◇マタギ(1982年 日本 103分)
原作・監督 後藤俊夫
◇本物の熊と雪
ぼくはこういう作品は好きだ。
当時はCGとかないし、おもいきり手作りの映画で、その好さはしみじみと感じられる。
ただ、なんで老マタギと孫なのかな~とおもったりもする。邦画はこういう物語をつくるときになんでか知らないけど子供が出てくるような気がするんだけど、そんなことないんだろうか?とはいえ、老マタギに女性が絡んでも邦画の場合は妙に生臭くて湿っぽいものになる恐れもあるし、まあ仕方ないか。
それにしても、この後藤さんっていう監督の撮るものはほんとに一貫してるね。これから後も『イタズ』や『オーロラの下で』とかあるし、独立プロ運動の中に身を置いてきただけのことはあっていかにも現地に密着したロケをしてきたんだな~って感じの絵作りのようにも感じられる。
こういう映画はほんと少なくなったな~。