フェイスブック側にも直接伝えた。

 ザッカーバーグ氏は22日に公表した証言書面で「管轄が異なる30以上の規制当局者と会談した」と明らかに し、各国当局と協力する考えを示していた。

  諦めたのか、それともまだまだやる気でしょうか。


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