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ある日どこかで

2007年05月18日 11時39分23秒 | 洋画1971~1980年

 ☆ある日どこかで(1980年 アメリカ 103分)

 原題/Somewhere in Time

 監督・制作/ヤノット・シュワルツ 音楽/ジョン・バリー

 出演/クリストファー・リーブ ジェーン・シーモア クリストファー・プラマー

 

 ☆リチャード・マシスン『Somewhere in Time』より

 1912年、ミシガン州グランド・ホテル。

 映画はどんどんと進化して、筋立てもどんどん多岐にわたってきた。でも、この作品は、基本がいかに大切かってことを、あらためて思い起こさせてくれる。いってみれば、古典的な時間跳躍恋物語なんだけど、こういう世界は、たぶん、好きな人は少なくないんだろう。

 この作品の良い面は、人物配置から恋の発端と邪魔と成就と破綻まで、セオリー通りにきちんと組まれている事で、予定調和ながら見事な出来映えだっていえる。もちろん、予定調和ってことは、誰にでも結末が予測でき、その予測どおりしっかり終わるってことだけど、それ以外の結末だったら怒るっていうくらい、この映画の場合、がちがちに作られていて、しかも、観客の期待を裏切らない。

 いってみれば、奇跡のようなタイムスリップ物だ。

 邦画だと『時をかける少女』になるのかもしれないけど、こちらの場合、いろんなアレンジが可能だ。けど、この映画は、これでもういいし、アレンジする必要はまったくない。

 物語についてふれるのはやめよう。こんなブログで読まなくても、大勢いるファンがホームページを作ってくれてる。ぼくがつまらないあらすじを書いたりすれば、この映画を大切にしている人に失礼になるもんね。

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